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邂逅 〜海の街で

4月のカンボジア正月三が日返上でずっと仕事してて、今もまだ続いてます。
去年のクリスマスからやまない副業フィーバー。

そんな中、ちょっと無理して旅行してました。
いや、そんな余裕なかろうっていうときでも楽しそうなことは外したくない。
普段、十分すぎるくらい引きこもってるけども、自分から動き出すのはほんまに行きたい証拠やねんな。

仕事あっても何でも行きたかったのは、卒業生の披露宴。
彼はシェムリアップ 出身やけど、お嫁さんが海の街シアヌークビル出身ということで披露宴会場は彼女の実家でするという連絡をもらいました。

そして、その披露宴会場で20年ぶりの再会があったんですよ。

新郎である卒業生は、両親が失踪したため親戚のおばさんに育てられてた子やねんけど、その育ての親のおばさんと再会しました。

会ってすぐ分かった

彼女はシングルマザーでもともと余裕があったわけではない。そこにもう1人親戚の子を預かったのが生活の負担になってしまった。
だから、卒業生と彼女の実子をうちで預かることになった。

それから何年間か村を訪問するたびにおばさんにも面会してたけど、実子をおばさんの元に返してからはずっと会う機会がありませんでした。

元気そうでほんまによかった。
会ったとき思わずおばさん同士で熱いハグを交わしてしまったわけやけど、離れたときに彼女は涙ぐんでた。

村の小学校で教師をしながら、シングルマザーとして子どもを育てて、どれだけ苦労してきたか。
当時の教員給与額を思うと、ほんまに大変やったやろうなとわたしも泣けてきました。

わたしは、何事もあんまり苦労した苦労したって言いたくないし、乗り越えてしまえば全部思い出か、なんなら忘れ去るくらいの出来事やったりするけど、彼女と会ってなかった期間はお互いに人生いろいろをもがきながらやってきた。

全部を話さなくてもお互い察した上での涙やったと感じた。

歳を重ねていくにつれて、過去の自分と再会する機会が増えてきた。
それがあるから、今の自分に満足してるか問いかけ直してみたりもできる。
あのころの気持ち、忘れてないよな?って。

歳とるのも悪くないなぁって思えるのは、こんな機会が予期せぬタイミングでくるからやな。

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