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てんさい糖にこだわる理由

おはようございます。

私の焼き菓子屋さんで使用する砂糖は基本的に
てんさい糖を使用します。

誰もが安心して食べられるお菓子を届けたいと強く思っている理由、私がてんさい糖にこだわる理由を今日は書きます。

私、3児の男の子のママでもありますが、
てんさい糖にこだわる理由は妊娠中に遡ります。

妊娠中自分で焼いたパウンドケーキ

妊娠を計4回(内1回は繋留流産)体験していますが、妊娠中全く白砂糖が受け付けなくなりました。口の中に白砂糖が残り、それがとにかく気持ち悪くなり、1回白砂糖を入れてしまうと寝るまでその気持ち悪さが続くのです。
しかも妊娠する度にこの味覚はどんどんと敏感に、過敏になっていくのでした。

その食べられなくなる体験こそが、私がてんさい糖にこだわる理由です。
世の中は白砂糖だらけで、白砂糖が食べられなくなってしまった私の食べられるものは、限られるようになりました。

何らかの理由で、白砂糖が食べられない人たちはこんなに食べるものに困るのか!!
という圧倒的に弱い立場にたってみて気づいたことがたくさんあったのです。

自分が今までデパ地下やケーキ屋さんでケーキが当たり前に食べられたけれど、食べられなくなって初めて、食べられない人たちの不便さなどをしったのです。

幸い、私は料理やお菓子作りが大好きだったので、少し悪阻が治まってくると、自分で作ることもできるようになってきて(むしろ、作らないと食費が大変なことになるし)、今まで作ってきたお菓子のレシピは全ててんさい糖に替え、自分が食べる分は自分で作るようになっていきました。

そして5年ぶりに3人目を妊娠し、忘れかけていたあの圧倒的弱い立場に戻り、その時に
必ずこの圧倒的弱い立場の人たちに寄り添えるような焼き菓子を販売しよう!!
と心に決めたのでした。

だって、私も楽天やネットショップやこだわりのあるお店のおかげで本当に助けられたのですもの。

私もそんな風に思ってもらえるようなお店が持てたら世の中の役に少しは立てるんじゃないかなと思いたち、焼き菓子やさんを起業します。

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