デザイナー目線で見る決算説明資料 #28 (アスカネット/ラクスル/SKIYAKI)
より良い投資家コミュニケーションの設計を目指す「IRデザイナー」が、ビジュアル・ワーディング・内容、3つの観点で気になった決算説明資料を毎週紹介していきます!
今回は、2020年12月7日〜12月11日に開示された決算説明資料を紹介します!
株式会社アスカネット(証券コード:2438)
デジタル写真加工サービス、フォトブック作成サービスなどを行う、アスカネットの決算説明資料です。
アスカネットでは、ページの上部にWebページでよく見られるようなタブのデザインで、現在説明している内容を記載していました。
各社さまざなまナビゲーションを工夫されていますが、このタブ形式はWebで慣れ親しんでいるのもあって、とても理解しやすいですね!
https://www.asukanet.co.jp/contents/ir/pdf/2020/20201208-setsumei.pdf
ラクスル株式会社(証券コード:4384)
印刷・広告のシェアリングプラットフォームでおなじみのラクスルの決算説明資料です。
今期から、ビジュアルデザインが大きくリニューアルされましたね!✨
いままでも内容が秀逸でよく参考にさせてもらっていたのですが、ビジュアルが磨かれたことによってそれがさらにパワーアップした感があります!🔥
ラクスルは今回のリニューアルで、資料が4:3から16:9になりました。そして、最近増えてきている、資料の3分の1にタイトルやサマリを記載、残りの3分の2にグラフなどのコンテンツを記載するレイアウトを採用したようです(4:3からのリプレイスだと、16:9の横の長さをより持て余しちゃいますよね…!)。
今後、このレイアウトを採用する企業はどんどん増えそうな予感がしています!👀
ラクスルは、想定されるQ&Aをあらかじめ記載したページを設けています。
決算説明会での質疑応答を減らす意図かと思いますが、やっぱりQ&A方式って理解しやすいですよね。
ちなみに、質問はどうやって選定しているのかが気になりますw
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4384/ir_material_for_fiscal_ym/92224/00.pdf
株式会社SKIYAKI(証券コード:3995)
アーティストなどのファンクラブサイト、グッズ販売、電子チケットアプリなどを手掛けるSKIYAKIの決算説明資料です。
資料を見ていると、なかなか大きな発表が。
代表取締役が11月、取締役1名が12月に、立て続けに退任されたようです。
理由は「一身上の都合により」とありますが、さすがにこんなに立て続けの退任ですし、しかも代表の退任は非常に大きなことなので、もう少し踏み込んだ説明がほしいな、と思ってしまいました。開示上は必要ないことかも知れませんし、なかなか書きにくいところもあるとは思うのですが…。
応援してくれている株主に誠実であることって、なかなか難しいですよね…。でも、あと一声が聞いてみたかったです!🙏
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3995/tdnet/1912426/00.pdf
今週の紹介は以上です!
というか、なんか今日、一段と寒くないですか!?☃
どう頑張っても足先が冷えて仕方ないです…。
最後まで読んでくれてありがとうございます😆 みなさまからのサポートは、さらに頑張るための自身への燃料としてラーメンに変えさせていただきます!🍜 今後も楽しく読んでもらえたら嬉しいです😆