新型コロナワクチン職域接種1回目の副反応状況をまとめてみた
お疲れさまです。人事労務研究所の副島(そえじま / @tomosoe)です。
SmartHR社はCoral CapitalとCAPSグループによるコロナワクチンの合同職域接種の機会を頂戴いたしました。1回目のスケジュール(2021年6月23日〜7月14日)が終了し、1回目接種の副反応状況がまとまりましたので共有いたします。
アンケートにご協力いただいた皆さま、ありがとうございました!
※ モデルナ社製ワクチンの1回目の副反応です。
※ SmartHRの従業員サーベイによるアンケートに回答してくれた261人の状況です。職域接種を受けた全ての人の結果ではありません。
回答者の性別年齢構成
性別、年齢による副反応情報を見聞きするため、集計してみました。
発熱状況
・上記、性別年齢構成の人数に対する割合です。
・男女比率は発熱があった人の中の比率です。
特別休暇取得状況
・上記、性別年齢構成の人数に対する割合です。
・男女比率は特別休暇を取得した人の中の比率です。
その他、腕の痛み、腫れ、頭痛、倦怠感などはこのような状況でした。
当日(ワクチン接種後)の症状
翌日の症状
2日後の症状
3日後の症状
1週間後の症状
解熱剤・鎮痛剤の利用
男女差・年齢差ではなく、個人差
「年齢が若い女性」に副反応が出やすいという事前情報を得ていましたが、男女差や年齢差はあまり出ていないのでは?という結果でした。
また、何らかの副反応が出ている方(患部の腫れ(小)、腕の痛み(小)は除く)は接種日当日で60.2%、翌日は82.8%、2日後は57.1%と、事前情報の印象よりも高く出ている結果でした。
高い副反応率ではありますが、接種翌日から3日後には副反応が治まっている方が多いのが特徴です。
やっててよかった特別休暇制度
SmartHRでは副反応による体調不良は特別休暇を取得できる制度を実施しており、「この休暇があったので安心して接種することができた」との声が多くありました。
制度構築した私自身も接種スケジュールが後半でしたので、前半で接種された方の高確率な副反応情報を見聞きし、「休暇制度がなかったら躊躇してしまったかも」と思った次第です。
Slackの副反応チャンネルに助けられています
1回目の接種が始まる頃に立ち上がったSlackの副反応にまつわるチャンネル。ここに寄せられる皆さんの副反応情報に勇気づけられました。
過度な不安にならずに副反応を受入れられたのは、「これは自分だけじゃないんだ」という安心感をみんなで共有できたからなのではと思います。
これから接種される方へ & 2回目接種に向けて
上記の通り1回目の接種の副反応は個人差が出ており、また、「やっぱり2回目はなかなかシンドイ!」という情報が聞こえてきています。高熱や動けない状態になった時のことを考え、下記を準備しておくことをオススメします!
● 接種から3日後までは調整しづらいスケジュールは入れない
● 周囲に接種スケジュールを伝えておけると尚良し
● 解熱鎮痛薬、ポカリスエットなど水分補給に適したドリンク、手軽に栄養を摂取できるものを用意しておく
おわりに
感染者数も東京では毎日1,000人を超える状況になっており、まだまだ予断を許さない状況です。引き続き、感染予防に努めていきましょう。
この記事を書いている2021年7月26日時点では、新たな職域接種の申請受付が休止となっており、受けたくても受けられない方も多くいらっしゃると思います。本記事は今後再開された時の参考になればと思い、社外にも公開させていただきました。