【日本語】トピック3|文法まとめ
🌸トピック3-1
❶ 可能形
Ⅰグループ … iます ➡ eます
Ⅱグループ … eます(iます) ➡ ますられます
Ⅲグループ … します ➡ できます / きます ➡ こられます
❷-1 ~なる(能力の変化)
無意志V(辞書形) + ようになりました/なりません
無意志V(ない形) + くなりました/なりません
・みんなの日本語第36課で勉強
・「社会の状況(じょうきょう)の変化(へんか)」でも使われるが、システム(system)などが中心。
・Vの前の助詞は「が」 … 教科書P10をチェック!
❷-2 ~なる(個人の習慣、社会の状況の変化)
意志V(辞書形) + ようになりました/なりません
意志V(ない形) + くなりました/なりません
・「意志V」=人のアクション
・「社会の状況の変化」でも使われるが、「人のアクション」が中心(意志Vだから)。
・Vの前の助詞は「を」 … 教科書P11をチェック!
❸-1 ~なってくる/きた
・前よりはいい。でも、まだ100%ではない。50%?60%?
※「~なる/なった」は、今はもうOKということ。
・「少し」「前よりも」などといっしょに使われることがある。
❹-1 ~たばかり(みんなの日本語L46)
Vた形 + ばかり ※「ばかり」は名詞と同じ
・「~たところ」と同じ意味
・「~たところ」は今のActionだが、
「~たばかり」は、その人が「まだ最近だ」と思えば、使える。
〇 今、昼ご飯を食べたところ/ばかりです。
✕ 1年前に結婚したところです。 〇 結婚したばかりです。
❹-2 ~てばかりいる
Vて形 + ばかりいる
・あることやあるActionをずっと/いつもしているときに使う。
・マイナスなイメージが多い。
例)息子(むすこ)はゲームをしてばかりいて、全然勉強しない。
❹-3 ~ばかり
N + ばかり(~ている)
・「~てばかりいる」と同じ意味。
例)息子(むすこ)はゲームばかりしていて、全然勉強しない。
・2つの違い
Vてばかりいる ➡ Vを強く言いたい
Nばかり~ている ➡ Nを強く言いたい
🌸トピック3-2
❶ 比較(ひかく)・対比(たいひ)
比較:2つ以上の物事を比べる / 対比:2つの物事を比べる
①【N1<N2】 N1 は N2 ほど(=より)~ない
・「~より…ない」は、2つを比べているだけ
・「~ほど…ない」は、「そんなに~」という程度の意味がある
例1)日暮里は新宿より人が多くない。
➡「新宿より少ない」ことを言うときに使う。2つを比べているだけで、特に意味はない。
例2)日暮里は新宿ほど人が多くない。
➡「そんなに人が多くない」という気持ちや程度の意味を伝えたいときに使う。
・・・・・
② N1 に比べて N2は~
③【N1=N2】N1 も N2 も~
④【文1⇔文2】「文1 が、文2。」=「文1。それに対して、文2。」
❷-1 ~ようだ(推量|みんなの日本語L47)
V (普通形) + ようだ
いAい(普通形) + ようだ
なAな + ようだ
Nの + ようだ
【意味】
人の体【目・耳・鼻・口(舌:した tongue)・肌(はだ:skin)】を通して、自分の経験から推量(すいりょう=考える)したときに使う。
❷-2 ~みたいだ(推量)
V (普通形) + みたいだ
いAい(普通形) + みたいだ
なAだ + みたいだ
Nの + みたいだ
【意味】
「~ようだ」の話し言葉(会話)。
【重要】
会話の文が「丁寧体」ではなく「普通体」かをチェックする!
❷-3 (まるで)~ようだ/みたいだ(比況/比喩)
【文型】❷-1・2と同じ形
【意味】
・他のものに例える表現 ➡ AはBに似ている/そっくりだ。
as if it were like / as if it were similar to
Used to like one thing to something else.
・「~ようだ」の話し言葉は「~みたいだ」。
・「まるで」は言わない時もある。
【例文】
・彼は歌がとても上手で、まるで歌手のようだ。
・うちの夫は一人で何もできなくて、まるで赤ちゃんのようだ。
【重要】
1.(まるで)Nのよう<に>/Nみたい<に> A・V
2.(まるで)N1のよう<な>/N1みたい<な> N2
➡ 教科書をチェック!
❷-4 ~らしい(推量:うわさ)
V (普通形) + らしい
いAい(普通形) + らしい
なAだ + らしい
Nの + らしい
【意味】It seems that
・「たぶん〜だ / 〜だそうだ」と、自分で見たことや、他の人から聞いたこと(情報)から判断(はんだん)して、「たぶん〜だ」と言うときに使う推量表現。
・特に、「噂(うわさ:rumor)」や「人の話」が中心だから、100%の情報ではない! ※「~らしい ⇔ ~そう」
・「~ようだ」は、自分が見たり聞いたりしたことから、感じたことや考えたことを言うときに使う。直接さわったり、感じたりしたときは「~らしい」を使わない。
【例文】
・山田さん、最近日本人の彼女ができたらしいですよ。
・あのカフェのコーヒー、とってもおいしいらしいよ!
・来月の期末テスト、難しいらしいよ・・・。
❸ ~ような気がする
V (普通形) + ような気がする
いAい(普通形) + ような気がする
なAな + ような気がする ※「~な気がする」が多い
Nの + ような気がする
【意味】
「~と思う」は、自分の意見や考えをはっきり言うときに使う。それに比べて、「(~ような)気がする」は、はっきりした(=100%の)理由や根拠(こんきょ)、目的などがなくて、「たぶん~と思う」「なんとなく~だろう」と思うときに使う。
【例文】
・田中君:俺、明日のトピックテストは100点取れると思う。
毎日たくさん勉強したから!
山田君:俺も、明日のテストは100点取れるような気がする!
田中君:お前は無理だろ(笑)
・宝くじを買った。今回は一等が当たるような気がする。
・あゆみちゃん、最近きれいになったような気がする。恋でもしているのかな?
【重要】
文をよく読んで、現在形か過去形か、しっかり確認する。
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