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[1日1note#16]幸せだから笑う のではなく、笑うから幸せ の真実

幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せなのだ

という言葉を聞いたことはないでしょうか?

今日は、この理由やメカニズムについてまとめます。


まず、

幸せはβ-エンドルフィンによってもたらされます。(正確には多幸感)

笑いの感情は、脳内でβ-エンドルフィンやドーパミンを放出させます。

つまり、

笑うことでβ-エンドルフィンが放出され、幸せな感情になるのです。


ちょっとツラいことやイヤなことがあった時に、

漫才やコメディなどを観たり、友人とおしゃべりすることで

自然と「笑顔」が増えるため、幸せになるのです。


さて、

そんな多幸感をもたらすβ-エンドルフィンですが、

実は、脳内麻薬なのです!

痛みやストレスを感じた時に分泌され、多幸感や鎮痛作用をもたらします。

長時間のランニングによって起こるランナーズハイ(陶酔感)も、

β-エンドルフィンの影響です。


ストレス、と聞くとネガティブな印象を受けますが、

適度なストレスであれば、β-エンドルフィンの影響で、

痛みが和らいだり(鎮痛作用)、集中力を高めることができるのです。

過剰なストレスは、身体に悪影響あのですが、

適度なストレスであれば、β-エンドルフィンの影響で良い効果が得られるので、

良いストレスもある、と言われるのです。


また、

昨日のnoteでは、ストレス耐性についてまとめました。
#15ストレスに対する強さは人によって異なる


その中で、ストレス経験の話がありました。

ストレスも経験値として蓄積されます。

つまり、1度受けたストレスは脳が記憶しているので、

同じようなストレスを繰り返すことで、心身は鍛えられていくのです。

しかし、他の5つのどれかのストレス耐性が低い場合などは、

ストレスによるマイナスの影響が大きくなることもあるので、

無理はせず、上手に付き合っていく必要がありそうです。


最後に、

β-エンドルフィンに関する知識をもう少しだけ紹介します。


寿命が近づき、死の間際においても、

脳内でβ-エンドルフィンが増えていると言われているそうです。

穏やかな表情で息を引き取るように見えるのは、

このβ-エンドルフィンの影響によって、

鎮痛作用、陶酔感、多幸感がもたらされていると言われているのです。


β-エンドルフィンは、

ストレスを感じた時に分泌されるだけでなく、

笑顔になることでも分泌されます。


これを覚えておくだけでも、

ストレスに向き合うキッカケの1つになるのではないでしょうか。


ーーーーーーーーーーーーーー参考文献ーーーーーーーーーーーーーー

・ほすぴ 予防医学学術刊行物181号


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