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専門塾に通いながらの受験戦略(続)。自称専門塾からは立ち去るべき。(高校2生向け)

先日専門塾を活用した受験戦略について、↓の記事を書きました。

筆者の予想外に多くの方に読んでいただいたようです。ありがとうございます。
なので、続編を書いてみます。

私は、いわゆる総合塾に勤務していますが、専門塾の良さも実感しています。身近に英語のハイスキルの先生がおられることもあり、専門塾に通い続けるメリットは大いにあると思います。

ただ、この業界あるあるなのですが、自称専門塾ともいうべき内容が伴わない塾も存在しています。あってはならないことなのですが、なかなか淘汰されません。当然ですが、このような塾からはさっさと出ていくべきですし、これから選んでもいけません。それをきちんと見極めたいですね。

そうは言っても、その判別は難しい部分があります。高校生の判断では難しく、直接サービスを受けない保護者がチェックするのも簡単ではないからです。

そこで、判断基準の一つとなるモノサシがありますのでご紹介します。それは、大学入試対策になると、標準向けの授業がどうなるかをチェックすることです。

専門塾としてサービスが機能している塾の先生は、教えている生徒が順調に力をつけていると感じられる場合、志望校にきちんと通してあげたいと思うものです。きちんと成績がとれている場合、その生徒の志望校は必然的に難関大・難関学部になります。

なので順調にきているのであれば、ハイレベル・ハイスコアの戦いに備えたいと思うものです。

なので、専門塾として機能している塾の標準レベル向けサービスは減るか現状維持となり、ハイレベルのサービスを拡充する方向に向かっていきます。

しかし、自称専門塾の場合、逆になります。大学受験向けだからといってやたらと標準レベルや場合によっては基礎講座も開設され、講座数を増やしてきます。その一方で、ハイレベルの講座は増えないか、開設されません。

理由は言わずもがなです。

そのような塾にもそれなりの戦略があるので、その是非は問われるべきではないと思いますが、サービスを受ける側は賢く対応したいものです。

一番のポイントは何と言ってもハイレベルのところに手を出そうとしない点です。

ここに自称専門塾の本音が潜んでいます。

もちろん、受講生が難関大・難関学部を志望していないのであれば、継続受講という選択肢もあるかと思います。

ただ、概ね専門塾に通っている場合は、少しでもステップアップしたいと思う生徒さんや保護者が多いのではと思います。

自称専門塾ではその希望は実現しない可能性があります。

まずは、通っている、検討している専門塾をきちんと精査して受験戦略を考えられてくださいね。




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