[1日1note#19]「真の健康」を追求する!

以前も健康について少し書きましたが、
(▶︎[1日1note#2]0次予防の推進!

本日は「健康」についてもう少し詳しくまとめます。


まず、健康とは?

WHO(世界保健機構)は、
「健康とは肉体的、精神的、社会的に完全に良好な状態で、
 単に病気あるいは病弱でないということではない」との定義しています。


簡単にいうと、

病気ではなくて、体力もあって、精神的にも安定している状態です。

ここで重要なことは、

 病気ではない = 健康 ではないということです。


病気にならないために定期的に健康診断を受けましょう!

という流れも年々強まってきていますし

歯科では口腔内のリスク検査などを定期的に行う方も増えています。

しかし、、、、

このこと自体はとても良いことなのですが、

検査結果で問題なかったから自分は健康!

と思っている方が多いように感じます。


検査結果で問題ないことは、健康とは違います。

現時点では(数値に)異常がないことを示しているだけです。


例えば、数値でB判定だったとしても、

それがAよりのBなのか、CよりのBなのかでも、

危険度は変わります。


数値に異常がなくても、

体力が低下していたり、ストレスで不安傾向が強くなっていれば、

その状態は、真の意味で健康ではないのです。


体力もストレスも、ゲームのステータスのように数値では表せません。

悲しいことですが、体力は年々低下します。
(毎日トレーニングしている方は別ですが。)

また、ストレスは単発でかつ軽度であれば問題ないのですが、

日常的なストレスだったり、重度のストレスは問題であり、

病気でなくても、慢性的がある状態は健康ではありません。


もちろん、

自分の身体に異常がないか、病気にかかっていないか、

これらを定期的に確認することは大切です。

しかし、これは2次予防です。

2次予防(検査のみ)で満足するのではなく、

1次予防(規則正しい生活習慣)を常に意識することが重要です。

(しかし、私個人としては、多くの人が1次予防のハードルが
 高いように感じるので0次予防を推進したいと考えているのです。)


2次予防の1つとして、

歯科では、リスク検査(唾液検査)を行うことができるのですが、

このリスクの意味も履き違えている方が多いです。

(歯科衛生士さんや助手さんでも
 意味を履き違えている方を見かけますので気をつけてください!)

リスクは、現時点での、病気が発生する可能性を示しているだけです。

もしくは、病気になりうる原因をいくつ抱えているかを示しているのです。

すでに病気が発症している方は、リスク云々の前に、病気なのです。


当然ですが、、

自分の抱えるリスク(危険因子)を把握しておくことは重要なので、

患者さんにも積極的にご案内していただきたいのですが、

リスク検査だけで終わるのではなく、

1次予防としての規則正しい生活習慣も教え、

その習慣のための

食事、睡眠、運動、そしてストレスに関わる知識を教えることも

積極的に行ってください!


ーーーーーーーーーーーーーー参考文献ーーーーーーーーーーーーーー

・健康管理士一般指導員受験対策講座テキスト4

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