「自分が楽しい」の中にある課題解決🫶|SmartHRコムデの #いまなにやってるの? vol.1
みなさんこんにちは! SmartHRコミュニケーションデザイングループ(以下コムデ)のsekigです。
この記事は、短期集中連載として数回にわたり、私たちコムデについてご紹介していく企画の1回目です。
ただいまコムデは絶賛採用活動実施中! そこで、我々の仕事の様子や仕事観、メンバーの携わっている業務などについてお伝えしたいと思います! まず、ゲストメンバーに事前アンケートとして簡単なインタビューを実施。その後、Slackのチャットベースでアフタートークを行い、そのまま掲載しています。
今回のゲストは、アートディレクター・デザイナーとしてカスタマーサクセス領域やウェブサイト構築など多方面に関わっているmiyamotoさんです。
それではどうぞ!
📝 インタビュー
こんにちは! 自己紹介をおねがいします
みやもとです!デザイン系の学校を卒業してから、ウェブサイトの受託制作を2社、BtoB機器メーカーのインハウスデザイナーを経て、2020年2月にSmartHRへジョインしました。
ねこ2匹と暮らしてます。もともと沖縄の保護猫で、飛行機にのってやってきたんですよ。ねこって飛行機乗れるらしいです。
最近ハマっていることはありますか?
趣味無いんすよ〜。さがしています! 無趣味で、強いて言うならねこ関連が趣味ですね。ひっそりねこnoteも書いてます。 良い趣味があったら教えてほしいです!
普段はどんなお仕事をされてるんですか?
最近は、ほぼ手を動かさなくなってます。
シュッと自分でやれるものは、作ったり、コード直したりすることもあるけど、基本はデザイナー・エンジニアと組んでディレクションを担当することが多いですね。
入社時は6人目のデザイナーだったので、ただざっくり「ウェブ周りの担当」という感じからのスタートでした。1年後くらいから「カスタマーサクセス(ご契約後のユーザーさんに関する領域)」を軸に担当するように詳細化していきました。PARKというユーザーコミュニティの施策や、プロダクトの機能活用サポートコンテンツ周辺の施策がメインですね。
最近やっている業務の中で印象に残っているエピソードはありますか?
PARK fes. 2023 のビジュアルが最高だったんですよ。
自分はディレクションやサポートをしていたんですが、担当してくれたメンバーのアウトプットが良かったんです。メインビジュアルとしてはもちろん、ノベルティやケータリングの飾りなどの展開も良く、イベント体験に華を添えています。
また、製品の機能UIを再現した「トレーニング」というコンテンツでは、実装のあらゆる面でご一緒してくれたFLATさんがまじで頼もしくて。AD・デザイナーとして活躍してくださったhmdさんとの連携もふくめて、みなさんのおかげ、という案件でした。
実現にハードルの高さを感じたPJだったんですが、パートナーの力で実現できました。内製だとやれたかどうか…。
入社初期に印象深かったことを教えてください
初めてのスタートアップということもあって、「知らない言葉が多い」のがはじめの印象でしたね。部署名もわからん、用語もわからん、ARR、CMRRとかなに?という(笑)。
コムデのみんながバラバラの別施策にコミットして、突き進んでるな、というのも印象深かったかもしれないです。当時は、デザイナーごとに分担がはっきりしていたんです。上下関係で仕事をするというよりは、純粋に分担する領域が違うだけというフラットな連携で。それが、これまでのキャリアと異なる推進のしかたでした。みんな個でぐいぐい推進していましたし、今もそういう面があると思います。
最近のSmartHR、どうです?
ひとことで言うと、カオスですね。いやぁ〜どの単位でみてもカオスです。いい面もあれば、「これはチャレンジだな〜」という面も両面です。スタートアップらしいというか、常に課題が更新されてる印象ですね。
コムデってどんなチームだと思いますか?
SmartHRというプロダクトだったり、つくることだったり、世に出るものだったり、ひとの気持ちを動かすことだったり…、がそれぞれ好きで、そのために「やったほうがいいこと」をしっかりやりたい人たちが集まっているチームだと思います。
現職に限らず、お仕事の中で大切にしていることを教えてください
「自分がたのしいと思えること」を一番大事にしてきました。難しくても、ハードル高くても、それはそれで楽しい。それは今も変わりません。
一番好きな Slack emojiを教えてください!
最近はこれがすき :heart_hands: 🫶
ハッピーな気持ちになれるし、なんか画面の向こうでだれかがポーズしてくれてそうじゃないすか?
💬 アフタートーク
sekig) どもども。インタビューありがとうございました。第一回目ということで事前アンケート、書きづらかったかもですが…。読ませていただいたんですけど、面白かったです!
miyamoto)あざます〜自分ではわかんないですよね〜
sekig)それはそう。アンケートはメールインタビューみたいな位置づけなので、あらためて答えてもらったことをベースにすこしチャットさせてもらえればと!
miyamoto)よろしくお願いします!
キャリアについて
sekig)ウェブ制作が主体だったのかな?とも思いつつ、メーカー勤務とかいろんな環境を経験されていますよね。
miyamoto)そうですね。ウェブサイト制作はコーダー兼デザイナーのロールからはじめて、その後デザイナーとして活動してました。そのあとは、ディレクションみたいなこともテクニカルディレクションみたいなこともしてましたよ。
sekig)メーカーさん時代はどんな感じだったんです?
miyamoto)機器メーカー勤務時代は、印刷ものとかもはじめて取り組んで、いろいろなものをやらせてもらったかも。交通広告とか、バスのラッピングとかもあった!
sekig)なるほど。いろいろやってきてますね…なるほどな〜
miyamotoさんのお仕事は視野の広さを感じることが多いんですが、そういったキャリアも活かされてるのかもしれないですねえ。
ねことの暮らし
sekig)miyamotoさんといえばねこ、という印象、メンバーにはありそう。ちょっと聞いてもいいですか?
miyamoto)そうすね。ねこ2匹と暮らしてます。沖縄の保護猫で、飛行機にのってやってきたんですよ。
sekig)おお…そうだったんだ。もうみんなの人気者になってますよね。リモート会議とかで画面を横切るときニマニマしちゃう。打ち合わせ中、たまに吸ってますよね
miyamoto)ばれてます?笑 会議中邪魔されると困る〜〜、とかいいつつうれしい笑
デザインのジャンルではなくて、業務領域へコミットしている
miyamoto)入社時は6人目だったので、ただ「ウェブ周りの担当」というざっくりした感じだったけど、1年後くらいから「カスタマーサクセス(編注:ご契約後のユーザーさんに関する施策。以下CS)」を軸に担当するように詳細化したんです。
sekig)それはどんな経緯で?
miyamoto)はじめ、一人目デザイナーのbebeさんから「CSもっとやっていきたい。いっしょに話を聞きにいきませんか〜」と。おもしろそうだなーと。サビサ(サービスサイト)などもすごく大事なんですけど、当時の自分には何をやっているか実感をもちにくい印象があったんです。
sekig)うんうん。
miyamoto)実際にお客様と接している同僚と仕事をする。その人達の課題を解決すれば、そのまま役に立つやん!と。物理アイテムに感じるような、ダイレクトなよさを感じてました。
sekig)もうちょっと聞いてもいいです? たとえばこういうところ、とか。
miyamoto)一個一個の施策で数値が精緻にでるわけではないけど、CSのみなさん、マメにアンケートなどしているんですね。ユーザーさんの意見が伝わる環境というか。だから自分のなかで、次のアクションに繋げやすかった。
sekig)あーそれは確かにいい。数値であれ定性的なものであれ、反応があってよりよく工夫するって楽しいですよね。
miyamoto)なにかやると、ユーザーさんからの声を間接的にいただける。お客さんにちかいものを出しているというか。役に立っている感!
出しっぱなしで終わり、ではなくて、継続的な改善をしたい、ができる感じ。
入社したときは別に、お客さんに近いことをしたい、とは思ってなくて、そもそもその部分の解像度が高くなかった。で、やってみて、こういうことができるんだ!という感覚があったんです。実際、ふわっとした課題をやってますし。そういう意味では、取り組んでる対象としては、デザインのジャンルではなくて業務領域へコミットしている意識です。ウェブのひと、という感じではない。
sekig)あー、めっちゃわかる。実際miyamotoさん、キャリア的にウェブサイト制作面で頼られることも多いけど、「やること」をウェブに置いている印象もないですね。実際いろいろやってるし…。
miyamoto)ですねー。ユーザーコミュニティ施策(PARK)が最近では大きめの粒度だったかな。ウェブサイトとか、イベント施策全般のクリエイティブに関わってましたし。あとはプロダクトに寄った施策にも入ってます。
sekig)具体的には?(いや知ってるんだが)
miyamoto)ユーザーさんのオンラインコミュニティPARKの立ち上げ、改善。ユーザーさんが安心して、同業者同士で話をできる場所、参加しやすい場所、をつくる。アートディレクションとかもろもろです。
miyamoto)あとは、機能活用サポートのコンテンツですね。ヘルプセンターやスクールの改善はずっと関わってます。それだけでは提供しきれない情報があるので、特設ページの作成やアイテム(機能ガイドなど)を、CSやUXライティングチームのメンバーと一緒に。
miyamoto)その他のものでいうと、ユーザーさんの社内で使っていただける、ユーザーさん企業内の従業員向け掲示物。SmartHR導入のためのマニュアル資料。導入手引き的なもの。あと商談予約フォーム(ページ)とか…いろいろです。
sekig)あらためて聞くとオールジャンルにみえるけど、あくまで「領域」へのコミットって聞くとすごく一貫してますね。知見もすごく溜まってて、みんなが相談してたりする様子も見かける。
しっかり頼ることのよさに気づいてきた
sekig)あと、PARK fes. 2023まわりでいろいろありそうだったのでそこも聞いてみたいです。施策のなかでどんなところが印象深かったです?
miyamoto)そうですね。アンケートでも書いたんですけど、とにかく担当してくれたメンバーのアウトプットが良かったんです。
sekig)ふむふむ
miyamoto)どういうものを作るべきか、丁寧にこういうものがいいな、と伝えたり、ワークショップをしたりしたんですね。そしたらそれが最高にふくらんで出てきた。メンバーがたくさん提案してくれたのが嬉しかったです。
sekig)勝手ながら恐縮ですけど、「うお〜アートディレクションしてるな〜」と思って横目で見てました!!!
miyamoto)別の施策で、製品の機能UIを再現した「トレーニング」というコンテンツがあるんですけど、実際にプロダクト内のUI挙動を再現して理解しやすいものをつくりました。それにプロダクトサイドのみんなも驚いてくれたり。実際に動くものをみて、当初の用途を超えてマーケティングのメンバーが展示会でハンズオン的な利用もしてくれたり。
miyamoto)全体的に、関わってくれるみなさんがまじ頼れる。その体制つくれてよかったな〜と。
sekig)なるほど。内製メンバーだけでは行けないところに行けた、みたいな感じかな
miyamoto)そうですね。自分はインハウスデザイナーとしてできる配慮をしっかりしたいので、はじめに細かなインプットをしました。それに、みんなが結果で応えてくれた。自分自身でやるのも楽しいですけど、内部・外部のいろんな方にしっかり頼ることのよさに気づいてきた感じ。
sekig)めっちゃいい話やん…いやまじで…
突っ走るカオスと戦略を求められるカオス
sekig)miyamotoさんのお仕事の様子はいろいろ聞けたかな〜と思うんですが、ここ最近のSmartHRについての回答は「カオス」。笑いました。
miyamoto)実際いい面もあるんですけどね。なんでもできるし。カオスの意味としては、やっぱり会社も以前よりはフェーズが変わって事情が絡みあっているじゃないですか。
sekig)うんうん。それは僕も感じてますよ。
miyamoto)チーム内の編成もちょっちゅう変わる。ユニットミッションからどんどん変わる。マネジメントの座組みも変わる。社内の連携というか、体制も状況に合わせてダイナミックに変わってきてますし。やったほうがいいこと、施策の規模も増えている。
以前と比べてですけど、さらに俯瞰した視点からもいろんなことが見えてきている。そこから切り込んでいく段階だけど、いきなり手出しするのがむずかしいこともあって、「どうやれば…?」と。
sekig)それでいうと、入社時もそれはそれで相当カオスだった気もする。笑
miyamoto)入社時のカオスもあったし、現段階のカオスもある、みたいな感じですね。入社した2020年頃は、みんなでそれぞれ突っ走っているカオス。フットワークは軽い。今は、突っ走るだけでなく、戦略も求められてますしレベル上がってる〜って思いますね!
sekig)あ〜なるほど。それはめっちゃわかる。どんどん状況が変わって、自分もレベルアップしていかなきゃ!って感じ
miyamoto)そうすね〜。課題への取りかかり方に試行錯誤してる感じです。
「やりたい」のなにをどこまで実行するか
sekig)我々コムデについて “「やったほうがいいこと」をしっかりやりたい人たち” というのはすごくしっくりきました。もうちょっと聞いてもいいです?
miyamoto)いろいろなことをやりたいけど、リソースも限りがあったり、ハードルが高すぎたりしますよね。そういうときに、「やりたい」のなにをどこまで実行するか…をいつも悩んでる人たちというか。
「やったほうがいいこと」は、SmartHRにとってよいと思えることとか、単純にアウトプット品質がよくなること。なにか取りかかったほうがよいのでは〜?が自然に見えるし、見つけられるチームだと思います。
「しっかりやる」というのは、ただタスクをこなすだけでなく、モノを出すだけでなく、なんのために・効果がある、あとで困らない、みえていないことを補強する…などを、どうやろうかな〜と常に考えている、というような意味です。
sekig)うんうん。取り組む内容とか対象、領域にこだわらずに、どうやったら「SmartHR」の状況を良くできるのか常に頭をひねっている、という感じですかね!
「自分が楽しい」の中身
sekig)あと、「お仕事で大切にしていること」! これはめちゃくちゃ素敵だと思いました。自分がたのしいと思えるかってすごく重要ですよね。
miyamoto)もちろんただ好きなことかどうかっていう意味だけじゃなくて、一生懸命やること。がんばると、終わったとき楽しいで終われる。すごい大事だと思うんですよ。
sekig)それってどんなときなのかな
miyamoto)たとえば受託制作のときだったら、提案をしたときのクライアントの反応は糧だったし、自分の幅が広がったなとか、必要とされているものをつくれているかとか。周囲の、同じ課題に対する向き合い方がそろっているかとか。
ターゲットの感情面によい影響がでたか、を今は一番大事にしているかも。(あんまりちゃんと考えたことなかったな)
sekig)「自分が楽しい」の中に、そういう部分が含まれてるんですね。
miyamoto)そうですね。見てくれた人、というより今だとユーザーさんですけど、そういった届ける相手がワクワクするとか、便利じゃん!って思ってくれるとか。あとはさっきも書いたメンバーとの連携とかもそうですね。いろんなPJで試行錯誤してますね〜
sekig)ブランマ(ブランドマーケティングユニット)との連携でやった企画では、僕も参加させてもらったけど、外部ADの方と一緒に作ったVIやウェブサイト、あとムービー施策がありつつも、その後の展開なんかについてもご一緒したよね。あの頃も活躍していたけど、いまは完全におひとりで新規PJのアートディレクションをしていてその速度がすごいなと。
miyamoto)はじめは、サービスサイトとか営業資料の制作からでしたけど、CS領域に深く入るようになって、じゃあセミナーもこうしたら良くできそうだなとか。見た目だけじゃなくてもっと伝わるには〜と考えていたら、CSの担当メンバーの定例に顔出し始めたり、そうすると解決したいことがもっとわかってくるというか。
特に「依頼」があるわけじゃなくても、自分+デザイナ1くらいでできることからはじめて、現場でフワフワした困りを吸い上げるような小さいことから、だんだん大きな範囲へ変わってきた感じです。それがアートディレクションへ移ってきたような流れですね。そういういろいろが、PARKではある程度まとまってやれたなと感じます。
sekig)なるほどな…。いや〜、いろいろ聞けてよかったです!
仕事のやりかたや向き合いかたはひとそれぞれだけど、miyamotoさんはひとつのロールモデルでもあるな〜と思ったりするよ。勝手ながら。プロダクトそのものがあって、それをどう、よりよく使ってもらえるかについて地道に考えていったら、自然と役割とかやれることも広がって。あと、「楽しむ」が軸にあるのが最高だね。
miyamoto)「ADってなんやね〜ん!」って思ったりはしますけどね。笑。
sekig)いやほんと、ありがとうございました!
いかがでしたでしょうか
今回は、コミュニケーションデザイングループのサービスデザインユニット、miyamotoさんにお話を伺いました!
ウェブデザイナーからはじまり、プロダクトをサービスとして捉えたとき何ができるのか、とても柔軟かつアグレッシブに取り組んできたメンバーなんだな〜とあらためて感じました。
この記事は、短期集中連載として数回にわたり私たちコムデについてご紹介していく企画です! 次回をお楽しみに〜!
メンバーを募集しています!
SmartHRコミュニケーションデザイングループでは、miyamotoさんの所属するサービスデザインユニットをはじめ、様々なポジションのメンバーを募集しています!
ご興味を持ってくださった方は、「コムデのポートフォリオ」や採用ページもぜひご覧くださいね。
それではまた!
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