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20221003-05 ぶらり箱根旅、水と風

先日、急に思い立ってひさしぶりに旅に行きました。4年ぶりくらいですかね。仕事の関係のないひとり旅としては15年ぶりくらい。箱根に行って参りました。このところガラス工芸にどハマりしていて、ベタに箱根ガラスの森美術館箱根ラリック美術館に行きたくて、その近くの仙石原近辺のお宿をとってぶらりひとり旅。以下、道中記。

✨10月3日
8時に家を出て、おにぎりとお酒を購入。普段は朝ご飯も食べないし、炭水化物を控えているのですが、旅を満喫する体力を蓄積するべくおにぎりをひとつ(具はシャケ)。

その後、地元駅から小田急線で新百合ヶ丘駅へ。ロマンスのカーに乗車して、箱根湯本へ。

BGMはフィッシュマンズ「Go Go Round This World!

10時17分に箱根湯本駅着。この後、13時半過ぎにポーラ美術館経由で宿に行く予定で、3時間ちょっと時間があったので、箱根湯本駅近辺をお散歩。早川沿いを歩いてみて、水の流れの威力が半端ないなと感じ入りました。岩や石とのせめぎ合い、ぶつかり合う迫力、音やにおい。箱根は、水のエネルギーの爆発地なんだなと改めて。だからこその温泉郷。

早川の石畳
エネルギー大爆発

玉簾の瀧へ。水の清々しさと、怖さが共存する種の神聖さ。

天成園さんの敷地内にあるパワースポット
玉簾神社でお参りしたところ、縁結びの神様とのことで、気まずい

ランチは、はつ花さん本店にてせいろそば。

昼から日本酒

その後、湯遊び処 箱根の湯で露天風呂。ゆっくりして、再び13時半すぎに箱根湯本駅へ戻ったところ、事件発生。最寄駅で5000円チャージしたばかりのPASMOがない! 探してもどこにもない! 10時17分には箱根湯本駅の改札を無事に出ているので、その後なくした様子。探したり、交番に届出を出したりしようかと思いつつも、13時43分発のポーラ美術館行き直通バスに乗らなければならず、諦めてバスに飛び乗りました。

水に流す方向で

14時20分頃、ポーラ美術館到着。本当に森の中!

ずっと来たかった美術館

開催中の展覧会は『ポーラ美術館開館20周年記念展 ピカソ 青の時代を超えて』。青の時代と以降の作品によってピカソの系譜を追いながら、箱根の自然のエネルギーも感じる、不思議な体験。

ブルーピリオド
海辺の母子像
静物=ローソク・パレットと牡牛の頭
ロベール・ドローネー「傘をさす女性、またはパリジェンヌ」
モーリス・ルイス「ベス・ザイン」
加納光於「serpentinata VIII」
ゲルハルト・リヒター先生の部屋
敷地内に数々のオブジェ

大充実。想像以上に楽しいひとときでした。ふらっと出向ける都内の美術館やギャラリーとはちがい、「わざわざ行く意味」を含めてとても楽しい体験でした。旅ならでは。その後、まったく土地勘がない中、タクシーで仙石原のホテルへ。5分くらいで着きましたが、歩いて行ったら気絶していたであろう地獄坂のアップダウン。箱根の坂、凄すぎ。そして、たどり着いたホテル、怖すぎ。外装工事中の格安プランのそこそこ大きなホテルを予約してみたら、人がいない! あとおばけ出そう! 怖い!

とりあえず温泉入って、浴衣であたりめを噛み締める
夕ご飯でめちゃくちゃ久しぶりに、おひつの米を。食堂には5人いた。
ポップ多めマッサージ痛すぎ

✨10月4日
ぐっすり眠って、朝6時30分に露天風呂。7時30分に朝ご飯。

たいらげました

9時に出発して、仙石原のススキ草原へ。行く予定ではなかったんだけど、散歩しているうちに、ススキの大群の草原が強風にたなびく壮大な光景が視野に入って、その中心に思わず飛び込みました。

うねるススキ草原
その中に分け入る一本道!モーゼ感!
たまらないレイヤー感、デザインの根源かも

次に箱根湿生花園へ。植物園大好き。モネの絵みたいなお庭でした。

箱根湿生花園には、湿原、川、湖沼などの水湿地に生育している植物が満載

そしてずっと訪問したかった箱根ラリック美術館へ。大ファンのルネ・ラリック先生のガラス作品を観に行きました。至福!

お昼は、じねんじょ蕎麦 箱根 九十九。箱根はとろろ推しなんですね。

蕎麦焼酎「十割」の蕎麦湯わりとともに

14時過ぎ、箱根ガラスの森美術館へ。

最近ガラス工芸が大好きで。たくさんのさまざまなガラス表現を鑑賞できて、とてもとても楽しかったです。感性がずっとふるふるしっぱなし!

ガラス作品、表情がそれぞれに素晴らしすぎる。感動して呆然と。
↓の「風にそよぐグラス」の愛おしさとたくましさたるや。

物体表現が光と影を伴うと体験になるんですね。

滞在時間中、ときめきが止まりませんでした。より深くガラス工芸の研究をしたいと思いました。まずは工房チャレンジから始めましょうかね。来年の目標ができましたね。

その後、17時頃にホテルに戻り、温泉へ。夜は食堂でご飯。4人いました。

ごはん+肉

ゆっくりお風呂に入って、部屋で読書(貫井徳郎先生「神のふたつの貌」森博嗣先生「カクレカラクリ」等)。気づいたら朝。お化けは出ませんでした。

最高すぎる朝飯セット

朝8時にチェックアウト。バスで桃源台へ。平日の朝だからか、バスの乗客は私ひとり。桃源台駅にも人影は見えず、しばらくひとりでぼうっとしていたら、エヴァのネルフの基地見つけました。ごりごりのタイアップ。

この桃源台より、箱根ロープウェイ(山側)に行くか、海賊船(湖側)に乗るか、考えて、この度の旅は水と風のエネルギーにガンガンに揺さぶられているので、海賊船で元箱根港まで行きました。

雨の芦ノ湖
BGMはくるり「ワールズエンド・スーパーノヴァ

元箱根港から箱根神社へ。

大吉!待人、来る、つれがあるの、子連れ?

自然の力と、だからこその怖さと、あらたかな霊性と。箱根神社は正直とても怖かった。神社のみならず、雨や曇天の箱根はかなり怖い。それこそが魅力ですね。またテーマを設定して訪れたいです。そしてバスで箱根湯本へ。

箱根湯本に着いたら、3日になくしたPASMOの捜索大会をおこない、衝撃の事実が。

snacknagako

記名PASMOをなくした時に再発行申請できるって知らなくて、これまでなくしては諦めて新しく買っていたんだけど(馬鹿)。

この度、箱根旅行の初日に5000円チャージした途端になくした際に教えてもらって、初めて再発行申請したところ「該当PASMOが7枚あります」。え7枚? 適当になくして買っていた杜撰な態度があらわに。

なくしたのは箱根旅行の初日10月3日。ロマンスカー10時17分着の箱根湯本駅で改札タッチしてから、ポーラ美術館直行バスが発車する13時43分の間。温泉行ったりお蕎麦食べたりした後、バス停で「ない!」と気づいたんだけど、すぐバスに乗らないとプランが成立しないので、とりあえず現金で乗る。

10月5日に改めて箱根湯本駅にて再発行申請すると「7枚全部だと、7枚分の書類に記名した上で手数料1020円×7枚分かかります」とのこと。えそんなに? では、一昨日箱根湯本駅で最後にタッチした履歴のあるカード1枚を特定できるかと聞いたら、できないとのこと。

7枚全部いつのカードかわからない。じゃあもう何でもいいから、どれか1つ再発行できますかと聞いたら「選ぶことに責任取れないし、同姓同名の別の方の可能性も否めないので難しい」とのこと。そりゃそうですよね。電話番号や生年月日も登録しているから特定できるだろう、とこちらは思うけれど、管理する側はより慎重に対応しますよね。

結局、交番にて落し物申請して、現金で最寄り駅まで帰ってきました。自分が記名PASMOという物体を、システムを度外視してめちゃくちゃ雑に扱っていたのだと気づいて衝撃を受けました。これからは大切にします。箱根湯本の駅員さん、丁寧にいろいろと教えていただいてありがとうございました!
1週間前

SNACKNAGAKO
帰りにもまた水のパワーを浴びる
ビールとお寿司で、ロマンスのカーで、帰宅

無事に2泊3日の箱根旅行を終えました。何も用意せずにふらっと行ったのですが、めちゃくちゃ楽しかったです。また行こうと思います。

ススキノ

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