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福島の思い出




東日本大震災から10年がたつ頃、事故を起こした福島第一原発を、この目で見てやろうと、仙台から岩城まで、国道6号線をドライブした。


帰宅困難区域を通った時のことが、今でも忘れられない。


廃墟をこの目で、初めて見た。

街は、全体的に薄暗く、僕らが日常見ている牛丼屋やパチンコ屋の看板が灰色に死んでいる。道路脇には、ススキが伸び放題で、人工物の街とゆうものが、自然に侵されている感じがした。

本来は、逆だ。


人間は、自然を侵さなければ生きていけないのだ。


人間は、自然の一部で、自然には抗えないとゆうことを目の当たりにした。


離れたところに車を停めて、福島第一原子力発電所を見た。


その施設は、海辺にたたずんで見えた。


青い空と青い海との、風景になっていた。


何事も、なかったかのようだった。

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