見出し画像

[1日1note#15]ストレスに対する強さは人によって異なる

一言にストレスと言っても、その原因も反応も人によって様々です。

また、ストレス状態に対する強さ(ストレス耐性)も個人によって異なります。

ストレス耐性の大きさを決める要素は、6つあるそうです。

 ①ストレス感知能力
 ②ストレス回避能力
 ③根本のストレス処理能力
 ④ストレス転換能力
 ⑤ストレス経験
 ⑥ストレス容量


1つ1つ、詳しく説明します。


①ストレス感知能力は、
ストレッサーがあった時にそれに気づくか、気づかないかです。
(ストレッサー:ストレスの原因となる刺激)

ストレスに対して敏感か鈍感か、といってよいかと思います。

人によってその感度は違います。

例えば、上司に怒られた時に

「ストレスになってしまった」と思えるか、

それともストレスになっているとは気づけず、落ち込むかです。


②ストレス回避能力は、
ストレスを作りやすい性格であるかどうかです。

これは元々の性格が関係しているので、大きく変えることは難しいかと思います。

しかし、

自分がストレスを作りやすい性格なのか、そうではないのか、は

把握することができるかと思います。


③根本のストレス処理能力は、
ストレッサーそのものをいかになくせるか、もしくは弱めることができるかです。

ストレスの原因がずっと近くにあると、ストレスに晒され続けてしまうので、

ストレスを感じた時に、その原因から物理的に離れたり、

違うモノへ注意を向けて意識を遠ざけたりすることで

ダメージを最小限に抑えることも重要です。


④ストレス転換能力は、
ストレス状態に陥った時に、そのストレッサーの意味を良い方向に考え直せるか、
もしくは、そのストレッサーを糧にすることができるかです。

受けたストレスは変えることができません。

自己啓発セミナーなどで言われそうなセリフかもしれませんが、

過去や事実は変えられません。しかし、意味は変えることができます。

そのため、受けてしまったストレスと向き合うことも重要です。


⑤ストレス経験は、
今までに、どのようなストレッサーに、どのくらい出会ったことがあるかです。

無意味に多くのストレスを経験する必要はありませんが、

1度経験していれば、それだけで耐性が高まったり、対処できるようになります。

やはり、ストレスも自分の経験値の1つとして蓄積するのが良いですね。


⑥ストレス容量は、
ストレスをどのくらい溜めることができるかです。
(ストレス状態をいつまで我慢できるか、とは違います。)

これも人によって様々です。よくコップなどで表現されますが、

容量が100なのか、1000なのか、

自分の容量がどのくらいなのか把握すれば、

溢れる前に対処することができるようになります。


本日は、ストレス耐性についてまとめました。

人によってストレスの感じ方も耐性も違う。

このことは、多くの方が知っているかと思いますが、

もう少し細かくすると、6つの要素(能力)があることは

知らない方も多いのではないでしょうか。


ストレスで悩んでいる方も、そうでない方も、

ぜひ1度、自分の6つの要素(能力)がどのくらいか

考えてみてください!


ーーーーーーーーーーーーーー参考文献ーーーーーーーーーーーーーー

・健康管理士一般指導員受験対策講座テキスト3


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?