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交響曲には新しい楽章よりも 四季折々をじっくりと


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始まりがあって終わりがある
人が求める心地よい旋律は
じっくりと第一楽章から第四楽章へと進む

長生きすることは新たな楽章が追加されること?

そこは増やさないでいよう

ゆっくりと流れる音楽を味わう

普通電車で一駅毎の空気を味わうように

人生のフィナーレは
壮大な盛り上がりを迎えたいね

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交響曲は一般的に第一楽章から第四楽章の構成で作られます。
序章からフィナーレまでの一つの物語。

読む物語は、作品が長ければ長いほど、たくさんの物語を知り、たくさんの景色を感じることができます。

人間の寿命はどんどん長くなる傾向にあります。

長生きをすることができると、次々と新しい楽章が追加される、そんなイメージとも考えることができます。

人によっては、そんなイメージを好意的に感じる人もいるかも知れませんし、そうでない人もいるかも知れません。どちらかと言うと、私は後者を望みます。

その理由としては、5つ目や、6つ目の季節があるとすると日本で知られる四季としての春夏秋冬の一揃いの良さに対する趣が変わってしまう気がするからです。

四季だからこそいいものがあると。

章が増えないとどうなるのか。一つ一つの章がゆったりと長く続くイメージになります。

間延びした時間はゆっくり流れるのがいいですね。
4つの章のような、四季をゆっくりと味わう。
私はそんな人生が嬉しいと思います。

5つ目の季節は不思議と欲しいとは思わないのです。あなたはどうでしょうか。

5つ目の季節には何を着ればいいでしょう。

老いた時に感じる5つ目の季節が、記憶にも残らないような、そんな章だとしたら。

4つでいいから充実した時間を過ごし、生涯を終えることにどこか美しさを感じたりします。

たくさんのメロディーを知りすぎて、記憶に残らないよりも、同じメロディーを思い出し懐かしむ。そんな余生を過ごしたい。

もう少し歳をとったらきっとその方がいいと感じる気がします。

でも景色の方はと言うと、たくさんの初めてを目や心に刻みたい。

「余生」は余る生と言うくらい時間はあるのかも知れません。

各駅停車の景色は、早い時間の流れの中で過ごすうちは、その良さには気づけないものです。

素晴らしい景色にいくらでも「ありがとう」を繰り返し伝えたい。

誰に伝えなくとも、今この時間、目の前の景色にありがとうというスタンプを押して行く、そんな最終楽章を楽しみたいと思います。

あなたはあなたの自由。余った時間を使ってみましょう。

老いにも楽しみを取っておく。ワクワクした最後の時間を過ごしたいですね。

いつ終わっても構わない、そんな最後の景色は、どんなものにしましょうか。

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