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スマートラウンドの開発プロセス紹介

こんにちは、エンジニアの渡邊です。今回はスマートラウンドの開発プロセスについて紹介します。

ざっくりで言うと、1週間スプリントのスクラム風な開発プロセスです。(イベント色々足りてないので厳密にはスクラムではないです)
特に珍しいことをしてるわけではないですが、同じような規模の開発組織の方になんらかの参考になれば良いなということで、要件管理の仕方や開発スケジュールなどを紹介できればと思います。

開発組織の規模としては、エンジニア3名、デザイナー1名の4名体制です。
時期によっては、業務委託の方に一時的に開発に参加していただくこともあります。

要件管理

要件の管理は、基本的にはGitHub Issueをプロダクトバックログとして利用しています。実際には、ZenHubというツールを使うことで、カンバンUIで要件の優先度や実装ステータスを管理しています。

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小規模な機能追加やUX改善など、要件がはっきりしているものに関してはこの仕組みだけで問題なかったのですが、大規模な機能追加の場合は、要件詳細が多すぎてIssueに書くのはつらかったり、関連するIssueが多すぎて、要件がどこまで完成しているのかの把握が難しくなっていました。

これらの問題の対策として、要求定義Epicという概念を導入しています。

要求定義は、サービスとして大規模な方針転換を行う場合や、大規模な機能追加を行う場合に、その詳細をドキュメント(esa)にまとめたものです。
その機能の背景やゴールを詳細に定義し、Issue化前にチームメンバーに共有することで、疑問点の解消や詳細の把握を行っています。
要求定義は、基本的には弊社代表の砂川が記載しています。

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Epicは、ZenHubにある機能で、関連するIssueをまとめることができます。
(Epicは文脈によって色々意味あると思いますが、ここではIssueをまとめる、という意味だけで使っています。)

要求定義が存在するような大きめの要件に関しては、Epicを切って担当者を割り当て、リリースまでの進捗は担当者が管理しています。

1週間のスケジュール

開発関係の定例イベントは、火曜と水曜に1~2時間あるだけです。月木金は定例以外のスケジュールが入らない限りは、人にもよりますが、基本的にはずっと開発(仕様検討・設計・調査・実装・テスト)しています。
定例以外のスケジュールとしては、ユーザーインタビューが入ることが多いです。

開発方針会議(火曜・1時間)
名前の通りですが、サービスの大きな方向性やマイルストーンを話し合ったり、それらの施策の進捗状況を確認したりする会議です。

大きな話の要求定義の説明だったり、ユーザーインタビューから得られた洞察などを議論しています。予め内容をある程度理解しておきたいので、事前に話す内容をGoogle Docsにまとめてから、会議に入るようになっています。

参加者は開発陣だけでなく、代表やCOOを含むほぼ全員が参加しています。

開発振り返り/プランニング(火曜・30分)
開発方針会議からぶっ続けでやることが多いのが、開発陣の振り返りとプランニングです。

振り返りといってもKPTなどのフレームワークは使っておらず、この1週間で見つけた改善点などをざっくばらんに共有しています。

プランニングは、ZenHubのバックログから優先度や工数を考慮して、今週やるタスクをTODOステータス(という名のZenHubのボード)に移動していきます。やりたいIssueがある場合は個々人がIssueを指定することもありますが、基本はEMの小山がIssueを選定して、それを開発陣で確認していく流れで進めています。

こちらは参加者は開発陣の4人のみです。

全体定例(水曜・1時間30分)
この会議は、会社全体の定例で、各々のタスクの進捗や課題を確認するものです。

スプリントレビューのような性質を持っており、開発陣は、今回のスプリントで開発した内容を、ステージング環境でのデモで披露し、改善点や問題の洗い出しを行います。

問題が大きい場合などは、この後に続くリリースをずらすなどの対応を行うことになります。

リリース(水曜・全体定例後)
デモを行った結果、特に問題なさそうなら、その日の夕方ぐらいにリリースしています。

リリースの手順としては、リリース用ブランチ(master)に修正をマージした後に、AWS CodePipelineをWebコンソールからポチポチボタンを押して実施しています(Approveするだけ)。

おわり

簡単ですが、スマートラウンドでの開発プロセスを説明しました。一つ一つの要素(イベントやバックログ管理方式など)は、なるべく軽めにすることを意識しています。

ざっくりとした話ではありましたが、何かが読んでくださった方の参考になれば幸いです。


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