そもそも税金って何?
日本国憲法にはいわゆる「三大義務」といわれるものがある。
以下抜き出してみた。
第二十六条 2項
すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。 第二十七条
すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。 第三十条
国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ。
上記で「納税の義務」という文言があるが、納税とは「税金を納めること」と解釈し、そこをちょっと掘り下げてみたい。
財務省のHPを見てみると、Q&A方式で税金が説明されている。
以下引用してみる。
【質問】「税金には、どういった種類のものがありますか」
【答】税金には、課税主体が国である「国税」と、地方公共団体である「地方税」があります。国税には、所得税、法人税、相続税、贈与税、消費税、酒税、たばこ税、自動車重量税などがあり、地方税には、住民税、事業税、固定資産税、地方消費税、自動車税などがあります。
上記項目を見て、なんでこんなにたくさんあるの?と思う。
もっと簡単・簡潔にできないの?と思う。
政府は、私たちの知らぬ間に、あの手この手を使って税金を「巻き上げている」ようにしか思えない。「正直者がバカを見る」、そんなシステムに思えてならない。
ざっくりいうと、政府というのは、私たち国民が安全に幸せに豊かに暮らしていくためにのみ存在するはず。
つまり税金は、既得権益層である政府の私腹を肥やすシステムではなく、国民一人一人が安全に幸せに豊かに暮らせるようにするために存在しなければならない。税金のシステム自体、わかりやすく簡潔でなくてはならないといえる。
私たち国民は、ほとんどの人が働いて収入を得ている。
その収入から「〇〇%を国に納めてください」と示すだけでよくないだろうか?
(そもそも「お金」以外でも納税は可能ではないか?同等の価値が認められばそれでもいい気もする。ときには固定観念を打ち破る過激な発想が必要だ笑)
こんなふうに思うのは私だけだろうか?
国民みんなが私と同じような思いをもっていたら、日本は今よりは「いい国」になるんじゃないかなと思う。
私は4月から休職し無給状態が続いている。
それまでは組織の中にいたので、市県民税、所得税等は給料から引かれていて、その存在を軽視していた。
しかし、昨日、役所から書類が届き愕然とした。
「え、税金ってこんなに支払ってたの?」
どれだけこの税金が私たちに還元されているのかわからない。
調べたらそれなりに分かるのだろうが、めんどくさくて調べない。
いわゆる、無関心。
そんな心境になってしまっている状況。これは「自己責任」と簡単に片付けていいのか?
そもそも国や県や市は、テレビのCMのように「頻繁に」とまではいかないが、税金の用途を納税者にわかりやすく伝える義務があると思う。「興味関心が無い人は知らなくていいですよ」、ではなく、「是非知っておいてほしい」くらいな態度を示してほしい。そのために税金を使ってくれるなら賛成する。
要するに、普段から政治等に関心をもってない人は、「知らぬ間に搾取されている」といえる。損しているかも知れないことにすら気が付かずに。
ある意味、「何をされているか気が付かない」というのは、人生を楽しく幸せに生きる上では、とても大切な要素でもあると思う。できれば死ぬまで気が付きたくなかった。でも、気が付いてしまったからには仕方がない。
そんな悶々とした気分である今、私にできることは、ただひとつ。
近くのコンビニに行って高額な税金を納めること。
「自分自身で税金を納めるという行為」は、私にとって極めて貴重な経験となった。政治に関心をもつきっかけになった。
気付かせてくれた皆さん、ありがとうございます。
愛に満ちあふれた日々を。
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