見出し画像

2・元日 山内アナの16分 何故、彼女は姿を消したのか?

実際の放送より引用

元日の16:06から始まったNHKアナウンサー山内泉さんの緊急地震速報は、SNS上では「津波警報が出た瞬間に声のトーンが変わる。プロ意識を見た」「以前、金沢局にいて石川県のことはよくわかっているのだろう。切実な思いが伝わった」「この報道を今後、忘れることはない。感動、感謝」「やはり災害の時はNHKだ。受信料、払おうかな」という反響。

受信料を払ってもいいとまで言わせた山内さんだったが出番はわずか16分間。
思いのほか、視聴者からのリアクションは良い・・・というより上出来だった。
しかし16:22「大津波警報が出ました。今すぐ逃げること!!」という最後の言葉を残し、画面はこのままノンモン(無音)のまま26秒間続き、他の女子アナ(誰かは不明)と変わってしまう山内さんは自ら交代を申し出たのだろうか?
それとも交代を命ぜられたのか?
その理由は?
16:06から振り返ってみると・・

山内アナ登場から交代まで。上層部の思惑とは?

16:06
まず顔出しで速報を読み上げ
A 16:09
顔出しで緊急地震速報を伝える
「心配ありません。お正月で家族で集まっていることと思いますが、慌てると怪我しやすくなります」と、クールに読み上げる
B 16:10
影アナで「新たに緊急地震速報が出ました!地域が拡大しています!」
C 16:11
さらに山内さんのテンションアップ、そして輪島市のお天気カメラの中継画面で土ぼこりが上がった
山内さん「土ぼこりが上がっています!」と報じ、状況を認識しているが、実はこれが家屋倒壊の影響によるものだとは触れず、その後もスタッフがこの現場に向かったと思われる映像はなかった

実際の放送より引用

D 16:12 「東京・渋谷のNHKでも揺れを感じました」と伝える
E 16:13 「津波警報が出ました!すぐ逃げてください!!」(かなり大声)
 16:14 (声が涸れてくる)
F 16:17 「東日本大震災を思い出してください!!」
G 16:18 「テレビを見ていないで逃げてください!」
 16:19 3度目の緊急地震速報
 16:21 「周りの人に伝えながら・・・」と危機呼びかけ
H 16:22 「大津波警報が出ました!今すぐ逃げること!!」

実際の放送より引用

ノンモン(無音)26秒
16:23 他の女子アナウンサーに交代・・・

山内アナ 交代の理由はこれだ!?

この中で交代を告げられるとしたら、懸念されるコメントがある。
16:17「東日本大震災を思い出してください!」
これはPTSDも含めてかなり強烈な表現である。
16:18「テレビを見ないで逃げてください!」あまりに的を得ているが、
テレビを見ないでって、よくよく考えるとアナウンサーが発する言葉としてはツライ部分もある
そして時間と共にテンションが上がり声も涸れるにつれて説得力がupして、
異様なまでの迫力が出てくる。そんな姿を間近にした報道上層部の一人は「この鬼気迫るアナウンサー魂は、金沢支局時代の上司、船岡アナウンサーに伝授されたものではないか・・・となるとあの忌まわしい事件を視聴者の皆さんが想い起こし、受信料不払い運動につながってしまうのでは?」と忖度した可能性もある。
このまま山内さんを使い続ければ自分の立場が脅かされる。

つまりNHK報道局では、山内さんを避ける傾向があるのではないか?と思ったが、それは杞憂に終わった。1月5日22:00「NHKスペシャル能登半島地震」のメインキャスターとして起用され、自ら4年勤めた金沢支局時代のことから、能登半島への取材を重ね人々との交流もあった点を冒頭で披露。内容的には困難を伴うスペシャル番組を見事にさばいた

すでにサッカー日本代表の森保監督も、山内さんの圧倒的なエネルギーのもとに勝利インタビューがフッとばされた。こうした激動の中でまた一人の男がTV界から消えてしまうかも、という不安を掻き立てる番組がNHKの裏で放送されていた。
それは!?

ここから先は

2,009字 / 1画像

¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?