見出し画像

【インバウンド対策】注目のお隣の国「韓国」

観光立国を目指す日本。その中で訪日消費額、上位に位置をする国が「韓国」です。K-POPで知られる国で日本との距離も非常に近い国の一つです。GDPも日本を抜く予測で、発展が見込まれます。
そんな韓国を元アリババ社員が独自の目線で徹底解剖。

訪日旅行消費額3位

訪日外国人の旅行消費額におけるランキングは世界3位と中国、台湾につぎ、上位に位置しています。
たくさんの韓国人が日本に旅行をしにきている点からも、インバウンド対策で対象にせざるを得ない国です。

いつもの観光庁データを参照

基礎情報

人口は5000万人でちょうど日本の半分ぐらいです。経済も豊かで、GDPも日本に迫りつつあります。
ハングルを公用語としていますが、英語能力も国民全体として高く、英語でコミュニケーションが取れる方が多い印象です。
日本からも非常に近く、飛行機で2〜3時間前後となっています。

1人当たりの名目GDP

リピーターが70%超

台湾と同様、リピーターが大半を占めています。(前回記事は下記参照)
つまり、新規顧客の獲得より、リピーターの囲い込みが重要となります。韓国人がよく使う情報媒体でグループやコミュニティを作ることが重要な施策となります。

訪日韓国人の訪日回数

個別手配が圧倒的

観光目的の旅行に関してはほぼ90%個別で手配しています。
今まで紹介してきた国よりも圧倒的に個別手配で旅行を手配することが考えられます。団体ツアーに参加する人はわずか13%でほとんどが高齢者の旅行と想定されます。
コロナ禍を経て、更にこの傾向は進んでいると考えられます。

訪日韓国人の旅行形態

Web予約が90%超

予約方法はOTAや比較サイト経由などを選択することがほとんど。
Web上でのアプローチが必須となります。

訪日韓国人の予約方法

情報媒体

韓国といえば「ネイバー」が有名です。
やはり圧倒的なシェアをもっています。
YouTubeやInstagramでの情報収集もされているといったことから、これらの媒体での発信も効果的と考えられます。
韓国独自の発信媒体が上位にランクインしているところが特徴と言えます。

外国旅行の情報収集をする際に使うオンライン媒体

旅行目的を考察

特徴は「日本食」に興味を持っていることです。
台湾や中国と比較して大きく違う点は「ショッピング」です。
意外と韓国人は旅行目的としてのショッピングはそこまで高くないという結果になっています。
越境ECなどの影響あると考えられます。

訪日韓国人の訪日旅行に関する期待内容

最も役立った情報源は個人のブログ

台湾と同様、個人のブログが上位です。
SNSも上昇傾向にありますが、個人のブログが圧倒的なシェアとっています。ブログやSNSでのプロモーションが効果的だと考えられます。
また、YouTubeに代表される動画サイトが上昇傾向なのも注目すべきポイントです。

韓国人が訪日旅行前に役立った旅行情報源

最も役立った情報は交通手段

どこの国もそうですが、意外と知られていない「交通手段」が上位にランクインしています。
場所から場所までのUXが非常に悪いと言われている日本ですが、発信をしているところも少ないのが現状。
この現状の課題に対して情報提供していくことで、より韓国の人の安心してきていただけることができるのではないかと思います。

韓国人が訪日旅行中に役立った旅行情報

大阪・福岡がトップ1・2

中国同様、大阪がトップですが、2位は福岡となっています。
距離がかなり近く、高速船や飛行機など様々なアクセス方法があることがあげられます。
他の九州エリアが上がっていない点から、課題が見えます。

訪日韓国人の都道府県別訪問地

まとめ

距離的にも最も近い国の一つで、経済的にも日本に匹敵することから、インバウンド対策としては重要な国の一つと考えられます。
韓国向けのプロモーションや広告に関しても弊社は対応可能ですので、お問合せください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?