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【中途採用向け】ダイレクトリクルーティングの比較

先日、日本を代表する大企業で中途採用担当をしていた友人と会話していたのですが、当時の悩みを聞いて驚きました。

"うちのような年間の売上10兆円をこえる大企業でも、毎年優秀な人材の確保が難しくなっている感覚があった。待っていてもいい採用ができるなんて、本当に過去の話になっていると思う。"

そして同時に、当時どのように工夫していたのか聞いたところ、ダイレクトリクルーティングを積極的に活用していたことを教えてくれました。

"ダイレクトリクルーティングは、人事部だけじゃなく部門横断で使っていた。本当にいい人を採用しようと思ったら、現場を巻き込まないと。"

やはり人材紹介会社や求人広告への掲載だけでは、対応しきれなくなってきているというのが現状なんだと再認識しました。今回は、様々に登場しているダイレクトリクルーティングについてまとめていきたいと思います!

採用方法全般について知りたい方は、下記にe-bookもございますのでご活用いただけますと幸いです!

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ダイレクトリクルーティングの背景と歴史

「ダイレクトリクルーティング」とは、採用において、企業が自ら能動的に活動し、採用する手法のことです。人材の募集活動を求人広告媒体や人材紹介会社など第三者にアウトソーシングして、求職者の応募をただ「待つ」のではなく、企業側が人材データベースやSNSなどさまざまなツールを活用して、求める人材を自ら探し、直接アプローチする「攻め」の採用手法といわれます。(weblio辞書)

普及の背景には日本の生産年齢人口の減少があるといわれています。生産年齢人口は1995年の8,700万人から2015年には7,500万人と減少を続けております。2050年には5,000万人程度になるといわれており、国内の働き手は今後もさらに減少する想定がなされています。(総務省「国勢調査」より)

上記と連動する形で、リクルートからSim-Careerというダイレクトリクルーティングサービスが1997年にリリースをして以降、2000年代に求人サイトのデータベースに対してダイレクトリクルーティングを行うことができるようになっていきました。

その後2007年にリリースされたハイクラス向けのダイレクトリクルーティング「ビズリーチ」やIT・Web業界特化型の「Green」などが登場し、セグメント特化型のダイレクトリクルーティング市場も形成されて現在に至ります。

ダイレクトリクルーティングのメリット・デメリット

メリットとしては、何よりも自社の採用要件に合った求職者にアプローチできるため、質の高いユーザーが集まりやすいことではないかと思います。また、成功報酬の手数料も15-20%と人材紹介と比較すると抑えられるという点も魅力です。

デメリットとしては、運用コストがかかってしまう点が最も大きい部分ではないかと思います。スカウト文を作成し、求職者それぞれに送付する必要があるため、これを職種ごとに対応すると運用コストがかかってしまいます。

ダイレクトリクルーティングの比較

◆ビズリーチ

CMでもおなじみになってまいりました、ハイクラス向けのダイレクトリクルーティングサービスです。

・総会員数は150万人以上
・30代を中心とした、即戦力となる人材が多数登録
・基本利用料85万円+成果報酬として理論年収の20%

◆Wantedly

条件面だけでなく、企業の想いを重視して仕事を選択する「共感採用」を軸としたダイレクトリクルーティングサービスです!

・総会員数は190万人以上
・自社の記事を公開することも可能
・スカウトサービスは月額11万円から

◆ミイダス

パーソナリティ診断やコンピテシー診断によって、求職者の適正や思考性に対して、ダイレクトリクルーティングを行うことができるサービスです。

・総登録者数は43万人以上
・検索できるのは全部で41項目
・利用料金は定額制で成果報酬0円

◆ジョブクル転職

私たちスマイループスが運営する、若手人材の採用に特化した、ダイレクトリクルーティングサービスです。

・総会員数は約38万人
・直近登録者の20代比率は50%以上
・利用料金は定額制で成果報酬0円

まとめ

ダイレクトリクルーティングについても、様々な採用ツールが登場しておりますので、自社に合ったものを選んで活用いただければと思います!

◆参考