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スマイルズのクリエイティブチームは「新卒に採用されたい」のです

※ この記事は2022年春入社の新卒カイワイ採用時に投稿したものです。現在と異なる組織や名称もありますが、お伝えしたいことは変わっていません。ぜひご一読ください。 (24新卒カイワイ採用チーム)


こんにちは、スマイルズクリエイティブ本部長の野崎です。スマイルズのクリエイターチームである「クリエイティブ本部」の長をしています。

野崎‗20190820

突然ですがお知らせです!

スマイルズのクリエイティブチームでは、2022年春入社の「新卒カイワイ一期生」の募集を始めます。


「新卒」と言いつつ、年次・既卒は問うていません。
明るい野心、健全な謙虚さ、そしてこれまでの経験全部を携えて、未知なる未来に飛び込んでみたいーーー。そんな、新卒界隈(カイワイ)の人たちと出会いたいなと思っています。

そもそも働く選択肢が広がっているこの時代に、会社に所属する意味とは何でしょうか。

そんなことも考えながら、僕からは、今回の採用にあたっての想いを綴ってみました。人事チームに「野崎さん、今回の採用に関してメッセージをください」と頼まれて執筆したところ、4000文字近くになり、上記のサイトでは一部カットになりました(笑)。こちらのnoteではたっぷりと、【ノーカット版】でお届けします!

新卒に採用されたい

―スマイルズのクリエイティブチームは、「オセロ」に似ている?!

スマイルズのクリエイティブチームのことを少しだけお話しします。スマイルズと言えば、Soup Stock Tokyoや、PASS THE BATONgiraffe100本のスプーンなど様々な”自分事業”をやっています。

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しかしながら、実はこれまで秘密裏にやっていた・・・わけではないのですが、外部の企業さんや団体さんへ向けて、プロデュースやコンサルティングも行っていたりします。
本と出会うための本屋「文喫」が少し前に話題になりましたね。

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というわけで今回クリエイティブチームのフラッグを作りました!これ皆さんなんだかわかります?

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そうです。オセロです。
オセロは、実は日本人の発明だったと知ってますか?1970年に開発され今や世界中で「REVERSI(リバーシ)」の名でも親しまれているゲームです。

ゲーム理論的には「二人零和有限確定完全情報ゲーム」に分類され、囲碁・将棋・チェスなどと同分類となるようですね・・。難しくてよく分かりませんが。「覚えるのに一分、極めるのに一生 」と言われるほど、単純なゲームであるにもかかわらず、奥深いゲームだそうです。

・・・おっと、話が完全に脱線しました。

こんな誰もが知る”盤面”。
これはスマイルズが挑む市場に似ています。ファストフード、ファミリーレストラン、ネクタイ、リサイクルショップ、本屋。僕たちが関わる市場は、所謂コモディティ化された市場であったり、業界のイメージや競争ルールが決まっていそうな市場であることが多いです。

「最近話題の〇〇市場」とか、「今トレンドの〇〇マーケット」みたいなところに手を出さないあたりがスマイルズっぽいなと個人的には思います。

寧ろ既存の価値観に固められてしまった市場こそ魅力的に感じる。
スマイルズの代表、遠山さんの言葉を借りれば、そんな市場にこそ

「なんでこうなっちゃうの?」

という疑問が内在化しています。

この疑問符こそが、見慣れてしまった「これまで市場」に新たな価値を埋め込んで「これから市場」を生み出す、小さいけど大いなる切っ掛けです。

改めて先ほどのフラッグを見てください。

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この盤面を市場とするなら、殆どが“白”い石で覆いつくされている。
“黒”い石は市場の隅っこで細々と生き残るのみ。

ただ、右上隅が空いていますよね。ひとたびここに“黒”い石の一打を打てたなら、実際のオセロのように“白”が“黒”にひっくり返るかもしれません。パタパタパタとひっくり返せば、“黒”が“白”に少しだけ勝ちます。あるいは“白”と“黒”が共存しているようにも見えます。

市場の隅っこで今は皆には気づかれないけど確かにあるはずの価値、そんなやり方ではこの市場では通用しないと言われてしまうような、でも手触り感のある方法論、そんなものを糧にして、“白”も“黒”もアリな社会を実現したい。その共存の先には、世の中が少しだけ右斜め上に向かうことができるんじゃないかと考えています。

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スマイルズのクリエイティブは、「これまで市場」を柔らかくひっくり返すための一打を打たんとするチームです。

だからこそ、様々な背景を持った人達が集まっています。デザイナーもいれば、広報もいる。プロジェクト管理をする人もいれば、料理人もいます。

皆バラバラでいい。だからこそ様々な価値観やモノの観方が集結する。
そのすべてを認めながら、取込みながら、次の価値の可能性を切り拓いていきたいと本気で考えていたりします。


―仕事は何のためにするの

就職活動を始めると陥る大命題。「なんのために仕事をするのだろう~」。
自己実現のためか、生きるためか、誰かの役に立つためか、、、どれも正解のような、そうでないような。

実は僕も未だにわかりません。もはや考えることを放棄しているかもしれない。敢えて言うなら「頼まれたら断れないから」かな。あるいは「頼まれるような人でありたいから」かもしれません。

スマイルズはスタッフ一人ひとりの“ヤリタイコト”を大切にしています。そんな中、取締役であるにも関わらず、僕にはヤリタイコトがないんです。でも誰かに頼まれたことはとってもヤリタクなるんですよね。

またしても登場するスマイルズの社長遠山さんの名ポエム。

自分の仕事は、恋のよう

恋のような仕事に出会えると素敵ですよね。僕の場合は、「誰かに告白されたら、好きになってしまうような恋(仕事)」ということかな。

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恋のカタチも人それぞれであるように、仕事への向き合い方も人それぞれ。
べき論なんて存在しない自由なものなんだと思います。

―ある文化人類学者がスマイルズをこう表象しました

気が付けば凄い時代になりました。YouTuberになるもよし、いきなり起業するもよし、あるいは最初からフリーランスなんて手や兼業という選択肢もあります。働き方は千差万別。その気になれば個人の選択の自由が当たり前。

それなのに、敢えて会社に所属するってどういうことでしょうか。

ある文化人類学者の方がスマイルズで働く個々人を“全体的な個人”と名付けていました。これを乱暴に解釈すると、スマイルズの中の人は、「スマイルズさん」でもあり「自分自身」でもあるということ。

これまでの社会、これまでの会社では、会社と個人は雇用契約によって結ばれて、「会社に所属する個人」でした。確かに自分の一部ではあるけれど、自分自身ではないような。自分自身の想いとは裏腹に、会社に所属する個人として苦渋の決断をせざるをえないなんてこともあるかもしれません。

スマイルズはそうではありたくない。
スタッフ一人ひとり自身が「スマイルズさん=会社」であり、スタッフ一人ひとり自身が「〇〇さん=個人」でもある。
自分の個人的価値観や思いと会社の価値観や思いが一致する。もはや「会社と一致している個人」。それが“全体的な個人”ということなんだと思います。

だからこそ、素直に、前向きに、誠実に価値を生み出すことを追求することができる。更に言うなら個人戦のみならず、会社だからこその団体戦も両方挑むことができる。自分の不得手は助けてもらい、自分の得意で大きな壁に挑んでみる(サポートしてもらった時はしっかり感謝を)。

スマイルズはピラミッド型とも、ティール型とも違う、新しい組織の在り方でありたいと思っています。

スマイルズ&SSTロゴ

―新卒に採用されたい

今年からついに、スマイルズ・クリエイティブチームも新卒採用を始めます。いわゆる、ポテンシャル採用です。僕はよく会社説明会にいらっしゃる方にこうお伝えしています。

「会社があなたを採用しているだけじゃない、あなたが会社を採用しているんだ」

会社も選ぶが個人も選ぶ。それがフェアですよね。
だって僕たちは「会社に所属する個人」を選んでいるわけじゃない。
「未来の会社と一致する(かもしれない)個人」を探しているわけですから。

ここでポイントは現在の会社と一致するわけじゃなくて、あくまでもまだ誰も見ぬ未来の会社の姿を感じさせてくれる存在かどうか。だからこそスマイルズのことを一生懸命勉強して、“現在”の会社への理解をアピールすることよりも、自分自身のことを深く理解して、自分が何者か伝えてほしいと思います。

「学生時代、大した活動をしてないから不安だ」なんて思っている人も中にはいるでしょう。

でも、安心してください!!!!!
あなたの何気ない普段の生活にこそあなたのユニークネスが潜んでいます。皆さんの生きてきた二十数年間は誰も辿ったことのない確かなるユニークネスがあります。自信をもって自分の“これまで”に向き合った上で、僕たちに伝えてほしいと思います。きっと私たちも自分たちのことが大好きなので自分の会社のことをアピールするでしょう。

相思相愛になればお互い手を取ればいい。晴れて僕たちは皆さんに「採用される」わけです。とはいえ、最終面接があります。僕との面接です(僕も皆さんに面接されているということですね)。

私が一緒に働きたいと思う方の基準はたった二つ。

「目」が輝いているか=熱量が宿っているか。
「意味」がわからないか=自分だけの確固たるモノサシを持っているのか。

「わかるわかる!と面接官が感じること」とか、「質問に対して期待通りの答え」って、同じ価値観の仲間を募るという意味では一見いいことに思えるかもしれませんが、本当はむしろ危険なんじゃないかと思っているんです。
だって、“今”の会社やその面接官にとっての正解を出してくれる人にすぎないかもしれないから。

“未来”の会社の道しるべを生み出すためには、時として正反対の意見を持っている人も必要になるはず。

少なくとも面接官(あるいは僕)がすべて把握できてしまう方=意味が分かる方は、僕自身のまだ見ぬ可能性を押し広げてくれることはない気がするんですよね。

それよりも、一見意味は分からないのだが、熱量が高くて、なんだか気になる魅力的な方と一緒に働くことができれば、会社も僕自身も、新たな可能性を見出すことができると感じているんです。

あなたが一緒に働きたいと思う会社はどんな会社ですか?

がんば!!

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