見出し画像

医療・介護・福祉は本当に社会の負担なのか?【おすすめ動画と本】

医療・介護・福祉従事者の方が、自分自身や自身の職業を社会の負担・厄介者かのように捉えているのを見かけることがあります。
私は医療従事者ではないし、介護従事者でも福祉従事者でもないのですが、社会的意義の大きい仕事を担っているプロフェッショナルの方々がそのような葛藤を抱えている姿を見るのはつらいものがあります。

一つ、断言できます。
医療・介護・福祉従事者の方々の職業は決して社会の負担などではないです。

そんなふうに、社会おける医療・介護・福祉のあり方について思い悩む方におすすめの動画、漫画、本を以下に紹介します。

【動画】
福祉とお金のしくみ #お金のしくみラジオ #20 

👉医療や福祉は経済にとってすごく重要、というお話
👉サービスの提供者は若い世代の働く人なので、その人たちの給料が増えればお金を使うので、色々な産業で売り上げが上がり経済が良くなる(乗数効果)

【漫画】
キミのお金はどこに消えるのか 第一話 日本は医療費で破綻する?|井上純一

👉健康保険料はそのままで医療費が今の15倍(600兆円)になっても大丈夫
👉国が医療費負担を増やすのは良いこと
👉巨額の医療費は景気を支えている

【本】
『経済政策で人は死ぬか?公衆衛生学から見た不況対策』

👉医療経済の多くの研究論文の内容を一般向けにまとめた本
👉 保健医療と教育の分野の政府支出乗数が高い
👉 支払い能力ではなくニーズに基づく医療を提供すべきで、しかもそのほうが国にとっても節約になる

いかがだったでしょうか?
医療・介護・福祉は人々の健康と生活を支えるだけでなく、経済を支え、社会を支えているんです。

経済を支えているということは、財政を支えているということでもあります。
「財政の負担となっている」という見方は明らかな誤りで、実際はその逆なんですね。

お読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?