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自分にぴったりのものなんてあるわけないという当たり前のことに気付いた話。

週末にコミュニティのオンラインのオフ会や、リアルでお会いするオフ会に立て続けに参加しました。どちらも自分の会社で出会うことができない素敵な方たちに会うことができて満足する一方で、何かちょっと違うな、私には合わないなと思うところもありました。そう感じながら、自分にはちょっとここは合わないからまた別のコミュニティに参加しようかなと考えていたところ、ん?なんかこの感覚昔も感じたことがあるなと思いました。


オフ会で感じたデジャヴュ

今年の1月にも私はオンラインで知り合った方のリアルオフ会イベントに参加しました。その時も楽しいひと時ではあったものの、なんかやっぱり違うかもと思っていたのです。そこでまたコミュニティ探しを始め参加したのが上記2つのコミュニティでした。

これまでにも何度かコミュニティやNGOでの活動、同じマンションの方との懇親会などに参加し、なんか違う、自分はここじゃないと感じてきました。例えば、金銭感覚への違い、働くことへの考え方の違い、SNSでの表現の仕方の違い等々です。参加されている方へのそういったちょっとした違いを目の当たりにしては、私の居場所はここじゃないとさまよい続けてきてようやく気付いたことがあります。自分の価値観にすべてぴったり合うコミュニティや組織や会社なんてどこにもないということです。

学生の頃のようにはいかない

過去に読んだ本か記事かに(もう誰の言葉かも忘れてしまいましたが)こんな言葉がありました。「学生の頃の友達は価値観が合うのは当たり前。なぜなら学生の頃にある選択肢なんてたかが知れているから。大人になれば選択肢が広がり、経験から来る価値観も変わってくるのだから、学生の時のようにすべてが同じで楽しいなんてことはあり得ない」かなり前にこの言葉に出会っていながら、ようやく私はこの言葉の意味を腹落ちして理解することができたのです。もうこの年齢になったら全てがフィットするところなんてないんだという当たり前の事実に。

ましてやこれだけ価値観が多様化した時代です。昔であれば良い大学を卒業して、良い会社に就職して、週末は会社の人と過ごし、余暇の時間は流行りの歌を聴くなど、今よりもずっと少ない選択肢の中で人生をみんな生きていたので、もしかしたらかなり近い価値観で構成された組織や、かなり価値観の違い友人が作れたのかもしれません。しかし、多様性の時代と言われて久しく、これほどの情報と選択肢がある中で、ぴったり気が合う組織や人だと地球上にはいないのだと思います。

多様性について最近考えさせることが多く以下の記事でも書いています。

どのように前向きにコミュニティに参加していくか?

人との価値観のずれにネガティブな気持ちになるのであれば、価値観の違いを感じるような事はしないほうがいい(譲れないところは人と関わらないのも選択肢の一つ)し、それでも何か組織やコミュニティに所属して周りからの影響を受けたいのであれば、この視点(例えば働き方)についてはこのコミュニティからは前向きな影響をもらえると思ったものに所属し、その他の点(例えば金銭感覚)は違うなと思ったらそこについては、違いを感じるような関わり合いをしないでおく、そうすることで無駄にネガティブな気持ちになることなく、良い影響を受けながら人と関わることができるのではないかと思いました。

私が具体的にしていきたいこと

例えば今の私で言えば今所属するコミュニティで良い影響を受けたい視点や価値観は以下です。

自己理解や起業に向けた人が多くいるコミュニティ 今までとは違う働き方に変えようともがいている人から、刺激を受けること
グロービス ビジネススキルを前向きに磨こうと勉強する人から良い影響を受ける
育休者コミュニティ ポジティブな考えで仕事と育児を両立しようとする人たちから良い影響を受ける

ビジネス系に偏っているので、趣味や運動などもっと所属するコミュニティの幅を広げていきたいところ。近所のヨガやお花の教室など、そういったところにも足を運んでみたいなと思います。