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【連載】新卒ズのぶれぶれ日記 vol.3  THREE DAYS with Smiles:

みなさんこんにちは。新卒ズの劉です。

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「新卒ズ」こと2022新卒メンバーの4名で連載している【ぶれぶれ日記】の第3回。

これまでの【ぶれぶれ日記】ではプロジェクト単位で皆さんに紹介してきましたが、第3回から今までと少し違う毛色で、「スマイルズで働く新人PMの THREE DAYS 」をテーマにして皆さんとお話ししていきたいと思います。

「スマイルズのみなさん、1日のスケジュールはどんな感じですか?」

採用の座談会でもよく聞かれますが、振り返ってみると自分も驚くのは、スマイルズに入社してから同じことを繰り返して仕事する日がほとんどなかったです。各方に連絡したり、定例ミーティングに参加したり、ルーティンの仕事はもちろんある一方で、プロジェクトの内容またフェーズによって毎日違う動きをしています。

華やかな言い方をすると、毎日新しいことを経験できて楽しい!一方で毎日違う難しさに直面しているのも事実です。

今回は、私の酸いも甘いも詰め込まれた、ふつうの3日間について書いていこうと思います。


DAY1: ある「弱み」を自分の「ユニークさ」に変えるように

月曜日/10時出社/朝食はコンビニのゆで卵とコーヒー

今日は来週の最終報告会向けの資料を詰める日です。

資料作りや執筆などの作業には気合いが必要ですね。私はエンジンをかけるためにまずコーヒーを淹れてきます。皆さんは集中モードに入る前に必ずやることがありますか?

朝淹れたてのコーヒーを保温ボットに入れて出社 「淹れる」ということで気分が変わる

今回私が関わっているのは、数年後に開業予定の商業施設開発案件です。約9ヶ月間、クライアントのプロジェクトメンバーを巻き込んで、ワークショップを何回も一緒にやったり、国内も国外も一緒に視察に行ったり、とにかくクライアントとご一緒に過ごす時間が多かったです。皆さんのことが好きだったので、最終報告をして終わってしまうのが少し寂しいです…

9ヶ月間のワークを経て、どんな考察があって、そしてどんなコンセプトや企画提案に繋ぐのか、最終に一気に資料にまとめてクライアントに報告し、企画フェーズをクローズするケースが多いです。とても個人的な感触ですが、スマイルズのプレゼン資料は、だいたい読んで楽しいと思います。小難しい専門用語が少なく、誰が見ても分かりやすいロジックや、ビジュアルと分かりやすい言葉の程よいバランスなど、ワクワクさせようとしている工夫が見えます。

今回最後の資料を仕上げる担当メンバーは、クリエイティブ本部長の吉田さん、PMの先輩である津田さんと私です。お二人がいるとなかなか心強い!お二人が書いた文章は、心に沁み渡るような言葉ばかり。いつもお二人の背中を見て、ページ構成や使った言葉をマネしながら、自分の担当ページをコツコツと工事していくように書き進めます。

それぞれのパーツが完成したら、一回持ち寄って社長の野崎さんを含めて全員で読み合わせます。ドキドキしながら自分が書いたページを投影したら、「“上品”じゃなくて“上質”だね」、「ちょっと意味が違うかも」と野崎さんにどんどん突っ込まれて、そこから繰り返して修正と向き合うしかない。
吉田さんと津田さんがきっと私の限界を察して、他のページを見たら、ぐちゃぐちゃの文章はもう綺麗に仕上げてくださっていました。ありがたい!と思う一方で少し悔しい気持ちもあります。

アウトプットに繋げるための視察(私にとってはハッピー視察タイム)も
いつもご一緒の津田さん(右)と吉田さん(左)

たまに、自分の語彙力の範囲で表現することの難しさを感じます。日本語語学歴5年目の私は、みなさんが組み取ってくれるおかげで、なんとなく日常コミュニケーションができていますが、未だに言葉の温度感や文脈の違いに関してなかなか苦戦しています。中国語と同じ書き方の言葉があってもニュアンスが微妙に違ったり、まず言葉の裏にあるコンテクストを理解するところから始まったり…母国語の文章力がなかなか活かせられないという苦しさをよく感じます。

でもこれを決して自分の弱みと認めたくない。今でも鮮明に覚えているのは、入社した頃に野崎さんに「あなたしか書けないキャッチコピーもあるから、うまく使えばいつか自分のユニークさになるよ」と言われたことがあります。世間一般的に「弱み」と思われるところをポジティブに捉えている野崎さん、どんな時にも助けてくれてフォローしてくれる吉田さんと津田さん、いつもありがとうございます!いつか自分流のキャッチコピーが書けるように、引き続きワーディングセンス磨きに精進していきます。

資料を野崎さんにご確認いただいたときに、パソコンの裏側にこっそり貼ってもらったノザキ落書きです。(「特に何も意味がない」だそうです)

DAY2:とにかく色々トライしてフィードバックをもらってこい!

水曜日/在宅/朝食は青のりトーストとコーヒー

週半ばの水曜日がくると、一週間の山を越える感じがして「あと少し!」って頑張れますね。

スマイルズではリモート勤務も可能です。私の場合は、プロジェクトメンバーとコミュニケーションを取りたい時は出社しますが、作業に集中したい日やお家の事情がある日にはリモートにしています。ときにはリモート環境の方がより進みやすい業務もあります。この日の自宅で「料理のリール動画」を作成するというミッションもそのひとつです。

料理はプライベートでも趣味のひとつとして好きでよくやりますが、動画を撮るのは初めてです。
「1分内の動画ってそんなに難しくないでしょう」となぜか謎の自信を持って1日で仕上げると宣言してしまい、実際にやってみると予想以上に大変でした(汗)

今回の動画は、今携わっている調味料ブランドの案件において、ブランドの公式 Instagram での発信のために作っています。スマイルズでは、ブランドや新しい事業をプロデュースしてクライアントに渡すだけではなくて、ローンチ後のPRやコミュニケーション戦略などを含めてブランドを段階的に伴走しながらつくりあげていくというケースが多いです。新しいブランドのSNS運用は片手間では難しいと分かったうえで、ブランドコミュニケーション戦略全体の盤面において、 Instagram はどんな役割を果たしたらいいのか…どんな運用方針でコンテンツを企画すべきなのか…

色々モヤモヤしているところで、SNS運用の大御所である広報の花摘さんが相談にのってくれました。

「ブランドの都合だけではなく、ユーザーの気持ちにしっかり寄り添ったコンテンツを考えるべきだ」

なるほど。今出している商品は、わたしは心からおいしいと思っているので、リアルユーザーの気持ちでコンテンツをつくったら決して嘘ではない。自分はこの商品を日々の料理にどういうふうに使っているのかをコンテンツにして、 Instagram にて発信できたらどうかな?と思い始めました。

自分が日々の料理で、調味料を実際に使っているシーンをお届けしたい

「 Instagram のレシピコンテンツは私にやらせてもらってもいいですか?」
プロジェクトチーム内でおどおど手を上げてみました。
「とにかく色々トライしてフィードバックをもらおう!」
という流れで、とうとうリール動画の初回チャレンジを迎えました。

まずレシピを考えて、一度試作してから本番のレシピをフィックスします。そして1分間の中で何カットを入れるのか、シーンの間はどういう風に繋がるのが事前に脳内で設計しておきます。一番ドタバタだったのは、“生活感”が溢れている自宅キッチンで、いかに調理しながら「美味しそうな画」をスピーディーにキャッチするかということ。ここだけの話ですが、実は最後の盛り付けのシーンは3回やり直しました笑!フードスタイリストという職業もあるくらいなので、奥が深いですね…

自宅キッチンで動画を撮るシーン

素材はなんだかんだ撮り終わりましたが、初めての動画編集も挫折ばかりで、予想していたよりも時間がかかってしまい、気付いたらもう夕暮れの時間…そしてたくさんの方々からフィードバックをもらいながら、初稿を少しずつバージョンアップして無事に発信できました。

地味に苦戦していた私の初リール動画はぜひこれを読んでいるみなさんにも見ていただき、フィードバックをもらえると嬉しいです。

リンクはこちらです▼ 

亀甲萬本店/kikkomanhonten on Instagram: "冷製パスタでクールダウン。 フレッシュトマトをBLENDER’S PRIDEのだしつゆで作ったソースに漬けてパスタと和えるだけで作れる冷製パスタ。 バジルの香りとトマトの酸味が爽やか だしつゆとオリーブオイルは食材の味を引き立てる。暑い中でもつるんと食べれる一品です。 野菜はお好みの夏野菜に変更しても。 だしつゆで作っているので、おくらやしらすとも相性良く、おすすめです。 美味しい組み合わせを見つけたらぜひ教えてください。 _________ 【材料】 カッペリーニ 80g フレッシュトマト お好みの量 バジル お好みの量 ニンニク 1片 <ソース> BLENDER’S PRIDE だしつゆ 大さじ1 オリーブオイル 大さじ1 はちみつ 小さじ1 白ワインビネガー 小さじ1 胡椒、粗塩 少々 ※野菜を変更した場合、だしつゆの量はお好みで調整して下さい 【作り方】 ①だしつゆ、はちみつ、白ワインビネガーとオリーブオイルでよく混ぜてマリネ液を作っておき、冷蔵庫で冷やす。 ②カッペリーニを茹で上げてから氷水でしっかり締める。 ③パスタの水分をしっかりきる。 ④刻んだフレッシュトマトとバジルをボウルに入り、マリネ液を入れて入れたからよく混ぜ合わせる。 ⑤盛り合わせの時お好みで塩、胡椒とバジルを乗せて召し上がる。 #亀甲萬 #亀甲萬本店 #キッコーマン #kikkoman #醤油 #しょうゆ #お醤油 #おしょうゆ #soysauce #BLENDERSPRIDE #だし #だしつゆ #本醸造 #調味料 #万能調味料 #おすすめ調味料 #醤油屋 #おうちごはん #BLENDERSPRIDEレシピ #冷製パスタ #パスタレシピ #夏レシピ #トマトパスタ #だしつゆレシピ" 91 likes, 0 comments - kikkoman_honten on July 26, 2023: "冷製パ www.instagram.com

 Instagram 1投稿の作成はプロジェクトにおいて一見とっても小さなことですが、私にとっては「やったことないことをやる」キッカケになりました。そして「やりたいことは自分で手を挙げたなら叶えられる」というゼイタクな社内環境は皆さんに自慢したいところです!

リモートならではの休憩タイム 家のベランダから眺める富士山をお届けします

DAY3:「経験すべてをネタにしてやる」

日曜日/お出かけ/二度寝しちゃって朝食なし

パソコンの前にずっと座って資料と戦う日があれば、手を動かして料理や動画を作る日もあります。その他にも、イベントの現場で接客をしたり、テーマソングを歌ったり、仕事の内容に応じて、スマイルズのメンバーは日々様々なアウトプットをしています。

良いアウトプットをするために、たくさんのインプットも不可欠。展示会や講演会など、わざわざ吸収しに行く必要のあるものはもちろんあるんですが、どっちかというと日常の延長線上で常に観察眼を鍛えることが大事という気がします。そのため、3日間の最後は、あえて私の休日の1日をみなさんにお話ししたいです。

私は津田ダイセンパイによる「ずうずうしい日記」のファンですが、みなさん読みましたか?

津田さんは第5回の記事【アイデアとカメレオン】で、スマイルズアイデア出しのトレーニング術をお話ししてくれましたが、すごく印象的なのは「24時間365日なにかをしてもしなくても、全部なにかのきっかけ・アイデアの種にします」という話です。入社してプロジェクトのブレスト会に参加したら「週末家族と一緒に行ってきた○○」、「この前に電車で見かけた○○」、などみなさん自分自身の話しかしないです。

そこから「ネタ集め」目線で週末を過ごしたり、旅に行くようになって、何も考えないより全然楽しい!と思いました。

では、私の休日で見つけたネタをいくつか紹介します。

家の近所を散歩したら、かわいい美容室を見つけました。「総合調髪」って昭和感満載ですよね、呼び方が変わるだけでかっこよくなる。そして右側のフォントもお気に入り。

普段あまり百貨店には行かないですが、この日たまたま新宿あたりに用事があって、この前和菓子オタクの大久保さんがおすすめしてくれた高島屋の地下1階にある「銘菓百選」に立ち寄ってみました。
ここは日本全国の和菓子が集まっています。普段箱入りで販売しているお菓子が、個別包装で1個から買える仕組みになっています。「え、好きなだけ買えるって楽しい!」と楽しく回りました。昔からあるレガシーなシステムなのに今でもすごく楽しくて、システムは踏襲しつつさらに状況をアップデートする価値を感じました。

自宅に帰ったら、冬のお支度。寒くなる前に深煎りのコーヒー豆を取り寄せました。
同封されていた店主さんの手書きメッセージが秀逸すぎて、遠方の友人から送られた手紙みたいでグッと親近感を感じました。久々に良い開封体験。最近の携わっている案件で商品の同梱物について色々悩んでいましたが、やはり温度感のあるコミュニケーションがとても大事だと思いました。
ちなみに、夜は大好きなラー油を作ったので、いつかラー油を仕事に繋げられないかなと妄想しながら新しい週を迎えます。

とても長くなりましたが、ここまで私がスマイルズと一緒に過ごした3日間をお届けしました。「スマイルズはめっちゃ自由じゃん!」と思われるかもしれませんが、確かに1日どういう風に過ごすのかは自分次第。
自分から聞かないと誰も教えてくれないかも、自分で動かないと誰も指示してくれないかも。このような覚悟を持って、言われる前にまず自分でやってみたり、限界が来るまで粘り強く戦ってみる。ぶれても、1ミリだけでも、やってみたら確実に前に進めるはず。

▼この記事を書いた人

劉 小宇(りゅう しょうう)| プロジェクトマネージャー
中国出身。中国の大学から卒業後、あるベンチャー企業の創業期に参加し、何でも屋として働く経験を積む。なんとなくの居心地よさに惹かれて、日本に移住。慶応義塾大学メディアデザイン研究科でサービスデザインを学ぶ。大学院卒業後、より「自分の好き」を大事にしたいのため、2022年新卒2期生としてクリエイティブ本部にジョイン。醤油ブランドの開発、大型商業施設開発などにプロジェクトマネジャーとして参画している。

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