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『アウトプット大全』感想文

出版の順序とは異なりますが、インプット大全に続きアウトプット大全も読了したので感想文を書いてまいります。


1. 概要

まずは、本の概要を簡潔に紹介します。

著者の樺沢紫苑先生は日本一アウトプットする精神科医の先生です。
精神科医として業務に励む傍らYoutube活動、執筆活動、セミナーなど様々なアウトプット活動を行っています。

そのアウトプット活動を支える思考や習慣、テクニックがアウトプット大全にて紹介されております。

2. 感想

今すぐインプットをやめてアウトプットしろ!とシティーハンターの冴羽リ
ョウみたいに頭をぶん殴られた気分でした。
アウトプットの重要性がこれでもかと記載されています。

実際のアウトプット術の中身は「なんだ、もう知ってるよ」みたいな知識ばかりでした。と同時に、なんでこういう知識は知っているのに実践に移していないんだ?と思いました。

インプット大全にもありましたが、アウトプットをしていないということは自分が成長していないことと同義です。
実践してこそ価値が生まれるのです。

インプット偏重の学習をしていることに気付かせてくれた良いきっかけになりました。
アウトプットしますよ~するする。

3. 学びや気付き

私が読んで感じた学びや気付きを紹介してまいります。
実践したいことも書きます。

  • インプットとアウトプットは3:7
    インプットのし過ぎに注意。
    クイズを作ってアウトプットする。

  • インプットとアウトプットのフィードバックループを回す。
    アウトプットしたら振り返りの時間を設ける。
    1日の終わりなど。

  • 学んだことを人に話す。

  • 人に説明をする。

  • 書く。

  • タイムプレッシャー
    note1記事書く時間を30分と決めて取り組む。

その中でも、特に良いと思ったのが書くことです。

書く

書くということは効率が悪く見えます。英単語を書いて覚えるよりもフラッシュカードで覚えた方がより少ない時間で多くの英単語を見ることが出来ます。ですが、本書では書くことを推しています。

なぜかというと書く行為は脳のRASが刺激されるためです。RASというのは「注意のフィルター」と本書で紹介されており、自分の興味のある話題は目や耳に入ってくるが、興味の無い話題はフィルターで取り除く機能を持っています。RASが存在しているのは、このフィルター機能が無いと、情報の洪水で人間の脳がパンクしてしまうからでしょうか。

話を戻しまして、書くことで書いた対象を重要なものだと脳が判断するため記憶に定着しやすくなります。本書に紹介されていた例で、ある研究で、授業のノートを手書きで取らせるグループとタイピングで取らせるグループを比べて、テストを行ったところ手書きグループの方がスコアが高かったそうです。

科学的かどうか関係なしに、個人的には手で書く方が書いた感とかやった感があって、学習のモチベーションが上がるので好きですね。

まとめ

  • 自己成長はアウトプット量にある

  • インプット偏重の学習をやめて、アウトプット中心の学習を行う。

  • 書くは思ったより悪くない。

  • でも、写経は本当に良いのか?と思うときはある。

次回はゼロ秒思考を読んでみます。

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