身体の細胞がきちんと働く環境整備に最適な食事
「穀菜食 マゴワヤサシイワ」
※2020年4月26日アーカイブ記事です。
「健康のためにはバランスの取れた食事!」
よく聞くフレーズですが
何のバランスをとったらいいのでしょうか?
身体はたくさんの細胞から成り立っていますが、
それらはすべて食べ物から作られています。
家庭科の授業でも習った5大栄養素。
①炭水化物(糖質)→脳・神経系のエネルギー源、
身体の構成要素、体温維持の働き
②たんぱく質→身体を作る必要不可欠な栄養素、
身体の組織や酵素・ホルモンの原料
③脂質→身体を動かすうえでのエネルギー源、
細胞膜、血液、ホルモン、脳、皮脂膜の原料
④ミネラル→身体の維持や調整、骨格の形成や体温調整、
酵素ホルモンの成分、筋肉神経の機能維持
⑤ビタミン→炭水化物、たんぱく質、脂質の働きをサポート、
補酵素として働き代謝効率をあげる
最近は7大栄養素として下記も追加され、
体のバランスと循環の作用にも注目が集まります。
⑥食物繊維→余分な老廃物を体外へ排出させる作用
⑦フィトケミカル(機能的栄養素)
→抗酸化作用や免疫力向上、代謝促進作用などのある
植物性化学物質。カルテノイド・ポリフェノールなど
旬のカラフル野菜や果物に多く含まれる
日本人にあった食事のバランスのおすすめは
まず3大栄養素の摂取バランス
炭水化物:脂質:タンパク質=6:2.5:1.5
食品の成り立ちによるバランス
穀物:植物性:動物性=5:3.5:1.5
摂取と消費のカロリー、ホルモン、血糖値、自律神経、
腸内環境、代謝と消化の酵素などのバランスで成り立っている
身体の恒常性の要素に良い循環が生まれ、
全体が整い健康な身体に近づいていくことがわかっています。
現代社会では「いいものをとる」以前に
「身体に悪いものを入れない」という視点もとても大切です。
毎日ではなく少し摂取を減らしてほしい食材としては、
マーガリンなどの加工油脂、添加物や化学物質を含む加工食品、
腸内環境を乱す牛乳やヨーグルトなどの乳製品、
肉類、小麦製品、
砂糖を含むスイーツやジュース、清涼飲料水などがあります。
その一方で、積極的にとってほしい食材として
上記のバランスを保てるものは、
精製されていない穀物(玄米や雑穀)を主食とし、
大豆製品などの豆類、旬の野菜や果物を柱にしつつの
海藻類、イモ類、キノコ類、種実類、小魚類、発酵食品です。
これを覚えやすくした標語「マゴハヤサシイワ」の「穀菜食」です。
穀物と植物性食品を中心にした「穀菜食」は食事を通して
体内に有害物質が取り込みにくいメリットもあります。
マ・・・豆類、納豆・豆腐・味噌・醤油など大豆製品
ゴ・・・ゴマ・ナッツなどの種子類
ハ・・・味噌、納豆、漬物、鰹節、甘酒、酢、みりんなど発酵食品
ヤ・・・野菜・果物類(特に旬のものを取り入れる)
サ・・・魚介類
シ・・・しいたけ、えのきなどキノコ類
イ・・・イモ類・穀類(精製されていない玄米や雑穀が推奨)
ワ・・・ワカメ、のり、昆布など海藻類
「穀菜食」を推奨する山田豊文さんは
著書「脳がよみがえる断食力」の中で、穀菜食の7つのメリットをあげています。
①エネルギーの安定的供給
②思考がはっきりする
③消化と排泄能力の向上
④血糖値の安定、睡眠力アップ
⑤うつが消える
⑥味覚が変わる(薄い味付けで満足)
⑦健康を総合的に改善
身体の大掃除をし若返り免疫力UPの効果もある
食べない選択「ミネラルファスティング」では、
断食期間の前後に準備と復食の食べ物を調整する期間があるのですが、
その時にもこの「穀菜食」は土台となっています。
細胞レベルで健康を考えるとこの食事に行きつくのだとか。
色とりどりで見た目にも美しく、美味しく、五感も喜び、
身体の内側の細胞がきちんと働く環境整備に最適な食事。
「食」からつながる「幸せ」に
穀菜食からアプローチしてみませんか?
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