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大掃除で気づいた介護のポイントを共有します(Vol.6)

こんにちは。
今日も訪問して下さってありがとうございます(^^)
がんばるケアから等身大のケアへ 
サポーターの松本尚子です。

12月に入り2週間がすぎました
今年は、早くにお掃除スイッチがはいり
大掃除をはじめています。
 
食器棚の奥から
小学生のころ、父親が買ってくれた
コーヒーカップがでてきました。

当時、実家にはコーヒーソーサー付の器はなく
バラバラのカップ、父は湯飲みをつかってました。

友だちの家でソーサー付のコーヒーカップが出され
とても優雅な気分になったわたしは
”ちゃんとしたコーヒーカップ”で飲みたいと
言っていました
 
忘れたころ
お財布の紐が硬くて、めったにほどいてくれない父が
みんなで使おうとコーヒーカップを買ってきたのです
年末特価で販売されていたらしいのです。

父が買ってきてくれた驚きとうれしい気持ち
慣れない手元でそっとカップをもちあげ
全員が無口になって飲んでいる中
ひとり、ズルズルと音を立てて飲む父

「気分台無し!」
みんなで突っ込んだことを思い出しました。
そして、
じんわりと体が温かくなるのを感じました。

口数が少ない父親は
前より少しずつ色んなことができなくなっています
老いと向き合いながらグチをこぼすこともなく
淡々と日常をすごしています。

 
介護も同じで
ステージが変わると使う道具や感情は変化します。
 時がたつほど使わなくなった物や情報であふれ
大切にしていたことや楽しい思い出
埋もれて見えなくなってしまうことがあります。
介護の情報や感情を整理するのに
わりと時間はかかるので
たまには大掃除をして整理することがポイントです。
一人で難しいときは、誰かの力を借りると
案外スルスルと進むこともあります。
 
あの時大変やったけど楽しいこともあったんだ
わたしが大切にしていたことってこれだったんだ
気づけることがあります。
 
大掃除は
余分なものを手放して
今の自分にあったやり方を見つめなおせる
いい機会なのかもしれませんね
 ・


 今年は
甘党の父 へクリスマスケーキを用意し
眠っていたコーヒーカップを使おうと思います
そして
『ありがとう』の感謝のことばを贈る予定です😊

 
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
 

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