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【Tableau】RFM分析で顧客の状態を可視化
こんにちは!noteをお読みいただきありがとうございます。
本記事は、23新卒の吉野が担当いたします。
皆様のお役に立てるようなコンテンツを発信していけたらと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
お客様の状況を把握することが難しく、どんなお客様にアプローチをすれば良いか判断しがたいことはありませんか?
データの可視化が得意なBIツール Tableauでは、顧客の状態をわかりやすく表すことが出来ます。
本記事は顧客の状態を可視化できるRFM分析をTableau Desktopで行うやり方をご紹介いたします!
RFM分析とは?
顧客分析をするための手法の1つです。以下の3つの指標で顧客を分類します。
Recency:直近の購入日
Frequency:購入頻度
Monetary:購入総額
1.RFM分析を行う基本手順
① 計算フィールドを作成する
② ビューを作成する
③ セルを顧客数で色分けする
④ 体裁を整える
ダッシュボードの作成
2.完成イメージ
今回はサンプルスーパーストアを利用して、RFM分析をしていきたいと思います!
下の図は、RFM分析を含んだダッシュボードを載せています。
![](https://assets.st-note.com/img/1692865013510-xiVVqZN11I.png?width=1200)
3.【実践】RFM分析で顧客の状況を可視化
3.1 パラメーター・計算フィールドを作成する
・[顧客ごとの最終購入日]
{FIXED [顧客名]:MAX([オーダー日])}
・[Recency(最終購入日からの経過日数)]
DATEDIFF("day",[顧客ごとの最終購入日],{FIXED : MAX([オーダー日])})
・[Recencyのランク]
IF [Recency(最終購入日からの経過日数)] <= 90 THEN "01_90日以内"
ELECEIF [Recency(最終購入日からの経過日数)] <= 180 THEN "02_180日以内"
ELECEIF [Recency(最終購入日からの経過日数)] <= 365 THEN "03_365日以内"
ELSE "04_それ以上"
END
・[Frequency(購入頻度)]
{FIXED [製品名]:COUNTD([オーダーId])}
・[Frequencyのランク]
IF [Frequency(購入頻度)] >= 10 THEN "01_10回以上"
ELECEIF [Frequency(購入頻度)] >= 5 THEN "02_5回以上"
ELECEIF [Frequency(購入頻度)] >= 2 THEN "03_2回以上"
ELSE "04_リピートなし"
END
・[Monetary(購入総額)]
{FIXED [顧客名]:COUNTD([売上])}
3.2ビューを作成する
・列:[Frequencyのランク]
・行:[Recencyのランク]
・マークカードのtext:[顧客数]の個別のカウント
・マークタイプ:自動
![](https://assets.st-note.com/img/1692946201724-A2WUzC3hWo.png?width=1200)
3.3 セルに顧客数で色分けする
・マークタイプ:四角
・マークカードの色:[Monetary(購入総額)]
NULLの部分に色を付ける方法はこちらをご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1692946222484-1SmfVpytj3.png?width=1200)
マークカードの色をクリック→色の編集→任意の色を選択する
![](https://assets.st-note.com/img/1692946233405-gzYCg0y8Td.png?width=1200)
3.4 体裁を整える
表の幅や書式設定から文字の大きさなどを調整する。
![](https://assets.st-note.com/img/1692946251029-dimda2paQG.png?width=1200)
以上が、Tableauを用いたRFM分析です!
【ダッシュボードの作成】
説明は少なくなりますが、ダッシュボード作成の際に加えたものをご紹介したいと思います。
このダッシュボードでは、RFM分析の他に以下の3つを加えました。
・売上、利益、利益率、数量の指標
・顧客状況(売上総額TOP10)
・初回購入から二回目購入までの日数ごとの顧客数
・売上、利益、利益率、数量の指標
ドーナツチャートの詳しい作成方法はこちらをご覧ください。
マークカードの角度やテキストを利益、利益率、数量に変更して作成する。
![](https://assets.st-note.com/img/1692946327355-UXXMJlsCFX.png?width=1200)
・顧客状況(売上総額TOP10)
Monetary(購入総額)で上位10位をフィルターする。
![](https://assets.st-note.com/img/1692946339440-VMHLM7rBGC.png?width=1200)
・初回購入から二回目購入までの日数ごとの顧客数
![](https://assets.st-note.com/img/1692946351835-XFetPsCln5.png?width=1200)
これらをダッシュボードに配置します!
![](https://assets.st-note.com/img/1692946362542-WeidZzJ8GS.png?width=1200)
以上が、RFM分析を含めたダッシュボードの作成です!
今回は、RFM分析をご紹介いたしました。
顧客状況を視覚的にわかりやすくできるようになりました!
以上、最後までご覧いただきありがとうございます!
顧客分析方法はたくさんありますので、さらに勉強していきたいと思います!
表を使うと、よりわかりやすく伝えられることを実感しました。
他にも様々なチャートの作成方法や情報をご紹介していますので、是非表現の幅を広げるのにご活用ください。
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