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ペンを

自分の人生を書くのなら
この陳腐な人生を文にして
書くのなら鵞ペンではなく

鮮やかな孔雀の尾で出来た
ペンを使いたい

それはせめてもの
虚しさをまぎらわすことでもあるが

人生が虚しいものではなかったと
このちっぽけなわたしが抵抗できる
唯一の手段なのかもしれない

孔雀の尾のペンを持つ!