Smart Manufacturing Summit by Global Industrie

日本とヨーロッパなどの企業がスマートマニュファクチャリングの最先端の技術・製品の展示等…

Smart Manufacturing Summit by Global Industrie

日本とヨーロッパなどの企業がスマートマニュファクチャリングの最先端の技術・製品の展示等を行う「SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE」を2024年3月13日から15日に愛知県で開催。それに先駆け、世界の製造業の最先端を発信中。

最近の記事

製造業の変革期に求められる日本の技術②

「製造業の変革期に求められる日本の技術①」から続く 「Society5.0」で求められる日本の技術 (2) エネルギーや資源の循環型社会を目指す脱炭素技術 自動車産業の未来を大きく左右するもう1つの領域が、電気、水素、バイオ燃料などによる脱炭素技術の確立となります。 世界各国の温暖化ガス排出量のセクター別割合は、国の産業構成によって差があるため、削減に向けてのロードマップも必然的に異なっています。 基本的に欧米諸国では輸送機器向けの比率が高く、日本や中国などのアジア

    • 製造業の変革期に求められる日本の技術①

      ■ 製造業の変革期に求められる日本の技術の取り組みと課題 前回までは、エレクトロニクス化やIT化、国際分業体制の構造的変容といった製造業を取り巻く環境変化の中で、戦後高度経済成長期に世界を席巻した日本の「ものづくり」が、国際競争力を失ってきた要因を振り返ってきました。 キーワードは、 「製品のモジュール化」、 「ITやデジタルを活用したオープンプラットフォーム」、 「開発と生産の分離」、 これらに伴う「国際競争戦略の変化」でした。 この間に、欧米やアジアの工業国では、「

      • 【海外ニュース】製造業の新興企業が投資家を魅了している

        フランスのSmart Manufacturing Summit by Global Industriesが LinkedInにて投稿している海外ニュースの日本語翻訳版をお送り致します。 今回取り上げるニュースは、「製造業の新興企業が投資家を魅了している」 「ディープテック」および、 「製造業におけるスタートアップ企業向け支援策」として 2026年までの5年間で バイオテクノロジー、 医療、 ロボティクスなどの戦略分野における 新技術の実用化やフランス国内での生産拠点づくりを

        • メーカーと部品メーカーの主従関係の変化②

          「メーカーと部品メーカーの主従関係の変化①」から続く (2) 「ものづくり3.0」、そして「ものづくり4.0」へ (クローズド型/オープン型) 「ものづくり3.0」の世界でのキーワードは、「オープン型」です。 「ものづくり2.0」の世界までは、「モジュラー型」で各部品をつなぐインターフェイスが共通化されても、社内やグループ内などに閉じられたものでした。 これに対して、主導権を握った部品メーカー側が仕様をオープン化することによって、市場での規格の統一化を図り、グループの

        製造業の変革期に求められる日本の技術②

          メーカーと部品メーカーの主従関係の変化①

          ■「東京モーターショー」から「ジャパンモビリティショー」へ 2022年10月、20世紀を象徴する産業である自動車業界で、ものづくりの在り方が大きく変化していることを示すできごとがありました。 国内最大の来場者数を誇る「東京モーターショー」の名称を、2023年10月から「ジャパンモビリティショー」に変更して開催することが発表されました。 この名称変更に伴い、従来の大手自動車メーカーとそれらに部品供給を行うメーカーを中心とした自動車展示会から、未来のモビリティー産業を支える

          メーカーと部品メーカーの主従関係の変化①

          日本の製造業の競争力を低下させた構造的要因

          前回の投稿では、「日本の製造業の成長を促した構造的要因」について書きました。 約30年前。 製造業の先進国として世界を魅了し続けた日本の製造業ですが、 現在は、先進国としての地位を失いつつあります。 今回は、「日本の製造業の競争力を低下させた構造的要因」について投稿したいと思います。 <日本の製造業の競争力を低下させた構造的要因> 21世紀はアジアの時代と言われる中で、 もっとも大きく成長したのが中国企業です。 『フォーチュン』が発表する「グローバル500」では、

          日本の製造業の競争力を低下させた構造的要因

          日本の製造業の成長を促した構造的要因とは?

          前回の投稿では、「日本の製造業の競争力に関する歴史的考察」をお伝え致しましたが、今回の投稿では、戦後、日本の製造業が成長した要因を探ってみたいと思います。 <日本の製造業の成長を促した構造的要因>1.円安で安定した為替相場と自由貿易体制 製造業が日本の高度経済成長をリードしたことは、一般的によく知られています。高度経済成長がスタートした1955年から1990年までの日本の名目GDPの成長への寄与率を5年ごとに見ると一目瞭然です。(図-1) 1955年~1960年の41.

          日本の製造業の成長を促した構造的要因とは?

          日本の製造業の歴史を紐解いてみる

          戦後の経済復興から高度経済成長を遂げた日本の「ものづくり」は、1980年代後半~1990年代前半にかけて、世界トップレベルの評価を受けてきました。 それから30年。 日本の製造業は、先進国としての地位を失いつつあると言われています。 そこで、 ①:日本の製造業の競争力に関する歴史的考察 ②:日本の製造業の成長を促した構造的要因 ③:日本の製造業の競争力を低下させた構造的要因 これらを3回に分けて、過去に行っていたことと、現在起きていること、 そして、「ものづくり」先進国と

          日本の製造業の歴史を紐解いてみる

          諸外国の「ものづくり」の状況とトレンド③

          前回、各国で進む「インダストリー4.0」への対応が加速する「5つの理由」を紹介させて頂きました。また、同時並行的に「インダストリー5.0」への動きも加速しているのも事実です。 さらに、日本の製造業における「インダストリー4.0」の担う役割として、「インダストリー5.0」に向けて、海外と日本の技術的、思考的なギャップを埋めることである旨をご紹介させて頂きました。 このような状況に中、今回の投稿では、「インダストー5.0」に向けて「インダストリー4.0」への対応が、今後の競争

          諸外国の「ものづくり」の状況とトレンド③

          諸外国の「ものづくり」の状況とトレンド②

          スマートマニュファクチャリングサミット事務局です。 前回の「諸外国の「ものづくり」の状況とトレンド①」にて、「インダストリー4.0」を取り巻く各国の動きをお伝えさせて頂きました。 今回は、続編として各国で進む「インダストリー4.0」への対応が加速する「5つの理由」をお伝えさせて頂きます。 ■インダストリー4.0が加速する5つの理由 製造現場の効率化や新たな技術の導入は、常に企業の主要な関心事であったにもかかわらず、なぜ、いま「インダストリー4.0」のような製造業における

          諸外国の「ものづくり」の状況とトレンド②

          諸外国の「ものづくり」の状況とトレンド①

          スマートマニュファクチャリングサミット事務局です。 今回は、「インダストリー5.0」に向けて、現在進行形で進んでいる「インダストリー4.0」について、世界各国の流れや、求められる背景についてお伝えしたいと思います。 ■ドイツからスタートして欧米で進むインダストリー4.0への対応 近年の諸外国のものづくりを取り巻く環境を見ると、米中対立の激化により進むグローバルサプライチェーンのデカップリング、新型コロナウイルス感染症のパンデミックで顕在化したサプライチェーン分断のリスク

          諸外国の「ものづくり」の状況とトレンド①

          「スマートマニュファクチャリングサミット」登壇者第一弾をご紹介致します。

          スマートマニュファクチャリングサミット事務局です。 2024年3月13日(水)から15日(金)の期間で愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)にて開催されるSmart Manufacturing Summit by Global Industrie(スマートマニュファクチャリングサミット)の主要コンポーネントである「ビジネスサミット」にてご講演頂く登壇者の第一弾が決定致しましたので、ご案内させて頂きます。 「ビジネスサミット」では、「インダストリー5.0」に向けた

          「スマートマニュファクチャリングサミット」登壇者第一弾をご紹介致します。

          「インダストリー5.0」に向けてSmart Manufacturing Summit by Global Industrieが始まります。

          はじめまして! スマートマニュファクチャリングサミット事務局です。 2024年3月13日(水)から15日(金)の期間で愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)にて開催されるSmart Manufacturing Summit by Global Industrie(スマートマニュファクチャリングサミット)。 スマートマニュファクチャリングサミットは、GL events運営主導のもと、欧州各国を含む64ヶ国、2,500社以上の企業が参加する欧州最大級の総合産業展示会

          「インダストリー5.0」に向けてSmart Manufacturing Summit by Global Industrieが始まります。