50代からの登録養成課程 中小企業診断士第1次試験を独学で挑戦した心得の回顧
私はこれまでのサラリーマン人生からのキャリア自律を目指し、50歳直前から中小企業診断士の勉強を独学ではじめ、1次試験合格後、登録養成課程で学びはじめました。資格取得をした際には中小企業診断士としての仕事を副業からはじめ、徐々に本業にしていきたいと思っています。
今回は私自身が中小企業診断士を目指すにあたり、第1次試験については独学を選択しました。
独学か学校利用かのメリット、デメリットはその人によって異なります。
最終的には学習者のスタイルに合ったものを選ぶのが良いのは大前提です。そのような中、私は独学がフィットすると思ったので独学を選んだのですがその時の考え方を今一度整理して書き留めます。
独学なりの覚悟と孤独からの回避
独学で学ぶということは、逆にいつでも挑戦を辞めれるという誘惑も出てくると思いがちです。しかしながら、自分の挑戦に対して不退転の決意を後押しするために資格学校へというのもまた違うと思っています。
気持ちの面で、本当に受かりたい、挑戦したいと思った人は、独学でも学びきることができます。資格学校の講師からモチベーションのあがる言葉を言われなくて唯我独尊で自分の信じたまま進むのみです。それでも時は流れ環境が変わることもあります。そのように、もしも学校以外の個々人の生活環境が急に変わってしまっても、学校のスケジュールに合わせて無理をしなければならないということが独学では発生しません。
まずは絶対に最後まで走り切って挑戦をするという気持ち、単に受けるだけではなく、合格レベルまで自分をあげていくという気持ち、の2点が確定すれば、資格学校を選ばずとも一定のレベルまでは自分をもって行けると思ってよいと思います。
まずは独学で(本気で)挑戦をし、自分なりの独学での不都合を実態感した後に資格学校の通学や通信教育を選んだほうが学校で学ぶ効果も高いと思います。勉強は自分でやるもの、学校はクラス全体を考えてペースやレベルを考えるため、かえって一個人にとっては非効率な場面も出てくると思います。逆の言い方をすると、独学でしっかりと学べば、資格学校は必ず非効率な場になるというのも真であると思います。
想像通りですが独学はやっぱり孤独です。自分の実力の立ち位置がわからないことによる不安もあると思います。しかし、私の考えは
・第1次試験は絶対評価であるため、相対評価は不安になるだけ
・試験範囲が広い分、模試結果も精度にどうしてもブレが生じやすい
・資格学校が今年は「出ない」といっても「出る」ことはある
・資格学校は一律的に60点を目指した勉強方法
ということから、捨て問などの選定のテクニックや勘所など受験のテクニックもいくらかノウハウが学校にはあるでしょうが、まずは人と比べなくてよく、自分で納得いくまで学びきることが合否結果に納得できると思えたことと後々の実務のための知識習得をするためにも独学を決意しました。
実際に私は複数年度での受験も想定をしていましたので、年度ごとの出題や直前の年度の出題傾向に踊らされることなく、そして実際に資格取得後に実務で必要な知識をしっかり身に着けたいという思いで60点を目指すのではなく、「どの年度でも70点以上は取得でき、現業でもすぐに活かせるくらいの知識を得たい」という思いで第1次試験の7科目のテキストを読み漁り始めました。
そして情報収集としても資格学校や受験生の動画サイトやX(旧Twitter)で情報を発信する人をフォローしてみるだけでもカバーできると思いましたし、実際にそれで十分でした。また、自分も情報発信をすることでつながりができやすくなるため、どんなレベルであれ情報発信をしていくことは自分に有益になると実感をしました。
そして独学でも資格学校の模試は以下の2点から有意義でした。
・各教科の初見問題を試験形式で受けることができる
・法改正などに対応した過去問には無い問題と解説を得ることができる
私は1次試験合格後は、登録養成課程という集団で学ぶスタイルを最後は選択をしました。そして1次試験と回答方式も採点基準も異なるため、上記の考えやスタイルが最良とはならないため、改めて最適な方法を1次試験と切り離して選択する必要があります。
まずは1次試験に通用するレベルに自分の知識を押し上げるために自分にあった学習方法と学習プランを決めることが肝要です。そして、やり方を変える決断は迷わずに早ければ早いほうがよいと思います。私は独学+学校模試というスタイルが自分の生活スタイルにとても合致していたため、学習方法を通学などに変えようという迷いすら、一度もなかったです。
もし、資格学校に通学をしていたら1発合格をしていたのでは?ということも思わなくもないですが、登録養成課程での費用などを考えたら、トータルで1次試験は独学を貫いて良かったと思っています。
最後までご覧くださりありがとうございました。
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