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フィルムカメラ片手に日帰り岡山旅①

4月のある平日。
その日は仕事がやすみだったので1日のんびりしようかと思って遅く起きたのですが、なんだか天気がとっても良い。

桜も散ってしまったし、近場の川沿いの散歩にも飽きてきたところ。

行ったことのないところへ出かけてみようと思い、適当にカメラを1台と、冷蔵庫の卵ポケットに入れっぱなしになっていたフィルムを鞄に突っ込んで、車に乗ります。

出発は午前11時半。相棒はNikon FE2。
朝というにはいささか遅いので、あまり遠くへは行けないなぁなどと車を西へ走らせます。


2時間ほどで着いたのは、岡山県瀬戸内市。

こういう用水路、たまらん
(けど岡山では大雨の時にここに落ちる車が絶えないのだとか)

ここには、以前から訪ねてみたかった、竹久夢二の生家があります。
築約250年だというので、驚きです。

竹久夢二は、大正時代に活躍した画家。
独特のタッチで描かれる美人画や、椿をモチーフにした文様が有名です。

数多くの美人画を残しており、その抒情的な作品は「夢二式美人」と呼ばれた。大正ロマンを代表する画家で、「大正の浮世絵師」などと呼ばれたこともある。また、児童雑誌や詩文の挿絵も描いた。文筆の分野でも、詩、歌謡、童話など創作しており、中でも、詩『宵待草』には曲が付けられて大衆歌として受け、全国的な愛唱曲となった。また、多くの書籍の装幀、広告宣伝物、日用雑貨のほか、浴衣などのデザインも手がけており、日本の近代グラフィック・デザインの草分けのひとりともいえる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E4%B9%85%E5%A4%A2%E4%BA%8C

着物好きな友人が竹久夢二を敬愛していたこともあり、一度訪ねてみたかった生家。
当時の趣きはそのままに、ささやかながら作品の展示も行われています。

平日ということもあり来訪者の姿はまばら。床板がきしむ音を楽しみながら、のんびりと過ごすことができました。

隣の建物にはギャラリーショップとカフェも併設。
夢二グッズを購入したり、コーヒー片手にひとやすみすることもできます。

庭には鯉のぼりも。うららかな春の午後。

つづく。

Nikon FE2 + Ai Nikkor 50mm F1.2 + Kodak Ultramax 400.


<つづきはこちら>


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