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捨てたい、けど捨てられない―機能不全家族で育って

第30回
中学3年生の時、進路面談前の志望校調査で、私は一つ上のランクの学校を記入しました。仲の良かった友人と同じ学校に行けたらなぁと思ったからです。しかし面談では「何で今までと志望校を変えてきたんや?お前の成績だと今までに書いていた学校の方がいいかもなぁ…」と先生に言われました。もしも不合格の時、私立高校には行かせてもらえないという事情も抱えていたので「じゃあ、元々の志望校でいい」というと、先生は呆れたような顔をしていました。
志望校は自分の学力に合った学校でも、校則が厳しく制服のデザインもイマイチで、皆が避ける学校だったのであまり行きたくなかったのですが、高校へ行かないという選択もできず、そこに決めました。
塾へ行くこともできず、本当にこの学校で大丈夫か?という心配もありましたが、何とかなるだろうと割り切って、過去問題集をやるくらいしかできなかったけれど、志望校には合格できました。
(2023.10)

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