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【ビジネス・経営】弁護士(予定)が簿記2級を受けたらこうなった②〜教材編【簿記2級】

弁護士も間違いなく経済人の一人
司法試験に受かって開業準備中の身で、お金の勉強の一環として、簿記3級に続いてチャレンジ
事の顛末を全3回で綴る
その2回目

1回目①〜戦歴編はこちら


使用教材

インプット

①「みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商2級 商業簿記」「工業簿記」(滝澤ななみ著、TAC出版)
②ふくしままさゆきYouTube動画「簿記2級 商業簿記」「工業簿記」
③ふくしままさゆきKindle「独学応援!ホントに理屈っぽい!簿記2級商業簿記」「独学応援!ホントにわかる!簿記2級工業簿記」

①「みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商2級 商業簿記」「工業簿記」(滝澤ななみ著、TAC出版)★★★(★★★★★〜★で独自評価)

最初に読んだテキスト
選んだ理由は、FP試験のときに同シリーズを使っていたから
そこまで吟味したわけではないが、一般的な教科書としては良かったと思う
「一般的な教科書としては」というのは、後記のふくしま氏の教材と比べると顕著であるが、得点に直結しない理屈はなるべく省き、暗記すべきを暗記させ、短期合格を目指す本としては、という意味

逆に言うと、テキストだけ読んでいると、なぜそうなるのか理屈が分からない部分が多々ある
そういう部分が気になる人は、ネットなどで自分で調べて補充する必要がある

②ふくしままさゆきYouTube動画「簿記2級 商業簿記」「工業簿記」
③ふくしままさゆきKindle「独学応援!ホントに理屈っぽい!簿記2級商業簿記」「独学応援!ホントにわかる!簿記2級工業簿記」
★★★★


簿記試験界隈では有名な、ふくしままさゆき氏の簿記2級用教材
タイトルにもあるようにかなり理屈っぽく、何でそうなるのか根本から解説してくれる

①のテキストだけでは理屈が分からないことが多く(特に工業簿記)、根本から見直そうと思い、①のテキストを一巡した後に本教材を開始
簿記3級のときも使用していたので、違和感はなし

本教材は、簿記の難しい理屈(簿記2級試験で直接は問われない学問的実務的知識)を正面から解説してくれる
そう言う意味で、「一般的な教科書」だけでは納得できなかった人にとっては、救世主となる

一方で、試験では直接問われない学問的実務的知識、難しい理屈なんていらない、試験に直結する知識だけ教えて欲しい、という人もいるだろう
YouTube動画は一部を除き無料なので、自分で実際に見て合うかどうか判断して欲しい


アウトプット

①「合格するための本試験問題集 日商簿記2級」(TAC出版)
②「日商簿記 2023年度試験をあてるTAC予想模試+解き方テキスト 日商簿記2級」(TAC出版)

アウトプット用の問題集としてはこの2冊だけ
両方とも、本試験を想定した90分の模試形式、問題のレベルも本試験レベルであり、最後の仕上げの段階で使うような教材

テキストを一通り読み終えた直後に①本試験問題集を始めたが、正直かなりキツかった
テキストを一回読み終えただけのレベルだと、本書のかなり簡潔な解説を読んでも何でそうなるのか理解できず、自らネットで調べて時間を費やすことに
そういう作業をしたくないという人には、このレベルの最終仕上げ用教材を使う前に、問題のレベルを落とした丁寧な解説のある問題集を挟むことをおすすめする


①「合格するための本試験問題集 日商簿記2級」(TAC出版)★★★★

過去問ベースの問題集(出題範囲、試験時間の変更があったので過去問そのままではない)で、紙試験90分×12回の模試形式
ネット試験模試プログラム10回分も付いているが、自分はコードの期限切れでやってない
計3周やった

問題のレベルはかなり難しい
現存する過去問は全て、試験制度が変わる前のものであり(現在は問題非公開)、現在は試験時間90分だが、過去問は120分で解くことを前提にしているからである
特に6〜8回目は難しすぎ、時間内に合格点70点を取れなくてもそれほど気にしなくて良い

そこで、90分時代の今現在、120分時代の難しい過去問をやる必要があるのかという疑問が出てくる
結論としては、統一試験合格を目指すなら必要、ネット試験合格を目指すならそこまでやらなくてもいいという感じ(ネット試験目標でも自力をつけたい人はもちろんやるべき、統一試験とネット試験の違いは③〜戦略編で)

②「日商簿記 2023年度試験をあてるTAC予想模試+解き方テキスト 日商簿記2級」(TAC出版)★★★

上記①本試験問題集が過去問ベースなのに対し、こちらは出版社オリジナル問題による本試験予想問題集
紙試験で4回、ネット試験で5回分の模擬試験が体験できる
問題のレベルは、ネット本試験<②本書<①本試験問題集(過去問)という感じ

最初に①本試験問題集から始めたが難しく、そこまで苦労する必要があるのか疑問が湧き始めたのと、途中でネット試験目標に切り替えたので、別途ネット模試を受ける必要があったのでやり始めた
紙試験問題・ネット試験問題両方とも3周やった
①本試験問題集でずっと耐えられる人、そちらでネット模試を受けられる人はわざわざこちらをやる必要はない
ネット試験しか受けない人は、①本試験問題集をやらず、これだけで最終仕上げをするのはあり

本試験予想問題集であり、「あてる」と銘打っているが、実際に当たったのかはよく分からない
前半の解き方テキスト部分含め、最終仕上げのために重要部分の総復習をするには良い教材だと思う

3回目③〜戦略編はこちら

以上


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