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雪のおかげのやさしいひと時

昨日から東京は雪。

今朝は昨日から預けていた車を取りに、
近所のディーラーに行きました。

今回の入庫は、
12ヶ月点検とスタッドレスタイヤへの履き替えのためです。

年末からお願いしていて、
たまさか必要になったときにスタッドレスへ交換できてよかったです。

今朝も気温が低かったようで、
昨日から降り出した雪が、カチコチに固まっていました。

午前中陽の当たらない道はツルツルとすべります。

人も自転車も慎重に、
そしてときどき転びそうになりながら歩いています。
自転車もタイヤを滑らせて、
横転しかけたおじさんを見かけました。

かたや、
小さな子供を載せて二人乗りしている女性もいて、
「母は強し」と感心したりしました。

僕もスタンスミスのスニーカーで、
骨盤を普段より前傾させて安定させながら丁寧に、
でも約束の時間に遅れないようにスタスタと歩いていました。
ときどきツルッと滑りますが、なんとか対応しながら到着しました。

よく晴れた真っ青な空のもと、
ひんやりした雪化粧の街を歩くのは気持ち良いものでした。

ディーラーで担当の人と世間話をして、
車を受け取り、洗車も済ませてキレイになった車に乗り込みました。
ガソリンスタンドに寄って家へと向かいます。

途中、日陰の下り坂や、
今日はみんなが慎重に歩いている、生活道路も通りました。

スタッドレスが効いているかどうか、
感触を確かめながら、普段より丁寧に運転します。

すると、普段忘れていた1トン余りの物体を動かしていることに気づきます。
それを自在に繊細にスピードコントロールするのですから、
クルマって素晴らしく良くできた機械だなと思いました。

そして十字路や、横断歩道でも、
普段よりちょっと待ったり、ちょっと譲ったり、
より丁寧に運転をしている自分に気づきます。

歩行者と運転者の両方の視点が同居していたからでしょうか。
いつもより優しくなってる気がしました。

家について、
普段と少し心持ちが違うのを感じました。

普段から慣れっこになっているクルマの運転ですが、
丁寧に気遣いながら運転するだけで、
何か自分の中が整った気がします。

「いまここ」にいる
動的瞑想状態だったのかもしれません。

普段から、丁寧に暮らす。
状況に気づいて、気遣いながら暮らす。

覚醒ですね。。

この感覚を日常生活に広げていきたい、

そんなことを感じたひと時でした。

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