見出し画像

雨氷!うひょうが降った日。ウッヒョー!

40年生きてきて、初めて知った現象と言葉がある。私は、本やYou Tube、知人とのお喋りから広く浅く情報を得る方なので、割と物知りなところはあると自負している。若干薄っぺらいが。

そんな私が、2月22日の木曜日、雨氷という言葉を知った。

それは、私の住む長野県に雨氷が降ったからだ!2月22日の日は冷え込みが厳しく東京から長野に帰ってきたばかりの私は、家に籠っていた。私はスーパーから徒歩30秒の場所に住んでいるのだが、この日も閉店間際にスーパーに向かった。スーパーからの帰り道、道沿いに植っているツツジ達が、氷でコーティングされていることに気がついた。霜ではない、透明の氷でツルッとコーティングされているのだ。

あまりに、美しく、寒さに足早になっていた私も足を止めてしばしコーティングツツジを眺めていた。

翌朝、パン屋さんへ出勤し、焼き菓子の仕込みを始める瞬間。物知りというか本物の物知りのパン屋さんのオーナーさんが、「昨日、雨氷が降りましたね。」と言った。私は、今まで生きてきて、雨氷という言葉を聞いたこともなく、現象も見たこともなく、全く発想外の事象であった。想像の外の世界。

九州で生まれ育った私には無理もないこと。

雨氷とは。うひょうと読む。英語では、freezing rainと表記される。着氷性の雨で、空中では液体、木や道路など物体に触れた瞬間に氷結するという何とも神秘的な雨なのだ!!!

雨氷と雪で覆われた木々

翌日は、雪となり。雨氷でコーティングされた木々の枝に雪が積もり倒木が増えた。

その翌日は、晴天となった。透明の氷でコーティングされた木々たちは、太陽の光を反射し、七色の光を放つ。木の枝が全てクリスタルになったようで、パン屋さんからの帰り道、キラキラと七色に光る景色を見ていた。

いくら、写真に収めても現実を伝えることはできない。もちろん、私の写真の技術が乏しいのもあるが。

キンッと冷えた空気を感じながら眺める、雨氷が降った後の景色は、やっぱり筆舌に尽くし難い。

旅はやっぱり、行くべきだと。

私は、やっぱり百聞は一見に如かず。と思ってしまうから、いつの日か、大きな鯨もオーロラも、ピラミッドも見てみたいと強く感じた午後でした。

Smiycle



Smiycleとは、smileとcycle​をかけ合わせた造語。笑顔は幸せの連鎖を作る。笑顔のサイクルを作りたいという思いから、浮かんだ言葉です。笑顔をプロデュースする活動や記事を続けていきます。サポート頂けたら、幸いです。https://twitter.com/smiycle