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レポート業務を効率化!BI活用に向けた「現実的な第1ステップ」とは?

こんにちは!noteをお読みいただきありがとうございます。
今回の記事は、BI大好きな中嶋が担当します。

近年、「データ分析やレポーティングをいかに正確かつ迅速に行えるか」が、ビジネス戦略の上でより重要視されています。
それらを行う上で、Excelを用いている方は多いかと思います。

しかし、
・データが大きくて計算が終わらない…
・分析やレポーティングにかかる時間が増えてきた…
・新たな分析指針模索などを行うリソースが足りない…

といった悩みはありませんか?
Excelだけでは対応が困難になってきている、なんてことはないでしょうか?
そのような方に向けて本記事ではBI活用、中でもTableauを用いて、現在抱えている問題へのアプローチ方法をご紹介します!


1.BIとは?Tableauとは?

まず、そもそもBIとは?と思われる方もいらっしゃると思いますので、簡単にどういったものなのか紹介します!

BIとはBusiness Intelligence(ビジネス・インテリジェンス)の略で、組織が持つ様々なデータを基に分析・可視化して、迅速な意思決定を行えるツールのことです。

また、BIツールと聞くと、「Tableau」をイメージされる方も多いかと思います。
Tableauとはタブローソフトウェアが提供しているBIツールです。
ドラッグアンドドロップなどの直感的な操作で様々なデータソースからインサイトを引き出すことができる、いわゆる「セルフサービス型のBIツール」と呼ばれています。
また、数多くあるBIツールの中で最も高いシェアを占めており、市場を牽引する製品と評価されています。

参照:https://boxil.jp/mag/a7779/


2.Excelでデータ分析やレポーティングを行う時に発生しうる問題点

昨今のデジタル化により、多種多様なデータが蓄積・集約されたビッグデータを、いかに「正確かつ迅速に処理できるか」が良質なデータ分析・レポーティングを実施するための”カギ”になっています。

ビッグデータとは、データ量だけではなく、さまざまな種類や形式のデータの集合体を意味しており、ビッグデータを構成する重要な要素は以下の5つに定義されています。

・「量(Volume)」:レコード数やカラム数
・「速度(Velocity)」:更新スピードや頻度
・「多様性(Variety)」:データ形式や種類
・「正確性(Veracity)」:精度や真実性
・「価値(Value)」:課題解決への糸口

上記の頭文字から「5V」と呼ばれており、各要素は日々発展し続けています。

ここではその5Vの各要素ごとに、Excelでのデータ分析やレポーティングが抱える問題点について説明していきます!

・量(Value)
Excelでは表示できるレコード数に約100万行の制限があります。
実際に分析するとなると、その10分の1である10万行程度でも、計算処理するとなると動作が怪しくなります。
今後データ量が肥大化・複雑化していく中で、レコード数が限られていると、処理自体ができない!なんてことに、、、
そのため、複数ファイルに分割して同様の作業の繰り返しでなんとか対応していても、より工数が増えてしまいます。

・速度(Velocity)
Excelでの分析やレポーティングを、日次やより細かい頻度で更新を行いたい場合、処理時間やデータ接続の問題がボトルネックとなり、実現が困難な場合が多くあるかと思います。
顧客行動の複雑化などビジネス環境の変化のスピードに迅速に対応し、リアルタイムでの分析可視化が可能な環境構築が必要です。

・多様性(Variety)
Excelで単一のデータからのみで分析やレポーティングを行うと、視点が広がらず新たな分析方針の選択肢が得にくい場合があります。
多角的な分析を行うためには、さまざまなデータをそれぞれ自由にクロスさせた分析を行う必要があります。

・正確性(Veracity)
データ全体を対象に結果を確認したり、異常値の検知などのノイズクリーニング処理をする場合、 Excelでは多くの時間を要します。
最終的な集約された分析結果だけでは正確な結果であるかの確認は難しいため、処理工程のなかで常にチェックを行える状態が求められます。

・価値(Value)
データを多角的に捉え、可視化などを通してさまざまな観点から分析を行うことで価値を生むことができます。
そのような分析を行うために必要なことは、新たな視点や方針の決定、フォーマットの更新など、改善に向けた案の実行です。
しかし、そのためのリソースが、従来のフローのみで消費されてしまい、実行できないという問題があります。

扱うデータの発展や変化にいち早く対応していくためには、上記の問題点を同時に解決するような環境づくりが必要となります!


3.問題解決へのアプローチ

現状のボトルネックになっているExcelでの作業部分を「Tableau」に置き換えることで、先述した「5V」それぞれの項目における問題解決へのアプローチとすることができます!

・量(Value)へのアプローチ
Tableauでは読み込めるレコード数に制限はありません!
また、処理速度に関しても、Tableau独自の「Hyper」と呼ばれるデータエンジンを搭載しており、短時間で大量のデータを処理することが可能です。

・速度(Velocity)へのアプローチ
Tableauでは処理速度の向上はもちろん、多種多様なデータと連携することが可能です!
クラウド環境下で任意の頻度での自動更新も可能となるので、常にリアルタイム性を保つことができます。

・多様性(Variety)へのアプローチ
Tableauは、さまざまなプラットフォーム上のデータを統合することができます!
従来のExcelファイルなどのローカルに保存されているものや、クラウド上のデータやデータベース化されているものなど、多種多様なデータ形式を取りこむことで、一元管理ができるとともに、多角的な分析が可能になります。

・正確性(Veracity)へのアプローチ
TableauではPrepと呼ばれるデータプレパレーションツールがあります。
データプレパレーションとは、分析前のデータをクレンジングや修正を行うプロセスのことです。
Prepを使用することで、扱うデータの全体像を把握することができ、データの集約・修正・異常値の検知も可能となり、精度の高い分析へと繋がります!

・価値(Value)へのアプローチ
Tableauでさまざまなデータをブレンドし、既存の項目を用いて、新たな指標を生み出すことも可能です!
速度と精度が担保された上で、それらの指標を用いて分析・レポーティングすることで、他にはない価値を生み出すことができます。

また、Tableauには共有機能も付属されているので、日々の分析やレポーティングはもちろん、更新や修正の周知などの共有にかかる工数も削減できるため、リソースの確保にもつながります!


4.BI活用に向けた現実的な第1ステップとは?

BIやTableauは、新たなスキル習得やコストなどの問題から、導入へのハードルが高いイメージがあります。
そのため、「BIで業務効率化をしたい、、、!」という漠然とした想いでは、実現に向けた第1歩を踏み出すことが難しい側面もあります。

まずは、現在行っているフローを先述の項目(5V)と照らし合わせて、ボトルネックになっている部分を特定してみましょう!
現状の問題点を整理することで、日々のレポート業務をラクにするために必要なものが明確になるはずです!

その上で、Tableauによる解決へのアプローチが実際にどのようなものかを確認することで、Tableauの有用性への理解、そして活用に向けて繋がります。

つまり、まずはボトルネックの特定から始めることが、BI活用に向けた現実的な第1ステップとなります!

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今回は、分析レポート業務の問題とTableauでの解決方法についてご紹介いたしました!

普段の業務でExcelを使用している方の多くは、以前のファイルフォーマットがあったり、ほとんどのPCでExcelが使用可能なので、なんとなく流れでExcelかな、、、という感じかと思います。
その結果、動作が重かったり遅かったりしても「我慢」で解決してませんか?

Excelは業務を効率よくスピーディに進めるためには、必ずしも最適なツールとは言えません。

パーソルP&Tでは、既存ExcelレポートのスピーディなTableau化サービス「レポスピ!」を提供させていただいております。
Tableauによる脱Excel化・定着化をご支援いたします。

本記事を通して、Excelでの分析やレポーティングの課題を顕在化させ、BI活用に向けた現実的な第一ステップを踏み出せるきっかけにしていただけましたら幸いです!

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