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ベトナムからのフルリモート勤務でも圧倒的に働きやすさを感じるmikanの秘密

こんにちは、ほぼフルタイムのフリーランスとして株式会社mikanでデザイナーをしています、三上蒼太(@sota_mikami)です。
この記事は、mikan Advent Calendar 2023 の7日目の記事です。

今年の10月から株式会社mikanで働きはじめ、3ヶ月目に突入しました。
私はベトナムという東南アジアの国からフルリモートで働いているのですが、mikanでのリモートワークは圧倒的に働きやすいと感じています。
なぜそう感じるのか、どんな工夫があるのかを、3ヶ月目の新米の目線から紐解いてみます。


YOUはなぜベトナムでフリーランスに?

2021年に前職のManabieに入社しました。入社直後は都内に住んでいましたが、プロダクトチームは東南アジア在住のメンバー中心に組成されていたことから、私も2022年1月よりメイン拠点であるベトナム・ホーチミン市に移住しました。
ベトナムは私にとって縁のある国で、学生時代の長期インターンシップを含めると住むのは3回目になります。

まだまだManabieでやりたいこともありましたが、今年の夏頃から自分のキャリアの方向性を再考する良い機会がありました。これにより新しい挑戦を進める決意を固め、独立(ひとまずはフリーランス化)する道を選ぶことにしました。

ただ、ベトナム人のパートナーと結婚もしていたことなど今後の人生設計的に日本に帰る選択肢は考えにくく、ベトナムに居続けたまま仕事を探すことになりました。
お仕事を探すべくYOUTRUSTで転職意欲/副業意欲を更新したところ、学生時代からの旧友であり、mikanでPMをしているRyo(@aviciida) がそれを見つけてくれました。ありがたいことにトントン拍子で話が進み、一緒に働けることに。
選考の過程で、将来は自分のサービスで食べていきたい意向があること, 海外在住ゆえフルリモートになること, 時差があること, 契約や送金に手間がかかり得ること等懸念事項をもろもろお伝えしましたが、すべて問題ないと力強くお返事いただきました。いろんな不安を感じている中だったのでとても嬉しかったのを覚えています。


リモートでも滑らかなmikanのオンボーディング

秘伝のオンボーディングシート

10月からmikanでの業務が始動しましたが、まず驚いたのがオンボーディング用資料の丁寧さです。
細部にわたる考慮が感じられ、新しいメンバーが迷うことなく業務に取り組めるよう配慮されていました。

オンボーディング資料の目次

はじめの『ようこそmikanへ!』ではバディの方からのWelcomeメッセージを記入いただいていました。
さらにそれだけではなく『1. はじめに』には、mikanという会社から新しいメンバーに対するスタンスが伝わる暖かいメッセージがありました。
選考時からそうでしたが、一貫してmikanのコミュニケーションには愛と思いやりを感じます。このオンボーディング資料からもその徹底ぶりを感じ、リラックスして仕事を始められました。

フルタイムの方全員とのオンラインランチorお茶会

Welcome会は一度に3人のグループで実施

mikanでのオンボーディング体験の中でも特に印象的だったのは、フルタイムのチームメンバー全員とのWelcomeランチorお茶会でした。
"私+メンバー2名" の3名1セットのグループを組み、それぞれカジュアルに自己紹介をし合う会です。

mikanでは、Notionに各メンバーの自己紹介用ページがあります。
個人の経験則的に、こういう自己紹介ページはなかなか更新されず、形骸化してしまうものだと思っていたのですがmikanでは違いました。
このWelcome会では、その自己紹介シートを使って会話することが通例となっています。シートを見ながら会話をするので、話しながらリアルタイムでそのシートのコンテンツを更新する機会が生まれるのです。これにより、自己紹介ページの情報の鮮度を保ちやすい良い仕組みになっています。

Quick Winできる初回タスクをいただけた

初回タスクとして「お知らせ画像のフォーマット作成」というタスクをアサインされました。
mikanのアプリ内でユーザーさん方に配信するお知らせページがありますが、そこで用いられる画像にルールがなかったため無秩序になっていたことを解消しようというものです。
そこまで大きな作業量ではないものの、重要なユーザーさんとのタッチポイントであり、社内の多くのメンバーが関わる箇所でもあります。

キャッチアップも短く素早くWinでき得て、だけど長期的に価値になる施策で、かつ多くのメンバーとやりとりできるというタスクを与えていただき、とても気持ちよく取り組めました。

この初回タスク完了時にそれを必要なメンバーに周知した際にも、たくさんリアクションと賞賛をいただけて、ここでもmikanメンバーの暖かいコミュニケーションを感じました。

完成したフォーマットとルールを周知したpost


リモート前提の組織設計は距離を感じさせない

そもそもmikanでは、リモート前提で組織設計がされています。この場合、物理的には距離が離れていてもそれを感じさせません。

オンラインMTGでは全員が自分のアカウントで参加する

良いなと思ったのが、オフィスにいるとしても必ず全員が自分のアカウントでオンラインMTGに入ることです。
これまでの経験では、オフィスに人が複数人いると「オフィス組」としてのPCでMTGをしてしまうことがよくありました。しかしこれだとオフィス組のみでのオフラインの会話が発生し、リモート参加のメンバーとの間にリズムのずれが生じてしまいがちでした。
全員が個別のアカウントで会議に参加することが徹底されていれば、オンライン会議におけるオンラインとオフラインの差異はほとんどなくなります。

毎朝のチェックイン

mikanでは毎朝全社での朝会があります。
ただ、こういう"朝会"の取り組みでありがちな「タスク報告の場」ではなく、仕事開始前にみんなで顔を合わせてエンジンをかけること、そしてリモートでもコミュニケーションしやすい雰囲気を作るための場として設計されています。

テーマを決めて雑談をしたり、指名された誰かのGood&Newについてワイワイするなどが取り組みの一部の例です。
このようなと取り組みも、そもそも組織の心理的安全性が担保されていないと運営にカロリーがかかるものです。しかしmikanでは和気藹々とした雰囲気が常にあり、設計通りの場が作り続けられている素敵な組織に思います。

Gatherでのバーチャルオフィス

冬のはじまり仕様

mikanではバーチャルオフィスツールの Gather を使っています。

私は過去に所属した組織で、Discordでのバーチャルオフィス化を設計&運用したことがありました。その経験から、わざわざビジュアルで表現しなくとも十分だろうと思い込んでいたのですが、しっかり使ってみるとその良さを気付かされました。
もちろんDiscordにはDiscordの良さがありますが、Gatherのようなインターフェイスがあることで、より人の温度を感じられるのです。

MPB 13inch と ウルトラワイド曲面型モニター

私はこのように、MBPに常にGatherを表示させておきつつ、ワイドモニターでいろんなアプリを切り替えて仕事をしています。
この状態で仕事をしていると、誰かが誰かに話しかけるべくオフィス上を歩いていったり、なにやら会話をしている様が自然に視界に入ってくるのです。
さながらリアルなオフィスにいるような気持ちになります。そしてそんな様子を見ていると、自分もこのオフィス内で誰かに話しかけに行くハードルがどんどん下がっていくのです。

mikanにおけるGatherの導入にかかる試行錯誤を過去にnoteで出しているので、関心のある方はこちらもご覧ください。


フルリモートの立場として工夫していること

同期と非同期を使い分ける

これは、複数時差, 複数拠点のメンバーと多く仕事をした前職での経験から意識しています。
時差があるとWorking hourで被る時間が減っていきます。一番遠いタイムゾーンとしては一人イギリスにメンバーがいましたが、彼とMTGをしようとすると彼がベトナムに合わせていつも早起きor深夜の稼働をしてもらってしまっていました。
ベトナムと日本では時差は2時間しかないので、比較的同じタイミングをWorking hourにしやすいです。ただしランチの時間まで合わせるのは難しいので、実は時差があることで確実に同期できる時間が1時間は減るのです。

フルリモートで、かつ時差もある立場の私は同期のチャンスが人より少ないです。この場合は非同期コミュニケーションを使いこなすことで、かなり働きやすくなります。

私はLoomというビデオ共有アプリをヘビーユースしています。主にデザインレビューを依頼するようなケースで、自分の声で説明を入れながら画面を録画して共有することで、気軽に高いコンテキストを含んでの共有が可能になります。

サービスLPより

もちろんこれはケースbyケースで、MTGの時間を抑えて同期的に説明しながらサクッと話してしまうことが良い場合もあれば、テキストで丁寧に説明することが適切な場合もあるでしょう。
とはいえ、ビデオ共有でうまくワークするケースは少なくなく(デザインレビュー依頼, フィードバック, 操作マニュアルの作成 etc..)、動画で共有する術を持っていると迅速かつ効率的に作業を進めることができます。
そしてこれは情報の発信が楽になるのみならず、受け手としても高いコンテキストで情報を受け止められるので双方にとってより良いコミュニケーションだと考えています。

パーソナルが伝わるようにプライベート情報も積極発信

もう一つ、フルリモートで働く立場として工夫していることは、自分のことが伝わるようtimes等にプライベートな情報も積極的に投稿することです。

ちょうどmikanに入ったのと同じ頃に新婚生活が始まったこともあり、パートナーに関する話題を多く書いていたように思います。
人によっては仕事とプライベートを分けたい方もいらっしゃるかと思います。ただ自分はメンバーの方の仕事以外の面も知れると親しみが増しますし、同じように感じてもらえることを期待して発信する方が得だと考えています。
物理的な距離が離れているからこそこのような工夫はしておきたいですし、それを積極的にして良いという暖かい空気感があるのがmikanの素敵なところです。


最後に

ベトナムからのフルリモート勤務でも圧倒的に働きやすさを感じることができる、mikanでの取り組みや工夫をご紹介しました。

リモートワークの組織設計に携わっている方や、リモート中心ですでに働いている方の何かの参考になれば幸いです。

mikanの組織、とても良いです。

この記事では働きやすさを強調しましたが、決して甘いorぬるい組織というわけではありません。
より良い英語学習を作っていくコトに真剣に向き合うために、メンバーがストレスを感じずに安心して働けるよういろんな工夫を凝らして積み上げてきた結果です。
信頼できる仲間と気持ちよく働けます。

そんなmikanでは一緒に働く仲間を募集していますので、少しでも興味湧いたという方は採用情報ぜひご覧ください!


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