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健康経営を目指す企業への軽労化トレーナーの派遣

人手不足が深刻になっています。特に肉体労働を伴う現場での若い世代の採用が難しく、労働者の高齢化が深刻化しています。高年齢労働者の離職は体力に不安を感じた時です。

熟練した技術を持っている高年齢労働者にはできるだけ長く働いてもらいたいと思う経営者も多く、労働者もまた体力の続く限り働きたいと考えているようです。

人の体力は加齢によって低下します。体力は気力なども含む指標であり、仕事に対するモチベーションやエンゲージメントも低下していくものです。特に現場作業で働く高齢者は腰痛や転倒などの疾病リスクも高く、はからずも怪我をしてしまい、それがきっかけとなって離職するケースも多発しています。

腰痛は人類の8割が生涯に一度は経験する疾病であり、体力の低下した高齢者ほど罹患率が高くなります。一度、腰痛を発症すると治療に時間がかかるだけでなく、完治しても再び腰痛を発症するのではないかという不安を感じながら仕事をしなければならず、やはり仕事のパフォーマンスは低下してしまいます。

「軽労化ナビ」では、企業を訪問し、現場の仕事の腰痛リスクをウエアラブルデバイスを用いて計測します。また、その仕事をしている作業者がその負荷に耐えられるかどうかを体幹力チェックによって評価します。

体幹力チェックの際には、作業者にアンケートを記載していただき、その際に普段の仕事についてヒアリングします。どの程度の負荷(重さ)のものを持っているのか、腰痛かどうか、腰痛に対する不安があるかどうかなどを対話の中で聞き出します。また、普段の運動習慣や体力づくりに対する意欲などいついても調査します。

体幹力チェックでは、わたしたちのチームである軽労化トレーナーやトレーニングの研究者、作業療法士などのの知見によって、体幹力指数とその作業者の体幹力年齢を示します。

体幹力は筋力、柔軟性、平衡力など7つの項目で評価され、作業者の弱点をトレーニングする体操やストレッチ、筋トレなどをのメニューを提案します。

軽労化トレーナーは作業者ごとの健康相談や体力づくりの相談を受けるほか、日常の作業での心身の不安、ストレスなどもヒアリングしますので、パフォーマンスの低下の兆候も察知することができます。

つまり、プレゼンティーズムを評価することができるため、健康コストを削減することに役立ちます。