デザイナー目線で見る決算説明資料 #21 (コシダカホールディングス)
より良い投資家コミュニケーションの設計を目指す「IRデザイナー」が、ビジュアル・ワーディング・内容、3つの観点で気になった決算説明資料を毎週紹介していきます!
今回は、2020年10月19日〜10月23日に開示された決算説明資料を紹介します!
株式会社コシダカホールディングス(証券コード:2157)
居抜きカラオケで有名なまねきねこ等を運営する、コシダカホールディングスの通期決算説明資料です。
私が青春時代によく使っていた地元のカラオケ店も、今はまねきねこになっています。とっても安くて、大好きなカラオケ店のひとつです!
コシダカホールディングスのハイライトは、すごく簡潔な文章で書かれているのが印象的でした。決算説明資料の文章は、あれもこれも説明しようとついつい文章が長くなってしまいますが、このハイライトは端的で、すっと頭に入ってきました。悪材料があっても、飾らずにまっすぐ伝える姿勢も高感度が高いなと思いました!
コシダカホールディングスには4つの事業があるのですが(うち1つは分離されたようですが)、カラオケ事業ならマイク、温浴事業なら温泉マーク、というように、それぞれの事業を象徴するアイコンを用いており、各ページタイトルにもそのアイコンが表示されていました。
文字ばかりで堅くなりがちな資料が親しみやすくなるだけでなく、視覚的に今何の事業の説明をしているのかが分かるので、とても良い表現だなと思いました!
コシダカホールディングスの資料は、背景に強めの色を使った箱の中に文字を入れる表現が多く使われていました(最初に紹介したハイライトも同じ表現ですね!)。
白背景に文字を置くだけだと目に止まらないこともありますが、この表現を使うとインパクトが出るため、より目に止まりやすいように感じます。
また、画面を箱の背景である程度埋めることができるので「グラフが出せないけど数字を出したいけど、スライドが寂しくなってしまう・・・」みたいな際にも使えそうな手法ですね!
https://pdf.irpocket.com/C2157/cXa5/BOA5/HA57.pdf
今週の紹介は以上です!
カラオケ事業の資料を見ていたら、カラオケに行きたくなりました・・・🎤
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