Web広告と言えばリスティング?掲載前に知るべきこと
Web広告を始めようとされている方にとって、まず頭に浮かぶのは検索広告(リスティング広告)ではないでしょうか。リスティング広告は、商品やそのジャンルに興味を持っているユーザーに広告を表示させることができ、コンバージョンに繋がりやすいことから、効果を感じやすいイメージがあるかもしれません。
しかし、その商品やサービスがリスティング広告に向いていない場合は、クリック単価が高騰したり、そもそも広告掲載ができなかったり、広告費を無駄にしてしまったりすることに繋がります。
今回は、リスティング広告の特徴から、あなたがプロモーションを検討している商品やサービスにどんな広告がマッチするのかを解説していきます。
リスティング広告の特徴とは?
リスティング広告は、検索エンジンやウェブサイト上で特定のキーワードに基づいて表示されるWeb広告です。
リスティング広告は、ユーザーが入力したキーワードに基づいて表示されます。ユーザーが検索エンジンで関連するキーワードを検索すると、広告主が指定した条件に合致する広告が検索結果の中に表示されます。これにより、ユーザーの関心に合わせた広告が適切なタイミングで表示されるため、他の広告手法よりも、クリック率が向上する傾向にあります。
また、リスティング広告は通常、入札に基づいて表示位置が決まります。広告主は特定のキーワードや広告スペースに対して入札を行い、その入札額が高いほど広告が上位に表示される傾向があります。
リスティング広告の出稿に向いている商品・サービスとは?
リスティング広告はさまざまな商品やサービスに適していますが、特に下記の特徴を持つ場合、リスティング広告の出稿が有効だと言えます。
需要が高く、その内容が具体的な商品・サービス
リスティング広告は、ユーザーが具体的な検索キーワードを入力する際に表示されるため、需要が具体的で高い商品やサービスに向いています。
たとえば、特定のブランドの製品や特定のカテゴリの商品、特殊なサービスなど、ユーザーが明確なニーズを持って検索する場合には、すでに商品やサービスの購入を検討しているユーザー(顕在層)にアプローチすることになるため、リスティング広告は需要と供給を効果的に結びつける手段となり、コンバージョン率が高くなりやすいです。
競合との差別化が必要な商品・サービス
競合との差別化が必要な場合、リスティング広告を活用することで、競合他社と差別化を図りやすくなります。入札単価やキーワードの選定を通じて、ターゲットとなるユーザーに的確にアプローチし、自社の特徴や付加価値を提供することが可能です。
「今、買うべき」理由のある商品・サービス
リスティング広告は、ユーザーが検索エンジンで具体的な情報を求めている際に表示されるため、購買意欲が高まっている状況での広告表示が期待できます。
特に、セールやキャンペーン、期間限定の商品など、ユーザーがすぐに行動することが期待される商品やサービスにおいて、リスティング広告は効果的な販促手段と言えます。
リスティング広告の出稿に向いていない商品・サービスとは?
下記の条件に当てはまる場合は、リスティング広告の出稿を見直してもよいかもしれません。
ユーザーの検討期間が長い商品・サービス
例えば、不動産や高額な投資商品など、商品やサービスが高額かつ検討期間が長いと予測される場合、ユーザーは即座の行動を期待される広告には反応しにくいと考えられます。
認知度が低い商品・サービス
リスティング広告は、ユーザーが具体的なキーワードで検索する際に表示されるため、ブランド認知が低い商品やサービスは、ユーザーが関連キーワードを検索しない限り広告表示回数が少なくなる、または表示順位が低くなる(掲載位置が低くなる)可能性があります。
ビジュアルが重要な商品・サービス
リスティング広告は、主にテキストやリンクを通じて情報を伝えるため、商品やサービスの見た目や、そのブランド価値を十分に表現しにくい場合があります。
特に、ブランドイメージが重要な商品やサービスにおいては、広告クリエイティブやストーリーテリングがより効果的な広告手段となることがあります。
リスティング広告以外にも!効果的な広告配信手段とは?
ここまで、プロモーションしたい商品やサービスがリスティング広告には向いていないかも...と思われたご担当者の方も多いのではないでしょうか。
Web広告の配信手段はリスティングのみではありません。ここからは、リスティング広告に不向きな可能性のある商品・サービスにおいて、有効な広告手段をご紹介します。
リターゲティング広告の効果的な活用
ユーザーの検討期間が長い商品やサービスは、1回の広告接触ではコンバージョンに繋がらないことが多いです。
そこで活用できるのが、ディスプレイ広告においてよく利用される「リターゲティング広告」です。過去に商品やサービスのサイトを訪れ、離脱したユーザーに向けて配信を行うため、コンバージョンの見込みが高まります。
まず認知獲得を目的として、ディスプレイ広告や、ソーシャルメディア広告を配信し、その後有望なユーザーに対しリターゲティング配信を行うことで、商品・サービスの認知からコンバージョン獲得の刈り取りまでを一連の流れで行うのも、Web広告配信において有効な手段です。
認知獲得を目的としたWeb広告の活用
競合が多かったり、発売後間もなかったりと、認知度が低い商品やサービスにおいては、先述したように認知獲得目的でのWeb広告施策が有効です。
認知目的のWeb広告配信手法としては、ディスプレイ広告やソーシャルメディア広告、OTT広告などがあります。ターゲットとなるユーザーは、「既存顧客情報・コンバージョンデータを元にした類似ユーザー」や、性別や年齢など、「ターゲットとなるデモグラフィックデータ情報を指定したユーザー」、「特定の分野に興味関心を持つユーザー」などが一般的です。
CPMを抑え、まず商品やサービスの認知を高めたい際に、このような配信手法に挑戦してみるのはいかがでしょうか。
ソニーの知見を元に独自開発したAIエンジンで類似ユーザーをターゲティング:VALIS拡張
当社の「VALIS拡張」のように、独自のターゲティング方法で有望度の高い潜在顧客に向け配信するという方法もあります。
ソニーの研究所で培った機械学習の知見を元に開発された優秀なAIである「VALIS-Engine」が、「コンバージョンしたユーザー」と「コンバージョンしなかったユーザー」それぞれの特徴を分析・比較することで類似ユーザーを導き出します。
<事例>VALIS拡張活用により、ビュースルーサーチCPAがリターゲティング配信に比べ37%改善!
リターゲティング配信とCVユーザーの拡張配信の並⾏配信を実施。
拡張配信追加により、配信対象ユーザーが拡⼤したことで再⽣単価及び、視聴完了単価は⼤きく改善。合わせてメインKPIとなっていたビュースルーサーチCPAについても改善しており、VALIS拡張により有望度の⾼い潜在顧客に対して効率的にリーチできていることを確認。
商品・サービスのビジュアル・ストーリーを伝えられる動画広告の活用
見た目の訴求が重視される商品・サービスにおいては、ディスプレイ広告やソーシャルメディア広告、OTT広告が有効です。
画像や動画を使用することで、商品やサービスのイメージがユーザーにより伝えやすくなります。見た目だけではなく、背景のストーリーを想起させることで、ユーザーの関心を高めることも可能です。
商品・サービスの魅力を最大限アピールするなら:Logicad
ここまで、リスティング広告の特徴から、どのような商品やサービスがリスティング広告に向いているのかをご紹介してきました。
すべての商品やサービスが、初めから知名度があったわけではありません。「いまの段階では、リスティング広告よりも他の広告手段のほうが合っているのかも」とお考えの担当者の方も多いのではないでしょうか。「でも、実際なにからやればいいのか…」そんな疑問を、プロモーションのプロに一度相談してみませんか?
SMN株式会社では、ソニーグループの技術力を活かした「Logicad」という自社開発の広告配信最適化プラットフォームを利用し、独自のアルゴリズムを用いた精度の高いターゲティング・広告配信が可能です。認知目的から、コンバージョン獲得目的まで、様々なお客様にご利用いただいています。
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