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映像授業のメリットを最大化するのは、講座選びに尽きる。その際に気をつけることは?【○○○○こそが映像の最大のメリットを理解している講師を選ぶべき理由】

6月になると、塾・予備校業界の最大のビジネスイベントとなる夏期講習への準備が始まります。

受験生や保護者もそれに連動して検討されておられる方も多いでしょう。

その際に映像授業サービスを検討されておられると思うので、その際に注意すべき点を書いてみたいと思います。

まずは、言うまでもないことですが、タイトルにあるように、効果の最大化は講座選びであることはゆるぎない事実だと思います。

適正な数と適正な水準、そして何より映像授業で大事なことは、映像授業のメリットを熟知している講師の講座を選ぶことです。

というのも、ライブ授業と映像授業は特性が異なるからです。

河合塾福岡校が誇る世界史のカリスマ講師青木裕司先生の授業を書籍化した(文字起こしした)↓にヒントがあります。

超ロングセラーの本なので、格安で中古本が入手できますので、気になる方は読んでみられるといいと思います。

版を経て削除されていなければ、①には、殷、周、秦・・・の覚え方として、「アルプス一万尺」の音律で覚えるとよいと紹介されているページがああるはずです。

実際の教室では、大爆笑の中で、青木先生は授業をされておられるでしょう。
これがライブ授業の醍醐味であり、世界史をエンターテインメントにする青木先生のすばらしさでもあります。

しかし、映像授業では、これはハッキリ言って時間の無駄です。

なぜか。

それは、映像授業というのは、聴衆の歓心を買う必要性がライブ授業に比して少ないからです。

塾・予備校業界では、授業はエンターテインメント的側面で行うことは大切な要素として信じられています。

そのため、合間に雑談を挟んだり、ジョークを言ったりして受講生を飽きさせないスキルは大事だという人は多い。

しかし、映像授業は、究極の一方通行なのです。視聴者のリアクションはわかりません。わからないのであれば、配慮する必要はないのです。

退屈だと思われるリスクは考慮する必要はありますが、伝えたい情報をテンポよく言葉として落とし込むことがとても重要です。

いまは、タイパが重要な時代。映像授業が隆盛を極めている背景にもこのタイパがある。

そのことを理解しているかどうかは、映像授業を使って効率的に学ぶ上でとても大切なことです。

場を和ませるスキルは、ライブ授業時代の遺物。映像授業の時代ではそんな時間は無駄でしかない。

そう思っている講師の方の授業は密度が濃いはずです。

お試し受講は可能なはずですから、その視点を持っておかれるといい講座を選べるのではと思っています。


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