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記憶の中の物語、記憶のような物語

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随想、或いは、私小説と呼ぶのが一番近いかもしれません。 でも出来れば、物語と呼びたい。
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四つ葉のクローバーの申し子

 子供の頃、父の事はよく分からなかった。  いわゆる昭和のモーレツ社員という人種だろう。…

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友情にとても近い気持ち

「はこべちゃん? はこべちゃんなの?」  最後にお会いした時、私は小学生の終わり頃だった…

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ひとくちの大きさ

 あまり雑誌は買わない。昔の雑誌が捨てられなくて、飽和状態だから。暮しの手帖とか、天然生…

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