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【人間関係で悩むあなたへ】自分の機嫌を自分で取れることが「大人」なんだと思う

心理学者のアルフレッド・アドラーは人の悩みの9割は人間関係であると断言している。実際、私も今まで抱えてきた悩みやストレスはほぼ人間関係からくるものだった。

「日曜日の初耳学」というテレビ番組の中で林修先生が様々な芸能人や著名人にインタビューをするコーナーを見る機会があった。

ゲストは現代最強のマーケターと言われる森岡毅さん。2人の会話の中で数学的に考えることの重要さを語る場面が心に残っている。

森岡毅さんは「数学は問題にたどり着くために論理的に考える練習であり、問題解決能力を鍛えるため」と話す。

多くの人は、自分の力ではどうやっても変えられない”定数”を動かそうと労力を使い、叶わない努力で時間とエネルギーを浪費してしまう。そのため、努力でいかようにもなる、自分の力でどうにかしなければいけない”変数”を変えるエネルギーや時間に集中することができていない。

この定数と変数の見極めの練習こそが「数学」だと言う。

この話を聞いたときに、人間関係での悩みも同じことなのではないか、と考えた。自分の力ではどうやっても変えられない変数が相手、自分の力でどうとでもなる変数が自分のマインド。

相手を変えよう、動かそうとするから気持ちが空回りストレスを感じるのだろう。それならば、自分で変えることのできる自分のマインドをコントロールすることに集中すべきなのではないか。

人生のストーリーにおいて主役は自分しかいない。ついついその相手が物事の中心として捉えてしまいがちだが、これは完全に相手に振り回されて、あなたのストーリーなのに相手が主役になってしまっている。

相手を変えようとあの手この手を使って試行錯誤することもあるだろうが、結局変わるかどうかは相手次第。限りのある労力と貴重な時間を人のために使うのは勿体ない。

あなたにほんとうに必要で大切な人間は必然的に周りに残るもの。その人たちとの時間を育むことに重きを置いてほしい。関わるだけでストレスを感じるような人は、あなたのストーリーに本当に必要な登場人物なのか。

人間関係においても断捨離は必要である。

少し冷たいと思うかもしれないが、人間の根本はなかなか変わらないもので、あなたの大切な時間とエネルギーを使うべき相手なのかを考えてほしい。

自分の世界にいらないものを捨てる勇気を持ち、プライドを捨てることができると、人生が楽になる。

自分の機嫌は自分で取るもの。これが出来てこそ「大人」だと言えるのだと思う。


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