社内の1on1ミーティングを上手く活用する方法

労務管理から戦略人事、
日常業務からキャリアパス、
HRテクノロジーまで、

人事部や人事に関わる人に
役立つ記事がある
『HRzine』の2021年の記事に

120社200名の若手社員に
社内面談（1on1）についての
アンケートを実施し、その結果が載っていた。

その結果「上司と定期的に面談をしているか」
という質問に対して、
「はい」が42％
「いいえ」が58％という結果となった。
　
　
　
「はい」と回答した人からは
「1オン1制度が始まった」
「上司とコミュニケーションをとるためだけの1対1の時間がある」
「会社の制度とは関係なく、上司が定期的に時間を設けて話を聞いてくれる」

といった理由が挙がった。

一方、「いいえ」と回答した人からは

「半年に1回のキャリア面談と評価面談があるが、それ以外は特にない」
「一応1オン1制度はあるが、少なくとも自分の部署は実施がされていない」
といった理由が挙がった。

とても興味深い数字だと思う。

さて、私は毎月社員と
1on1ミーティングを行っている。

1on1ミーティングは絶対にやった方が
いいから、もしやってなければ
ぜひ習慣にしてほしい。

その1on1ミーティングの最初に
社員に聞くことがある。

『この1ヶ月で上手くいったことと、
上手くいかなかったことはなんだった？』

そうすると社員は1ヶ月を振り返って
色々と話し出す。

特になかったと言う返事はNG。

上手くいかなかったことは
いろいろ出てくるんだけど、
上手くいったことがなかなか出てこない
社員がいる。

でもこの上手くいったことを
本人が自覚することが大切で、
これがなければ、この1ヶ月の成長を
自分で実感できなくなる。

上手くいかなかったこと、課題なんて
仕事をやっていればなくなることはないので、
そこは一緒に解決していけばいい。

大切なのは成長を自覚すること。

仕事は辛いことがたくさんあるけど
辛いことが多い分、成長しているんだよね。

でもそれが自覚できてないと、
メンタルが弱っていくだけになる。

だから必ず
上手くいったこと
を聞くことは大切。

実はこの質問は、
私のコーチが私に毎回聞いてくる
質問なんだよね。

私はメンタルが弱くなることは
ないんだけど、やっぱり上手く
いっていることは会社が成長している
ことなので実感したい。

ぜひ社員と面談するときは
上手くいっていることを
聞くようにしてほしい。

みんな成長しているはずだからね。

法律・制度を駆使した資金調達の専門家
SMGグループ CEO 菅原由一

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