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合格実績は、ここをみて。

国公立大学の前期試験が終わり、そろそろ塾や予備校が合格実績をアピールするころになりました。
合格実績は、塾の成績表のようなところがあり、どの塾や予備校も大切にしています。

これから大学受験を視野に入れた高2生や保護者は、ぜひ塾・予備校選びのモノサシとしてぜひ活用してください。

しかし、自分たちの塾や予備校を良く見せたいあまり、ちょっと「盛った」アピールになることも業界的によくあることでもあります。

あってはならないことですが、塾も生き残りのために必死です。決してなくならないと言っていいでしょう。だからいい塾・予備校を選ぶ眼力を養ってほしいと思います。

一番簡単に見抜くコツは、ホームページに合格体験記が載っているかどうかをチェックすることです。

大手予備校は、必ず載っています。合格体験記を絶対に載せたいから載せています。

なぜ、載せたいかというと、自分たちのやってきたサービスに自信があれば、受験生の目線で評価してもらえるので、その点をちゃんと書いてもらえるからです。

授業&講師の質だったり、チューターさんのサポートであったり、自習室のつかいやすさだったり、必ずこの予備校に通っていてよかった点が書いてあります。
それは、予備校側がアピールしていることが、ちゃんと受験生に届いているということを証明することになるからです。

合格実績の量だけでは伝わらない質について、アピールする材料になっているので、とても意味があるのです。

なので、載せない選択肢は、そもそもありえないのです。

では、合格実績の数は載っていても、合格体験記が載っていない塾があるのは、なぜなのでしょうか。

その理由をよく考えて欲しいと思います。合格体験記を載せられない事情があるからです。理由はさまざまですが、載せてアピールできない事情があると考えるのが一番自然な解釈です。

合格実績は、いろんな盛る方法があります。アンフェアなものから、ミスリードを誘う表現まであり、酷い場合は、消費者庁から注意を受ける場合もあります。
そんなリスクを負ってでも、良く見せたいのが合格実績です。それだけ、塾経営の生命線であると言えるのです。

だからこそ、塾側の欺瞞を見抜く術をぜひ、保護者には持って欲しいと思います。
正しい塾を選べるかどうかは、お子さんの将来の分岐点になることもあるからです。

ちなみに、私が勤務している塾は、合格体験記が載っています。私が授業で大切に言い続けたことが伝わり、理解してもらえたと感じられるときは、本当にうれしいです。私に代わって言ってもらえるのは、本当にありがたいものです。塾を運営する側にとって、こんな絶好の機会を逃すということはありえません。

あって当たり前なので、合格体験記がないことは、とても大きなことなのです。



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