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窓の外 鈴虫の鳴き声 うろこ雲に滲む 月あかり 室温は25℃ 洗い立てのシーツと ブランケット…
第一部 山の風 夏休みに、妙子さんの家に行くのは、楽しみでもあり、憂鬱でもあった。 …
知ってるんだ もうすぐ 朝が来る事を だけど 信じられないんだ もうすぐ 朝が来るなんて ブ…
消えた鍵 錆びた錠 閉ざされた夢の扉 白む空 溶けて行く 懐かしい声の記憶 思い出せない旋律…
何もかも全部 冬のせいにした。 「春になれば、きっと」 そう唱えながら。 「春になれば、…
名前の無い感情 切なさとは違う 悲しみとも違う 喜びとも違う 嬉しさとも違う ときめきとも…
もしも 歌えるのは 今日が最後だよって そんな事を言われたら 私は 何を歌うかな? きっと いちばん歌いたい歌を 歌うよ だから 歌えるのが 今日が最後でも 最後じゃなくっても 心のままに歌いたいの いま いちばん歌いたい歌を 歌うよ 心のままに 歌うよ 夜中に目覚め、そのまま眠れず、明け方に歌いました。 伴奏もなく、鼻歌で。 ささやかに祈りをこめて。 nanaに音源を投稿しています。 https://nana-music.com/sounds/05
大人のふりをしてきた 心に蓋して 弱さも 傷も 無い事にしてた 悲しい目をした君に 抱きし…
こっちを向いてよ わたし 今 とても面白い顔してるんだから わたしの顔を ひと目見たら あな…
明日が 来なかったら どうしよう まだ僕は 君を 泣かしたままなのに きっかけは あまりに些…
落とした心が どこかで痛む ここには無いのに どこかで痛む 痛みが遠い 今の内に お風呂を沸…
おばちゃんに早くなれよと笑ったね二十六年前の春の日 おじちゃんの君もこたつも好きだけど満…
真夜中に弱音を吐くよチョコレート頑張ったねと甘やかしてよ 洗濯機スカート肌着バスタオルそ…
遠い日の 失われた魔法に 思いを馳せる窓辺 幾つまでだったろう カーテンを 体に巻き付けただけで おひめさまになれたのは 今はもう おひめさまになど なりたくはない かぼちゃの馬車に乗るよりも 自分の足で歩きたい それでも時には 歩き疲れて 厚い雲に覆われた夜空に 見えない星を探す ---★--- こんな日は ただひとつ 手元に残った魔法を試す カーテンを閉めて おひめさまの衣に 護られた部屋の中で 灯りを消して 目を閉じて 自分の中へと降りていく