デートの誘いを断っても嫌われない方法、それは『2つの理由を使い分ける事』
ども、清水陽介(@smzyuskmental)です。
みんな大好き、心理学者内藤誼人さんの『断る心理テクニック』で紹介されていた、『嫌われにくい断り方』的な部分が面白かったので簡単にメモ。
section①
断り方には2種類ある
本書では、
異性からのデートの誘いを断る時は、外的要因と内的要因を使い分けると嫌われにくい。
とされています。
これはどういう事かというと、まず外的要因というのは、平たく言えば『誰かの事情』のことを言います。
例えば、異性からデートに誘われた時に、『ごめん今日は上司に残業を”頼まれてて”行けないの』と、何かしらの事情を理由に断るのは外的要因による断りです。
対して、内的要因というのは、平たく言えば『気持ち』のことです。例えば、デートの誘いに対して、『ごめん、今日はどうしても残業を”したいの”』と、自分の気持ちや気分を理由に断るのは内的要因による断りです。
要は
外的要因→自分以外の事情(頼まれごとや都合、言い訳)
内的要因→自分の内面的な事情(気持ちや意思、〜したい)
みたいな感じですね。
section②
2つの要因の使い分け方
で、『この外的要因と内的要因をどう使い分けるのか?』って話なんですが、実は『性別』によって有効なプランが変わるってことが分かってるんですね。
これはウィスコンシン大学の心理学者ジェームズ・ディラートさんの行った研究(論文はこれ)。
この研究では、22歳から57歳までの夫婦51組を集め、夫婦間のコミュニケーションを調べました。
すると、その結果わかったのが
・奥さんの方は外的な理由で納得しやすい
・夫の方は内的な理由の方が納得しやすい
という感じなんですね。つまり、女性は外的要因、男性は内的要因を理由に断られると弱い、という事です。
例えば、女性が男性をデートに誘った時に、女性は『ごめんね、今日は上司から残業を頼まれていて。』『申し訳ない、その日は出張なんだ』と言われると納得しやすいイメージです。
対して男性は、女性から『ごめんね、私は今は仕事を頑張りたい時期なの』と言われると、『じゃあ仕方ない』と思いやすいって事です。
要は、
・女性は男性の事情に弱い
・男性は女性の気持ちに弱い
みたいな感じですね。
ちなみに理由としては、本書によれば
女性の場合、外的な理由を持ち出されると『私のことを愛してないわけではない。止むを得ない事情があって今回は無理なんだ』と考えやすい。
男性の場合、内的な理由を持ち出されると『本人がそう思うのであれば、それを尊重してあげるのが男ってもんだ』と思って納得する。
とされております。
まぁ個人的には、夫婦間で嫁の方の権力が高いとこういう結果になりやすいのかな、とも思います(夫の気持ちが尊重されにくいから)が、少なくとも夫婦間ではこの戦略は有効っぽそうです。
まとめ
ってわけで、教訓としては
男(というか夫)相手に断る時は内的要因を理由にしよう!
女(というか嫁)相手に断る時は外的要因を理由にしよう!
って感じですね。
異性にめんどくさいデートを誘われた時や、ナンパされた時なんかに使えるかもです。
参考文献
https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/0146167285114008
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