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[1日1note#7]食卓に塩は必要ない!

食塩を摂り過ぎると、

体内のナトリウムが多くなり、血液中のナトリウムも多くなります。

そして、それを薄めようとして、水分が血液中に引き込まれ、

血液の全体量が増えて、血圧が高くなります。

また、

ナトリウムは血管を収縮される作用があるので、

食塩を過剰摂取したり、腎臓で余分なナトリウムを排泄できないと、

血圧は上がります。

さらに、

高血圧になると、 血管や心臓に負担がかかり、

脳卒中や心筋梗塞など、様々な問題を引き起こします。


また、

日本人は高血圧の人が多く、減塩の必要性が重要視されています。

さらには、

ファーストフードやインスタント食品、スナック菓子、加工食品など、

塩分が多い食品を食べる機会が増えたため、

塩分を控えることがますます重要視されているのです。


厚生労働省平成30年「国民健康・栄養調査」では、

日本人の1日あたりの平均塩分摂取量は、男性 11g。女性 9.3g と出ています。

また、

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、

男性は 7.5g未満、女性は 6.5g未満 を目標にしましょう。

と言われています。

さらに、

WHO世界保険機関の食事摂取基準は、なんと5g未満です。


外食や加工食品は自分で塩分を調整できないので、

1食で1日の塩分摂取量をオーバーしてしまう可能性があります。

そのため、

なるべく自炊し、調味料ではなく香辛料を使うなどの工夫が必要です。


しかし、

外食や加工食品などの出来合いのご飯に頼らざるを得ない人も多いかと思います。

塩分を控えることは当然としても、それ以外にできることとして、

ナトリウムの排泄を促すカリウムを豊富に摂取することが大切になります。

カリウムは、生野菜や果物に多く含まれています。

また、

カリウムの働きを助けるマグネシウムの摂取も大切、と言われています。

マグネシウムは、海藻類や穀物などに多く含まれています。

やはりバランス良く食べることが重要なのですね。


さて。ここまで減塩の重要性や減塩以外の工夫についてまとめましたが、

そもそも、食塩は必要なのでしょうか?

食事摂取基準は 5g未満(WHO)ですが、

これは必ず摂ってください!と言うモノではなく、

ここまでの量なら健康に問題ないですよ!と言う指標です。

では、

からだが1日に必要なナトリウムの量は?

・・・なんと1g!

(塩=塩化ナトリウム なので、塩1gとは異なります!)

しかも!

1gなら、食品中に含まれているものだけで十分のようです!

そのため、

塩や醤油など調味料として摂取する食塩は、本来余分なものなのです。


濃い味の食べ物が増えているので、その味付けに慣れてしまい、

塩や醤油、ドレッシングなどをかけたくなる気持ちも分かりますが、

自然本来の、野菜本来の味をしっかり噛みしめることが、健康的な食生活の基礎

になるので、食卓に塩や調味料は置かないようにしましょう!


ーーーーーーーーーーーーーー参考文献ーーーーーーーーーーーーーー

・健康管理士一般指導員受験対策講座テキスト2

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