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ルール無視は当たり前なのか

例1「信号のない横断歩道」

 あなたは信号の無い横断歩道の前に立っています。向こう側に渡りたい。でも、その道路には自動車がばんばん通っていてなかなか渡れない。

「困ったなぁ・・・」という思いしたことありませんか。

 あれ、自動車は道路交通法違反らしいです。

 もし警察がその場を見ていたら、声をかけられ罰則を取られるそうです。まぁ、信号の無い交差点自体、車通りの少ない辺鄙なところにあるので、そんなところに警察がいることはまずあり得ないわけで苦笑。

だから、車に乗っている人は、平気で何食わぬ顔で通り過ぎるのです。

そう、ルール無視。平気で違反しているのです。

例2「高速道路」

 制限速度が時速80キロの道だったら、追い越し車線も時速80キロで走るべきじゃないですか?

 追い越し車線を時速80キロ/時で走って「追い越す」ためには、走行車線に「時速80キロ以下で走っている車」がいた場合のみ可能となる訳ですよね。

 実際、そんなことを考えて走っている人はゼロに近いと思います。平気でルールを無視しているのです。違反しているのです。


 今、私たちに問われていること、それは「私たちは、知らぬ間に、平気でルールを無視している」ということなのかも知れません。 

 だから、まず「ルールを守れ」とか言うときは、自分を顧みる必要があるのかなと。

 普段からちょくちょくルールを破っている自分のことは棚に上げて「ルールはルールだから守るのは当然だ」と思ってないか、と。

「人を殺しちゃいけない」とか、だれでも分かりきってることでも、一応ルールとして決まってますけど、いつまでたっても、殺人は無くならないし、自動車事故もなくならない。

 こんなに科学技術が発達した21世紀であっても。

なぜなんでしょうね。

「自粛」という言葉が非常に空しく響いている今、もういちど、ルールについて考える必要があるんですかね。

・・・愛に満ちあふれた日々を






私たち国民全員に伝わりにくいという現実が浮き彫りになっている気がします。

なぜ、「不要不急の外出は自粛してください」と政府が言ってるのに、パチンコ屋に行こうとする人がいるのか、なぜ、パチンコ屋は休業しないのか。

 この問題は、多くの方々が指摘しているように、「自粛には法的拘束力がないから」だと思います。

 「法的拘束力」は、罰金とか懲役とかなんですかね。

 自動車を運転してると、赤信号ではほとんどの人が止まります。もし、赤信号を無視して直進したら、そこに警察が待ち構えているかも知れない、というより、事故に遭うかもしれないという予想から、止まるのだと思います。

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