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[1日1note#4]食事で 1口30回噛む と良い理由

さて2日連続で、数字の理由を探る記事になりました。

今日は、食事で1口30回噛むと良いと言われている理由についてまとめます。


結論、30回という数字に根拠はないようです。あくまで目安だそうです。

冷静に考えれば当然ですよね。

そもそも、お蕎麦、うどん、お寿司などの柔らかい食べ物は

1口30回も噛み続けられません。

反対に、

大きく切った野菜やナッツ類などの繊維が豊富で堅い食べ物は

30回以上噛まないと飲み込むのが大変です。

また、

その人の健康状態によっても噛む回数は変わってきます。


それでも30回噛みましょう!と言われているのは、

現代人は噛む回数が圧倒的に少ないからでしょう。

インスタント食品やファーストフード、トロトロに煮込まれた料理などなど

10回も噛まずに飲み込めてしまう食品で溢れています。

また、

忙しさのあまり、早食いをしなければいけない社会人も多いです。

(平均 1口2〜3回しか噛まないというデータもあるとか、、、)


そのため、噛むことで得られる

肥満防止、ダイエット、アンチエイジング、免疫力アップ、認知予防などなど、

生活習慣病を予防をはじめとする様々な健康的な効果とともに

30回以上噛むことを意識するように各方面で言われています。


そんな中、生活習慣病を早く発見するための危険度チェックという項目を

読んでいて、興味深い内容を見つけました!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー健康にはバランスのとれた食事が一番である。また、唾液には発がん物質(ニトロソアミン)の毒性を消す働きがあるのでよく噛んで食べたい。唾液が毒性を消すのに要する時間は約30秒と言われるから、1口30回噛むことを目標にするとよい。(健康管理士一般指導員受験対策講座テキスト1より抜粋)          ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


なるほど!

「噛むこと」ではなく「唾液」から得られるメリットもある!


確かに唾液には、

自浄作用(組織内の悪いところを自力で治そうとする働き)や

他にも、再石灰化緩衝作用などの歯を保護する作用もあります。


それ以外にも、

唾液中のアミラーゼ酵素によって でんぷん(糖質)を分解しますし、

食べ物を唾液とよく混ぜ合わせることで飲み込みやすくなります。


がん予防、、、だとピンポイントすぎて、

なかなか注目されない効果のようにも感じますが、

覚えておいて損はない役に立つ知識かと思います。


ただただなんとなくの30回よりも、

唾液が毒性を消すのに要する時間は約30秒と言われているから、

1口30回噛むことを目標にしましょう!

と言われた方が説得力も上がるかと思います。


歯科衛生士、デンタルスタッフの皆さんも、

自分自身の生活習慣を見直し、

バランスの良い食事、そして1口30回噛むことを心がけましょう!


ーーーーーーーーーーーーーー参考文献ーーーーーーーーーーーーーー

・健康管理士一般指導員受験対策講座テキスト1

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