見出し画像

1級建築士試験奮闘記 #4 カド番落ちからの泥沼

こんにちは!chachaです!
ご覧頂き誠にありがとうございます!

今回はカド番落ちをした私のその後についてお話ししたいと思います。

タイトルの通りここから泥沼にはまっていきます。。
お時間のある方はお付き合い頂けると嬉しいです。

<カド番落ちからの学科試験勉強開始>

カド番落ちが分かった2020年2月5日
製図試験が延期になり合格発表も例年より1ヶ月半程遅い時期でした。

そして、2020年(令和2年)の学科試験を受ける方は殆ど学習をスタートしているような状況でした。

更に追い打ちをかけるように、この年の夏には東京オリンピックが開催される予定だったため、学科試験は例年より約2週間の前倒しが決まっていました。

約5か月で切り替えて1から学科勉強に取り掛からなければいけない状況でした。

合格発表が分かった時点で3回の講義が終了、2週後はテストという状況でした。


ただ、今のメンタルでまた学科から受け直すのはさすがに無理かなと思ってました。

資格学校からも「今年はどうしますか?」との連絡がありました。

あちらも仕事なのでしょうがないですし、嫌な立ち位置だよなと思いながら、何年もお世話になっているので、直接お会いして断りを入れようと思ってました。

そして、お会いするために学校へ伺った際、たまたまエレベーターホールで製図試験1年目にお世話になった講師(担当講師ではなかったですが、教室のリーダー講師で良く相談に乗ってもらってた方)と偶然鉢合わせしました。

何年も前なので、覚えていないだろうなと思っていましたが、なんと私を見た途端に声をかけてくださり、とても嬉しかったです。

その講師に復元図を見てもらいましたが、Twitterで指摘があったマル特の記入漏れはやはり厳しい結果になるね、とのコメントを頂きました。

ただ、ここまでプランを纏める力があるのだから、次は大丈夫、今年は学科から製図までストレートで合格しようと後押ししていただき、その場で学科講座の申し込みをしました。

今思えば、久びりにお会いした嬉しさと勢いで決めてしまいました。

1回休んでしっかりと気持ちと環境を整えてから勉強に取り掛かるのも良かったのかもとも思います。

ただ一番はとにかく試験を終わらせたい、その気持ちが強かったです。

自分の人生計画もだいぶ崩れてしまって、その頃には妻との結婚も視野に入れていたため、とにかく試験を終わらせるんだと思ってました。

<3度目の学科試験対策講座通学>

既に3回の講義が終了しており、契約してすぐに4回目の講義が始まりました。

教科書類がまだ手元に届かなくて、平成29年の教科書を持ち込んで講義を受けました。

学習内容ですが、まぁー忘れてます。。
実は懐かしさもあって多少ワクワクしてましたが、そんな気持ちは直ぐに打ち砕かれました。

とにかくめちゃくちゃ暗記した数値は殆ど忘れてました。。次の週には早くもテストが控えてましたが、全く歯が立たなかったです。

やばいぞ、学科のアドバンテージなんてもう何も残ってない。
切り替えなきゃと思いめちゃくちゃ焦り始めました。

<緊急事態宣言>

そんな矢先、2020年4月。
世界的なコロナウイルスの流行で東京にも緊急事態宣言が出されました。

学校もweb講義に切り替えるという対応をとってくれました。
ただこれが私にとっては良くなかった。

周りの状況がわからなくなり、徐々にペースダウンしていきました。
勉強は辛い。ただでさえ不安定なメンタル状態で自宅学習。

私は楽な方に逃げました。
どうにかなるでしょう。
こんな状況で勉強してる場合なのか?
そもそも、もしかしたら試験も延期になるかな?

とか勉強しない理由を探してました。
結局、試験は延期にならずに開催され、総合点82点と基準点に全く届かず。

またもや惨敗。。。
この頃から完全に泥沼にはまってしまいました。

<学科試験4回目>

ちなみに私は学科試験を平成28年、平成29年(学科突破)と2回受けた事があり、カド番落ちしてから令和2年の不合格を受け、次で4回目の学科試験受験という状況でした。

さすがにこの年は何も言い訳もできない。
コースは4月から始まる短期コースを申し込みました。
流石にこの頃には完全に気持ちを切り替えて学科学習モードでした。

カド番落ちした年はどこか余裕があり、学科を突破したらイージーモードで製図試験に臨める。

そのためにも3年間製図で勉強した内容は忘れないようにと、たまに自分のプランを振り返ったり、エスキスをしたりもしてました。

本当に中途半端な状況でしたが、今年は完全に切り替え、11月から前年度の講義資料を引っ張り出してスケジュール組みをしました。

スケジュールは昨年度のカリキュラムを一通りやり直おすように組み、4月から始まる講座の前には大きなリードをとって、ぶっちぎりで突破してやるという思いでした。

自分で毎週の学習スケジュールを組んでました。

そして講義が始まりました。
スタートダッシュを決めていたこともあり、順調すぎる滑り出しでした。

模試では毎回110点近く取り、成績上位の常連になっていました。
いい仕上がり具合でした。

そして令和3年度試験当日

学科I:     7/20
学科II:  17/20
学科III: 25/30
学科IV: 21/30
学科V:  20/25
合計:   90/125

合格基準点は88点とクリアしていたが、学科Iで足切り。。
※この年の足切りは10点
なんとも言えない情けない敗北。。

まさか自分が足切りに合うなんて思ってもいなかったです。
確かに学科Iは難しかった。建築作品の問題なんて1問もわからなかった。
でも足切りって。。。

やっと気持ち切り替えて本気で取り組んだつもりでしたが、足りませんでした。

膨大な建築作品の中から勉強するなんて非効率だと思っていたツケが回ってきたんだと思います。
甘かったです。
いつも落ちる時は油断した時です。

模試の出来が良かったので、会社の人達は当然受かると思っていたそうで、報告した際は申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

と、今回はここまでにさせて頂きます。
次回は泥沼にはまった続きをお話しさせて頂きます。
ここまでお読み頂き誠にありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?